走ってナンボ

アルファ・ロメオを始めとする「ちょっと旧いイタ車」を一生懸命維持する中での天国と地獄をご紹介します。

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田宮模型 1/24 Giulia Sprint GTA製作記13

VTRをチェックしていると、さらに自作しなければならないパーツを発見しました。

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それはリアのナンバー灯で、ノーマルでリアバンパーが付いている場合はそこに仕込まれているのですが、レース仕様でバンパーを取り外されている場合は、別途ステーを作成してそこにナンバー灯を取り付けています。
このナンバー灯がまた悩みのタネで、球形のその独特のナンバー灯は旧車独特のもので結構目立ちます。
以前にディテールアップパーツとして販売されていたことを思い出して、製造元であるSAKATSUに問い合わせて見たのですが、すでに製造中止とのことで在庫もありませんでした。

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こうなると手持ちのキットからコンバートして来るしかありません。目をつけたのがストックしてあったSUNNYという日本のメーカーが製作したFERRARI 250 LMに付属していたゼッケン灯です。

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このSUNNYというメーカーは昭和49年に創業した日本のプラモデルメーカーなのですが、残念ながら創業から廃業に至る詳細については良く分かりません。キットの説明書の最後に製品リストがついているのですが、このフェラーリ250LMとAC COBRA以外はどちらかと言うとオモチャ然としたものが多く、なぜこれほど素晴らしいキットが突然発売されたのか、そしてその後に続くモデルが発売されなかったのかは謎です。

特筆すべきはその組立説明書に記載されたマニアックな指示で、透明パーツの接着にクリアー塗料を使うようにと書いてあったり、割り箸を斜めにカットして400番の耐水ペーパーを貼り付けて狭い場所の段差を消せ・・・とか、随所に熟練モデラーが小ワザとしてやっていることが記載されています。恐らくマニアックなモデラーに組み立て説明書の原稿を依頼したのではないかと思うのですが、1986年発売当時に購入したアベレージモデラーはこの説明を読んで相当びっくりしたのではないかと思います。ちなみにパーツ割はエンジンレスでごく平均的なもので、決してマニア向けの難しいものではありませんでした。

このキットは考証も行き届いており、ストラダーレに加えてル・マン出場車仕様でも製作することができるのですが、ル・マンのような耐久レースの場合は夜間走行時にピットからゼッケンが見えるようにゼッケンを照らすライトがボディに取り付けられているのです。
そんなパーツまでちゃんと再現しているこのキットはそのボディの造型も含めて素晴らしいキットなのですが、残念ながら金型の製作技術がその造型に追いついておらず、本気で造り上げようとするとかなりのディテールアップを必要とします。
もちろんこのキットはすでに絶版ですので、SUNNYという日本のメーカーの傑作キットとしてコレクションしておこうとは思っていますが、さすがに造り上げる元気はありませんので、潔くこのゼッケン灯をコンバートすることにしました。

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ナンバー灯のステー部分はプラ板から切り出します。下部は傾斜がついているのでヤスリで削って再現します。
パーツのナンバー灯の台座は分厚すぎるので削って薄くして取り付けたら完成ですが、ボディへの取り付けはクリアー塗装を済ませた後にしますので、これも出番が来るまで保管しておきます。

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そしてさらにVTRのチェックをする際に編集ソフトでコマ送りをしているとほんの一瞬ではありますが、ゼッケンのディテールを見ることができました。実は、この部分の詳細が最後まで分からず、今回はレース出走時の仕様ではなく、試走時のゼッケンレスの仕様とすることにしていたのですが、ここまで来てVTRのスチール映像から何とか細部を確認することが「できてしまいました」(苦笑)。

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こうして見てしまったものは仕方ありませんし、もともとは資料がないために断念したものですので、何とか今からでも複製することにしました。
ロゴ文字はパワーポイント上で作成し、マーク類はスチール写真を画像処理で傾きを補正して切り出して、何とか「それらしい」ゼッケンシートを作成することができました。実際の大きさだと殆ど見えない文字ですが、それがヲタクモデラーの拘りで(笑)、自己満足の世界ではありますが、多少なりとも実感が出るのではと思います。

恐らくこうした作業を日常で行っているプロのフィニッシャーの方々はもっと優秀な機材とノウハウで素晴らしい仕事をされるのだろうと思いますが、素人のにわか作業ではこの辺りが限界です(泣)。しかし特別なソフトウェアではなく、通常の「おまけ」程度のソフトウェアでも(実際に使ったのはPaint BrushやAVS ConverterなどPCやカメラなどに付属していたソフトウェアです)、この程度の複製作業ができることが分かったのは収穫で、これからのモデル製作にも役立つだろうと思います。

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再現できたゼッケンはクリアー塗装が終わっていますので、ボディの工作が終わった最後に貼ることにしました。本来ならばこのゼッケンの上からクリアー塗装をしたかったのですが、実際もボディの上に貼られたものですから、実物どおりと言えばその通りで、間違ってはいないのですが耐久性には自信がありません。唯一の問題はボディ側面のQUICKの切り文字で、試走時に貼られた位置とレース出走時の場所は異なっています。すでにクリアー塗装で埋めてしまっていますので、ここだけは目をつぶるしかありません(泣)。

