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走ってナンボ

アルファ・ロメオを始めとする「ちょっと旧いイタ車」を一生懸命維持する中での天国と地獄をご紹介します。

オトナの運動会5 ~Revival Motor Sport in Mobara Circuit~

今回イベントにお邪魔するに当たり、クイックトレーディングがリセットしたLANCIA Delta Integrale EvoluzioneⅡに乗っていくことにしました。デモンストレーションを目的にリセットされたDeltaですが、これまではプレスに貸し出されたり、ショールームに展示されたりしていただけで、あまり皆さんに見ていただく機会がありませんでした。そこで、それではもったいない?ので、出来るだけ多くの方に実際に見てもらいたいと考えて、会場で展示スペースを確保していただき、リセットの内容を説明したプレゼンテーションを用意して、自由に見ていただけるようにしました。おかげさまで、お昼休みを利用して多くの皆さんに興味深く見ていただくことができました。

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リセットの出来栄えはやはり百聞は一見にしかずで、これからも機会があれば、こうしたイベントに取材のアシ?として乗っていくことにより、皆さんに実際に見ていただけるようにしたいと考えています。

さて、午後からのスケジュールの始まりは、LOTUS Elanのパレードランからでした。実は今回のイベントではLOTUS Elanの生誕50周年を記念して、LOTUS Elanのオーナーが集結したミーティングが会場内で並行して行われていました。

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今回集まったLOTUS Elanは30台以上で、おそらく日本でこれほど多くのElanが集まるミーティングはないでしょう。しかも集まったElanはSr.1からSr.4までほぼ全てのElanのモデルが揃っていました。
そしてサーキットではその集まったElanだけのパレードランが行われました。

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ピットロードがコースインするElanで渋滞する・・・という光景を始めて見ました(笑)。
そして実際のパレードランでは30台のElanがコースを埋め尽くし、どこを見てもElan...という素晴らしい光景を楽しむことができました。実際にパレードランを行っているElanのオーナーが、この光景を見ることができないのがかえって気の毒に思えるほど壮観でした。

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続いてのレースは「モンツア」クラスと「スパ・フランコルシャン」クラスの混走です。そして昼休み前に特訓?を受けたZAGATORさんにとってはその成果を試す第2ヒートでもあります。

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レースは出走台数が増えたこともあり、かなりの混戦が予想されたのですが、レース開始とともに先頭集団が形成されることにより、暗黙の秩序が生まれ、混乱なく進行して行きました。

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期待のZAGATROさんは最後尾?スタートで、まずは無難にスタートをすることができたようです。

さて、気になる特訓の成果ですが、どうだったでしょうか・・・。午前中の第1ヒートでの走りはまるでスロットレーシングカーのように(笑)、クリッピングポイントを無視した文字通りの「オン・ザ・レール」な走りでした。
ファミリー走行の際に師匠からアドバイスを受けたようなのですが、その師匠の走行ラインは・・・、

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的確にクリッピングポイントをかすめて、第2コーナーを抜けるときにはアクセルを踏んでいけるライン取りであることに対して・・・、

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ZAGATORさんのライン取りは第1コーナーを曲がるのが精一杯で、続く第2コーナーに対する準備が不充分であることが分かります。

それでも、周回を重ねる毎にだんだんとライン取りが鋭くなり、加えて安定してくるようになってきました。

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そしてついには、かなり攻め込んだ走りもできるようになりました。

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最後にはライバル?であったSr.4のSpiderをオーバーテイクしたようです(苦笑)。

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その他のクラスも午後は第2ヒートということもあり、前回のヒートで見つけたライバル?とのバトルが繰り広げられました。それらのシーンをご紹介しましょう。

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今回のイベントは初めてお邪魔したのですが、営利目的でプロによりオーガナイズされたレースとは異なり、運営する側も参加する側も、ヒストリックカーでサーキットを走ることが楽しくてたまらない・・・という気持ちが感じられ、心まで温かくなるイベントでした。
その雰囲気を支えていたのがエントラントのマナーで、スケジュールを守るのはもちろんのことで、コース上での走行マナーも素晴らしいものでした。

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レースでの順位をつけないという主催者の姿勢には賛同できるのですが、今後は個人のスキルアップサポートという意味ではトランスポンダー(無線計測器)を積んでタイム計測を行っても良いかも知れません。事実、一部のエントラントは自前でタイム計測を行っていました。

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また、ヒストリックカーという参加車の性格上、エントラントはどうしても年輩の方が多いのは当然だと思うのですが、見学者も含めて、若い方の参加が少なかったのが少し残念でした。

若者のクルマ離れが進んでいる現在、都市部においては、だんだんとクルマは生活の道具から趣味に変わっていくのかも知れません。一方で、国産ヒストリックカーのオーナーにはそのクルマの現役時代を知らない若いオーナーも多いようです。輸入車のヒストリックカーは敷居が高い・・・という声も聞きますので、「20代以下限定体験同乗走行」なんて企画も面白いかも知れません。

しかし、何よりも「いい歳をした」オトナが真剣に遊んでいる姿を若者に見せることが一番大事なことだと思います。お金さえ出せばなんでも手に入る現在、こうしたアナログな遊びにはお金では得られない楽しみがあることを、オトナがコドモに身をもって示すことがオトナの大切な役割だと思うのです。

昔、あるイベントにお邪魔した際に、運営スタッフの年輩の方が若いスタッフを叱咤しているのを聞いたことがあります。

「こらっ。お前たちっ。仕事じゃないんだからもっと真面目に遊べっ!」

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