走ってナンボ

アルファ・ロメオを始めとする「ちょっと旧いイタ車」を一生懸命維持する中での天国と地獄をご紹介します。

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オトナの運動会4 ~Revival Motor Sport in Mobara Circuit~

続いてコースインしたのは「船橋」クラスで、往年の船橋サーキット(現在は跡地が「ららぽーと」になっています)で活躍したクルマを中心とした走行クラスです。

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出場車両はHONDA S800を中心とした国産車とLOTUS Cortina、日産の初代Silvia、そしてスズキのフロンテ!など多種に亘っています。
そんな出場車の中で異彩を放っていたのがこのHONDA S800をベースにした「コニリオ」でした。

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ベースとなったHONDA S800は発売されるとすぐにサーキットで活躍を始めます。そしてそのボディがLOTUSのように独立したフレームに載っていることに着目した街のチューナー達は単にエンジンをチューンアップするだけで満足せずに、自分達がデザインしたボディを架装するようになります。代表的なものとしては浮谷東次郎がドライブした「カラス」や「マクランサ」、また先日のお台場のイベントのレポートでご紹介した「グリフォン」などがあるのですが、その一台がこの「コニリオ」です。
「コニリオ」は工業デザイナーの濱素紀氏がデザインしたFRPボディを換装したレーシングカーで、RQ(レーシング・クォータリー)によって10台が製作されたと言われています。

当時のデザインや技術は同年代のイタリアのカロッツェリアとは比べるべくもありませんが、その熱意は充分であったことは現代の目でこれらのクルマを見れば良く分かります。
しかし、発展途上にあり未成熟であった日本の自動車文化は、これらのクルマを単なる「改造車」と断じ、また、こうした零細なカロッツェリアの市場参入を禁じるかのような車両保安基準により、日本でカロッツェリアの文化は根付くことはありませんでした。

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適度なロールを伴いながらレースを楽しんでいたのがこのLOTUS Cortinaでした。ご存知のように何の変哲も無いセダンであったFORD CortinaをLOTUSがチューンしたのがこのLOTUS Cortinaで、ちょうどスカイラインのGTRのような存在だったのですが、そのサーキットポテンシャルはツーリングカーとしては抜群で、ALFAROMEOの好敵手としてヨーロッパのサーキットでバトルを繰り広げたクルマです。

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そして驚いたのがこの日産Silviaで、何と!シングルナンバーでした。新車から所有されているのであろうオーナーの手により、サーキットを疾走していたのですが、他人事ながら部品は?と心配になってしまいました。

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小耳に挟んだ情報によると、この日が初お披露目だそうなHONDA S800 Coupeです。オープンモデルが一般的だったS800ですが、当時はオープンモデルに対する拒否反応(使い勝手や世間体)もあり、このCoupeモデルも併売されていました。

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一方で当時のサーキットモデルを彷彿とさせる佇まいだったのがこのS800でした。当時のレーシングパーツを用いて仕上げられた外観は、このクラスの「船橋」という名前の通り、見る側を往年のサーキットに連れ戻してくれました。

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外観を26RにモディファイされたLOTUS Elanです。このモデルも船橋を始めとする当時の国内サーキットで活躍したモデルです。

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別の意味で異彩であったのがこのスズキフロンテでした。その存在もユニークでありながら外観は完全ノーマルで、この状態で残っていることが奇跡のようなクルマです。
サーキット走行はご愛嬌?で、コーナーでは横転しないかと見ている側が冷や冷やするドライビングでした。

今回のイベントで感心したことの一つがタイムスケジュールで、次々と様々なクラスのクルマが入れ替わりでレースを行うのですが、全くスケジュールが狂わずに最後まで進行していたことです。

サーキットイベントでは様々な要因でタイムスケジュールが狂います。
ドライバーがスケジュールどおりにコースインしなかったり、サーキット上でトラブルを起こしてクルマが停止してしまったり、オイルを撒き散らしてしまいコースの掃除に時間が取られたりすることがあります。また、ドライバーがサーキット走行に不慣れであったり、マナーが悪かったりすると、ダブルチェッカーと言って、レースが終わった後もサーキットからピットロードに入らずに走り続けてしまうケースもあります。そして、一番あってはならないのがサーキット上での事故で、クラッシュによりドライバーが怪我をしたりする事態になれば、イベントそのものが中止される可能性もあります。
サーキット全体の使用時間は限られていますので、これらの要因でタイムスケジュールが遅れると、以降の走行時間を短くしたりして対応しなければならず、結果としてエントラントから不満が出るケースもあるのですが、今回のようなイベントでタイムスケジュールが全く狂わないというのは大変珍しいことだと思います。

