オトナになって新しい遊びを覚える際には、会社の先輩や上司であったり、取引先の方から誘われて始めるものが多く、結果としてそうして覚えた遊びは半分は仕事気分となってしまうものなのでしょう。
しかし、接待ゴルフや接待フィッシングは聞いたことがありますが、「接待レース」は寡聞にして聞きませんので、この遊びは日常の仕事を離れた極めて私的なものと言えるでしょう。

縁あって仲間であるZAGATORさんからお誘いいただいたRevival Motor Sport Clubが主催するサーキットイベントは昨年に続いて今回は第二回とのことで、最初は「面白いから見に来てよ~」だったのですが、いつの間にか運営側のお手伝いをすることとなってしまいました(苦笑)。しかし、お手伝いと言っても特にナニをするのではなく、当日は会場で写真を撮影し、こうして記事を書くというのがオシゴトのようで(笑)、結局はいつもと同じ野次馬見物となってしまいました。
事務局の集合時間は習志野PAに朝の5時!とのことで、日の出前のPAに事務局スタッフが集まって来ます。それにしても恐らく仕事でも朝5時の集合というのはそうは有り得ないだろうと思うのですが、これから遊ぶぞっ!というオトナのパワーは凄まじいものがあります。しかも事務局と言えども決してワンボックスに相乗り・・・などという無粋なものではなく、来るわ来るわ・・・ALFAROMEO Giulia 1300GTJ、Giulia TI Super、Sud Sprint、Spiderに加えてJaguar E-typeやBig Healey、果てはHonda S800ベースのコニリオまでが自走で会場となる茂原ツインサーキットを目指すのです。

どうやら事務局の皆さんと言っても単に運営だけを行う気はさらさらないようで、自分自身もサーキットで楽しむ気満々のようです。
サーキットへ向かうこの事務局の隊列だけでも充分なイベント?で、すでにお腹一杯です(苦笑)。
こうしたイベントには数多くお邪魔しましたが、プロによってオーガナイズされた「出来上がった」イベントはそれなりに楽しめはしますが、一方で今回のように自分達がまず楽しむことを目的としたものは、それを感じるだけで楽しくなってきます。

そしてそれを裏付けるように、集まってくるエントラントの皆さんの雰囲気が実に良いのです。サーキットのパドックは真剣なレースであればある程、ピリピリした雰囲気を感じるものなのですが、今回のパドックはまるでピクニックに来た家族連れのように、さあ準備して遊ぶぞ・・・という雰囲気に満ちていました。それはレースカーを載せて来るトランスポーターからも見て取れ、メジャーレースで見る本格的なものから・・・。

アイディアに溢れたものまで・・・、

実に様々なトランスポーターを見ることができます。


もちろん参加車の圧倒的な多数派は「自走」で、ナンバーを取得してサーキットまでの往復も含めて楽しむことがやはりサンデーレーサーの原点だと思います。
そして、サンデーレーサーはオトーサンだけが楽しんではいけないのも掟で(笑)、家族総出で参加されていたのが実に印象的でした。家族とは人間だけではないことに気づかせてくれたのもこのイベントで、家族の一員である「犬」もちゃんと参加していました。


しかも、このワンちゃんたちはヘタな人間よりもはるかに躾が行き届いており、サーキットのベテランとしての風格すら感じられました(笑)。


そうこうしているうちにパドックは参加車で埋まって行きます。
予め指定した場所にクルマを停めてもらうのも、見物者にそのパドック表を配ることにより、クルマを鑑賞しやすくする配慮で、主催者が単に自分達が楽しむだけでなく、少しでも見物する方にも楽しんでもらえるようにとの思いが感じられます。
クルマから荷物を降ろし、テーピングを行いサーキット走行の準備を始める方やエンジンの調子をチェックする方など、ドライバーズミーティング前のパドックは少しづつ緊張感が増して行きます。



ドライバーズ・ミーティングとはサーキットを走行するドライバーが必ず出席しなければならないミーティングで、コース走行上の注意事項やサーキット各々で定められたローカルルールやイベント毎のルールなどが説明されます。

そして、その無味乾燥な説明事項を如何に聞きやすく伝えるかも運営側の力量で、今回の競技長も軽妙な口調で注意点をうまく伝えていました。そして後にレースでのこの競技長の判断に舌を巻くことになります。

ドライバーズ・ミーティングも終了し、いよいよレースの始まりです。
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