走ってナンボ

アルファ・ロメオを始めとする「ちょっと旧いイタ車」を一生懸命維持する中での天国と地獄をご紹介します。

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お台場の旧車三昧 ヒストリー・ガレージ~その弐~

やはりヒストリー・ガレージで一番充実しているのが国産車の展示車です。その中にはトヨタ車以外のクルマも含まれており、そのトヨタ車以外の展示車は明らかにトヨタが歴史的名車として認めたクルマばかりです。
まずは展示車のなかからトヨタ車以外のクルマをご紹介しましょう。

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言わずと知れたHONDA S600です。別にご紹介しますが、隣にはライバルであったトヨタスポーツ800が展示されていました。この二車は実に対照的な二台で、ホンダがDOHCエンジンというメカニズムにより性能を引き出していたことに対して、トヨタは大衆車であったパブリカのエンジンとシャーシーを流用しながら空力と軽量化に優れたボディによりライバルとして拮抗していたことはこの両社のクルマ作りの哲学の違いを明確に表しています。

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いすゞからはやはりこの117Coupeが選ばれていました。このクルマもトヨタからは決して生まれなかったであろうモデルで、ジゥジアーロデザインのまま当時の製造技術の及ばないところは手造りで造られたモデルです。もし、トヨタであれば間違いなく量産に対応してデザインを変更していたでしょう。

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MAZDAからはやはりコスモスポーツが選ばれていました。これも順当で、世界でも珍しいロータリーエンジンを始めて実用化して搭載した「夢のクルマ」でした。そのデザインもその夢を具現化するためのデザインで、実用性はなかったかも知れませんが、それまでのクルマとは違うことをアピールするためには充分すぎるほど素晴らしいデザインです。

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BC戦争と言ってもご存知ない方のほうが多いかもしれません。それは日産とトヨタが市場で繰り広げたブルーバードとコロナの販売競争のことで、この510型のブルーバードはコンサバティブなデザインでありながらどこかスポーティで人気を博したクルマです。当時の販売競争とは別に、現在での人気は圧倒的にこのブルーバードが勝っているのは面白い現象だと思います。

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どうしてこのクルマが展示されているのか良く分からなかったのですが、ダットサン1000トラックです。説明のプレートを見ると、どうやら1958年のオーストラリアラリーで優勝したダットサン210セダンをベースに造られたトラックであったからのようで、その耐久性をアピールして販売が好調だったのでしょう。確かに言われてみれば、子供の頃にはトヨエースと呼ばれたトラックよりもこちらのダットサントラックの方を多く見かけたような気がします。

続いてはトヨタ車のご紹介ですが、ご存知のように愛知県のトヨタ博物館を比べるとトヨタ車に限らず、その所蔵車は及ぶべくもない規模ですが、一方でトヨタが自分達にとって歴史的に重要と思われるモデルを選りすぐっているとも言えます。

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HONDA S600の隣でコクピットを公開試乗させていたトヨタ スポーツ800です。

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やはりトヨタと言えばこの2000GTでしょう。いまだにこの2000GTを超えるインパクトのある名車がトヨタから出ていないのは残念なことですが、あえて言わせてもらえれば、それはこの2000GTがトヨタにとって実験的な少量生産車であり、利益を目的とはしていなかったからではないかと思います。

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トヨタのカローラは日産のサニーと並び本当の大衆車であったと思います。この二種のクルマは一気に街中に溢れて、ようやく一般の家庭にマイカーが普及し始めたことを実感しました。

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今回のイベントではもう一台カローラが展示されていました。こちらは個人オーナーのクルマでこうした大衆車が素晴らしいコンディションで残されていることは驚くべきことです。

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カローラのスポーツモデルとして発売されたのがこのTE27型のレビン/トレノ(展示車はトレノ)で、このモスグリーンのボディカラーとビス留めされたオーバーフェンダーは当時の憧れでした。
クルマが移動の道具としてだけでなく、ようやく趣味としてスポーツドライブにも使われるようになる時代の幕開けでした。

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レビン/トレノより一足先に発売されたのがこのコロナ1600GT(RT55)で、ライバルのブルーバードSSSとその性能を競い合いました。先進のDOHCエンジンを搭載し、トランスミッションは2000GTと共通という贅沢なGTで当時のレースで大活躍しました。

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前出したトヨタ スポーツ800のベースとなったのがこのパブリカで、そのモデルの中でも珍しいコンバーチブルです。当時の日本でコンバーチブルを買う購買層がどれほどあったのかは分かりませんが、屋根がなくなっただけで日本車とは思えないお洒落な雰囲気となりました。

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セリカは私を含め、当時の若者の憧れでした。フォード・マスタングが採用したフルチョイス方式というオプション装備品をオーダーで組み合わせるという方式を日本で始めて採用したのがこのセリカで、スポーツカーほどスパルタンではないスペシャリティカーという新しいカテゴリーを日本に定着させたのはこのセリカでした。

