走ってナンボ

アルファ・ロメオを始めとする「ちょっと旧いイタ車」を一生懸命維持する中での天国と地獄をご紹介します。

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ALFAROMEO Sport Collection 6

Giuliettaというロマンチックな車名はもちろんシェークスピアの戯曲「ロミオとジュリエット」から採られたものですが、このGiuliettaはその名前ににピッタリなとてもチャーミングなクルマです。特にSprintと呼ばるクーペボディがこの名前に最もマッチしているのではないかと思います。

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戦前のアルファ・ロメオは高級自動車メーカーでした。さしずめロールス・ロイスやアストン・マーチンといったメーカーと同列の、むしろそれ以上のプレステージのあるメーカーだったと言えます。もちろん自動車そのものがプレステージのある商品であり、それを買うことの出来る富裕層が限られていたこともありますが、アルファ・ロメオはミレミリアやル・マンなどのレースに出場したレーシングカーにセダンボディを架装したり、注文に応じて専用のボディをデザインして製作したりと、大量生産とは無縁の製造方法で製造していました。

かのヘンリー・フォードに「アルファ・ロメオが通り過ぎるとき、私は帽子を取って敬意を表する」と言わしめたほど、アルファ・ロメオはその性能、デザインともに憧れのクルマであったのです。
ところが戦後になって、今までのアルファ・ロメオの顧客であった富裕層はクルマどころではなくなってしまい、また大衆に購買力が備わってきたこともあり、量産車メーカーとして転進を余儀なくされます。
「性能の良い小型車を安く大量に生産する」という量産車メーカーになるための変化は並大抵のものではなかったでしょう。

1950年になってようやく新型の1900シリーズが発売され、アルファ・ロメオは量産車メーカーとして新しいスタートを切りました。もちろんそのネームバリューは充分で、以前から憧れをもってアルファ・ロメオを道端から眺めていた庶民は、初めて自分たちがアルファ・ロメオのオーナーになることができる幸せを享受することになります。
従ってそれが量産車であってもアルファ・ロメオである以上、高性能であることとスタイリッシュであることは必須の条件であったのでしょう。アルファ・ロメオはこの初めての量産車にも新開発の4気筒DOHCエンジンを搭載し、今までのレースで開発された様々な技術を投入し、好評を持って市場から迎え入れられることになります。
そして、その4年後の1954年にこのGiuliettaが発表されます。最終的にはセダン、クーペ、そしてSpider(オープン)の三タイプが発売されるのですが、その先陣を切って発売されたのが、このBertoneのフランコ・スカリオーネによりデザインされたSprintと呼ばれる美しいクーペでした。(後期型はジウジアーロが一部リデザイン)

本来ならば最大のセールスが見込めるセダンを真っ先に発売するのがスジですし、当時の日本ではセダンはほとんどがタクシー需要で、クーペはおろかオープンなどという、「ヒトは乗れないモノも運べないクルマ」なぞとても買う余裕はなかったのです。
まだまだ戦後の貧しさの中で、例えそれがイタリアであったとしても、アルファ・ロメオのクーペに乗るということは、どれほどスゴいことであったのかと想像できます。

排気量は1300ccながらエンジンはもちろんDOHCで、その最高速度は高性能版のVeloceで190km/hと、当時のライバル車を大きく凌駕するその性能は、当然更にチューニングすることによりさらに高められ、様々なレースに出場することになります。

付属するミニチュアモデルは、有名なモンテカルロ・ラリーに1962年に出場しクラス優勝したモデルです。

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ミニチュアモデルの造型にはデフォルメが必要だと以前に書きましたが、加えて必要なのがアクセントだと思います。そのクルマの最大のデザイン上のポイントを、いかにうまく捉えて表現することができるかで、そのミニチュアモデルの印象は全然異なってしまうから不思議です。
そして、このGiulietta Sprintの最大のポイントはリアのテールランプに至るラインだと思います。当時のアメリカ車に影響を受けたと思われるテールフィンの表現は、テールランプにつながる形で決まります。
下のBang製のモデルと比べて見ると、今回のミニチュアモデルは実物に忠実ではあるのでしょうが、そのためにインパクトがなくなってしまい、折角のテールの形状の可愛さを殺いでしまっているように思います。

このモデルはここにコダワって欲しかったと思うポイントです。
う~ん。惜しいっ!

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