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続いてコースインしたのは「シルバーストーン」のBクラスで、前回ご紹介したAクラスよりもレーシングチューン度が低いクルマのクラスです。
そして、何故このイベントでタイムスケジュールが狂わずに進行できていたかが分かる出来事がこのクラスで起こりました。

それはリスタート(スタートのやり直し)を2回も行ったことで、本格的なレースでも2回のリスタートは異例なことです。
今回のレースでは、コースインしたクルマは一周サーキットを周回してホームストレートに整列し、競技長の合図でシグナルスタートをするのですが、そのストレートが登り坂になっていることもあり、うまくスタートできないクルマがあったのです。
後続の車両は動かない前車を避けてスタートしたのですが、これはとても危険なことで、F-1レースなどで見たことがある方も多いかと思いますが、走行ラインが大きく変るためにスタートしたクルマも後続車に追突される可能性があるのです。

このときの競技長であったY氏の判断は見事でした。すぐに赤旗を出してレースを中断し、再度全車をスタートラインに停止させ、改めてスタートさせたのです。
一見すると、スタート時に混乱はあったものの無事にスタートできたのですから、そのままレースを続けても良いように思いますが、本来の各車のスピード差とは異なる差でレースが続行されると、無理なオーバーテイクによる事故が発生する可能性が大きくなりますし、スタートに失敗したままレースを始めたドライバーの心理を考えると、平常心でのレースができなくなる恐れもあるのです。

賞典やタイトルがかかったプロのレースであればともかく、アマチュアのレースでは事故を起こさないのが最も優先されるべきことであり、そのことを熟知した競技長のこの判断は素晴らしく、このイベントがエントラントのマナーと運営側のこうした見事な裁量によって成功していることが良く分かる出来事でした。

こうして無事にスタートしたこのシルバーストーンBクラスの参加車両の中から一部をご紹介しましょう。

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終始レースをリードしていたのがこの2台のLOTUS Super7です。LOTUSといえばこのSuper7を連想するほど、恐らく最もポピュラーな車種だと思いますが、公道を走っているSuper7の殆どはLOTUS製ではなく、LOTUSが製造を終了した後にLOTUSより製造権を取得してCATERHAM社により生産されたものであることは、一般の方にはあまり知られていないことではないでしょうか。

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LOTUS Elanに混じって走行していたのが、EliteでElanはこのEliteを発展させたモデルです。

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このクラスでの注目株がJAGUAR E-type FHCでした。とにかくこのE-typeは美しく、その程度も抜群でした。

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サーキットでは安全走行?に徹していましたが、それも重要なことで、サーキット走行においては下手に進路を譲ったりせずに、自分の走行ラインを乱さずに走っていれば、抜きたいクルマはラインを変えて安全に抜いていってくれます。

私自身も経験があるのですが、抜かれて嬉しいクルマがあるもので、追い抜いていく後姿を惚れ惚れと見とれてしまうクルマがあります。このE-typeも実は抜かれてみたいクルマの一台で、いつかそのチャンスがあることを願っています。

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参加していたMG-Bの殆どはバンパーを外して、レースチューンをしていたのですが、却って新鮮だったのがこの北米への輸出対応で装着された衝突安全基準をクリアする5マイルバンパーをつけたクルマでした。
このバンパーはその外観を損ねるために不評で、レトロフィットと称してメッキグリルに戻される例が多いのですが、現在ではかえって見ることが少なくなってしまった「ノーマル」のフロントフェイスです。

こうして午前中のスケジュールは予定通り終了し、予備時間を使ってファミリー走行が実施されました。ファミリー走行とはペースカーを走らせて追い抜きを禁止したサーキット体験走行で、ヘルメットやグローブの着用義務はなく、乗車定員内であればドライバー以外の同乗者も一緒にサーキット走行を楽しめるものです。

そして、このファミリー走行時間を使ってZAGATORさんにサーキット走行のコツを伝授すべく、ベテランドライバーの助手席にZAGATORさんが乗り込み、サーキットを走行することとなりました。
午後の第2ヒートでその成果がどう出るか・・・楽しみに待つことにしましょう(笑)。

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