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そしてスペシャリティカーの頂点となったのがこのソアラで、上質な内装にデジタルメーターなどの先端装備を備えた高級GTカーというジャンルを定着させました。しかし、当時の私は街中で「指を咥えて」見ているしかありませんでした(苦笑)。

このヒストリーガレージで圧巻なのは歴代クラウンの展示です。次回はその「いつかはクラウン」というコピーが示すとおり、多くの日本のオーナードライバーが頂点と考えていたクラウンの変遷をご紹介したいと思います。

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テーマ:イベント - ジャンル:車・バイク

コメント

こんにちは。
久しぶりにコメントさせていただきます。
いつも楽しく拝読させていただいております。

この時代の国産車は、どれも個性的でカッコ良かったですね。
子供が憧れを持つ車ばかりだった様な気がします。

先日、新しい86を試乗してきました、確かに速くてエンジン音も良く、久々の国産スポーツカーとしてはいい車でしたが・・・スタイルが子供ぽっく感じられてなりません。
もう少し私ぐらいの年齢(52歳)のオジサンが乗っても似合うデザインが出来ないものかと思ってしまいます。

最近のアメ車では、ムスタング、カマロ、ダッジ・チャレンジャー等、往年のデザインを復刻させたモデルが登場して、それぞれとても魅力的だと思います。

日本でもトヨタ2000GTとまでは行かなくても、S30Zの様な車の復刻盤モデルが出来たらいいのに、と思っているのは私だけではないでしょう。

数日前の新聞記事に、最近の韓国車のデザインがどんどん良くなっていて、日本車のデザインはどんどんカッコ悪くなっている、特にトヨタ車が悪い!ヒュンダイに出来てトヨタに何故出来ないのか!と書いてありましたね。

エコカーも時代としては必要かもしれませんが、車はやっぱりカッコイイ事が大切ですね。

今のままでは、手の掛るイタ車から国産車へ戻る事は出来そうにありません。
しばらくは車の修理代に大金を使うM男人生が続きそうです(汗)。




  • 2012/06/03(日) 15:54:34 |
  • URL |
  • buruman #-
  • [ 編集]

>burumanさん
いつもご愛読いただきありがとうございます。仰るとおり、名車として後世に残るデザインは国産車においては圧倒的に昔のクルマの方が多いですね。この辺りのデザイン論は以前のエンリコ・フミアさんとの会話をご紹介しようと思っていました。
トヨタに限らず日本車のデザインは過渡期にあると思います。EVやHVなどの新しいメカニカルコンポーネンツを前提とした新しいデザインがこれから生まれてくることを願っているのですが、願わくはそのデザインが奇をてらったものではなく、ちゃんと機能美を備えた新しい提案に満ちていて欲しいですね。
韓国車やこれからの中国車のデザインは確かに目覚しく進歩していますが、それはまだ今までの制約の中での美しさだと思います。新しいテクノロジー面でリードしている日本車はデザインの面でもこれからのトレンドをリードして行くことができる・・・はずなんですが。

  • 2012/06/03(日) 20:05:07 |
  • URL |
  • 510190 #-
  • [ 編集]

懐かしい!
このセリカLBは私も乗ってました。
赤の1600GTでしたが、ノーマルならL型2.0の日産車は敵じゃなかったです。
ソアラも当事の国産車の価格を一気に100万円以上上昇させましたね。

  • 2012/06/04(月) 23:19:55 |
  • URL |
  • こ~んず #JalddpaA
  • [ 編集]

>こ~んずさん
セリカは私達の手に届くクルマでしたからね。じゃあ新しい86が20代の若者の手に届くのか・・・と考えたときにちょっと違うなと思ってしまいます。

  • 2012/06/05(火) 00:01:34 |
  • URL |
  • 510190 #-
  • [ 編集]

セリカ

セリカの系列はデザインの挑戦がいつも感じられました.
トヨタ車の中では例外的な存在で,成否はともかく評価したいです.

  • 2012/06/05(火) 01:21:58 |
  • URL |
  • Hiroshi #-
  • [ 編集]

>Hiroshiさん
セリカは私もトヨタ車の中で「例外的に」好きなクルマです。特にこのLBはそのダックテールとともにある種完成絵されたスタイリングでした。

  • 2012/06/05(火) 06:16:28 |
  • URL |
  • 510190 #-
  • [ 編集]

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やはりヒストリー・ガレージで一番充実しているのが国産車の展示車です。その中にはトヨタ車以外のクルマも含まれており、そのトヨタ車以外の展示車は明らかにトヨタが歴史的名車として認めたクルマばかりです。まずは展示車のなかからトヨタ車以外のクルマをご紹介しまし...

  • 2012/06/03(日) 06:46:47 |
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