予定が変更になり更なるデカール製作の工程が増えてしまいましたが、ボディの最終組み立てに戻りましょう。
フロントグリルはキットではネットのパーツが付属しており、それを切り貼りして再現するようになっています。
以前のキットでは網目にモールドされたプラパーツで、それをせっせと切り抜いて市販のネットを貼るという追加工作を強いられていたのですが、こうして標準でキットに付属していると本当に楽です。

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このようなネットも現在では様々なサイズ(網目の細かさ)のものが改造パーツとして市販されていますが、昔はそんなものはなく、確か戦車のプラモデルのエンジンルームの改造のためだったと思うのですが、どうしても欲しかった私は、調理器具専門店に裏ごし用の網を購入しに行き、店主に網目の番手について質問をしながら購入したのですが、店主は私が料亭で板前修業をしていると思ったようで、「大変やと思うけど、頑張ってええ板前になりや~」と励ましていただきました(苦笑)。

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グリルが完成したらフロントに取り付けます。

続いてウインドウモールの工作に移ります。ウインドウモールに関しては塗装する方法やメタルテープを貼り付ける方法など様々なものがあります。現代のクルマに関してはこれらのモールの殆どはブラックでしかも細いものですが、旧車の場合はベースがブラックのゴムでシールされ、さらにその上に装飾メッキのモールが取り付けられているケースを多く見受けます。このGiulia Sprintもフロントとリアのガラスはゴムの上にメッキモールという組み合わせです。そのモールの塗装をし易くするためか、このキットのウインドウパーツはフロント、リア、サイドと別々に取り付けるようになっています。しかし、仮組みをしてみるとフロントはまずまずなのですが、リアは随分と合わせが悪く、素直に取り付けただけでは隙間が開いてしまいます。他のサイトの製作記を見ていると、どうやらこれは初期ロットのみの不具合で、再販されたものは金型が改良され、この合わせの問題は改善されているようですが、再販物と比べて見たワケではありませんので、これが事実かどうか定かではありません。

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最終的には接着する際に無理やり合わせるしかないと思いますが、そうするとボディにテンションをかけることになりますので、最終的なフロントとリアのガラス取り付けはシャーシーとボディの合体後にしたほうが良さそうです。理由はシャーシーとボディを合体させるときにボディを少し開いて嵌め込むようになっているので、先にガラスを接着するとその際に剥がれてしまう危険があるためです。

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フロントとリアのガラスはベースのゴム部をフラットブラックで塗装します。私の場合はマスキングをして筆で塗装してしまいます。

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このように少々ハミ出ても、塗料が乾燥してからツマ楊枝の先をナイフで削って鋭くしたもので削れば取れますので心配する必要なありません。

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さて、中央部のモールはメッキモールですので、今回が初めてですが、ハセガワのミラーフィニシュというシートを使ってみたいと思います。このシートは従来のメタルシートと異なり、曲面への追随性が良いとのことで、こうしたクルマのモール部分などの工作に適していると言われています。また、最近は飛行機のモデルの無塗装部分の表現として、シルバー塗装ではなくこうしたシートを貼り込むという手法が紹介されていますが、曲面に良く馴染むこのシートはこれらの用途にも使えると思います。
説明書きによると、このシートは貼ってすぐは剥がせるのですが、時間が経つとだんだんと密着するとのことで、従来の同種のものは経年劣化で剥がれてくるものが多かったので、もしそれが本当であればこんな素晴らしい材料はありません。

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さて使ってみた感想ですが、ナイフでカットし易く、その説明どおり、少しテンションをかけて引っ張りながら貼るとこの程度のアールでも馴染んでくれます。
従来の金属箔はあくまで金属を薄く延ばしたものに糊がついているのに対して、このミラーフィニッシュシートは伸びるフィルムをベースに蒸着により金属を付着させたものであることが特徴で、お値段は少し高いですが、その使い易さは従来の金属箔とは段違いです。

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この段階でフロントの鉢巻やリアのステッカーも自作デカールを貼っておきます。


しかし、サイドガラス周囲のメッキモールをこのシートを貼り込んで見ると・・・、ちょっと輝き過ぎてしまいオモチャ然としてしまいます。写真はフロントとリアのガラスを仮着けした状態ですがいかがでしょうか。

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輝き過ぎるというのも贅沢な悩みだとは思うのですが、私のイメージではこのサイドの窓枠はもう少し艶が抑えられた金属色のイメージです。
ここまで来て戻り作業は嫌ですが、やはりイメージに妥協せずにサイド部分のモールは塗装で表現することにしたいと思います。

例によって細切りマスキングテープでマスキングを行い、エナメルのクロームシルバーで筆塗りで仕上げ、ツマ楊枝ではみ出た部分を修正します。

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ミラーフィニッシュのような輝きはありませんが、落ち着いたシルバーになりました。個人的にはこちらの方がGiulia Sprintらしいと思うのですがいかがでしょうか。

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まとめtyaiました【田宮模型 1/24 Giulia Sprint GTA製作記13】

VTRをチェックしていると、さらに自作しなければならないパーツを発見しました。それはリアのナンバー灯で、ノーマルでリアバンパーが付いている場合はそこに仕込まれているのですが、レース仕様でバンパーを取り外されている場合は、別途ステーを作成してそこにナンバー?...

  • 2012/05/09(水) 17:57:40 |
  • まとめwoネタ速neo

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