走ってナンボ

アルファ・ロメオを始めとする「ちょっと旧いイタ車」を一生懸命維持する中での天国と地獄をご紹介します。

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田宮模型 1/24 Giulia Sprint GTA製作記12

何度かの試し刷りの末にデカールに印刷する大きさが決まりました。印刷するデカール台紙ははがきサイズですが、それでも随分と余ってしまいますので、失敗対策として余分目にレイアウトしておきます。写真は原稿段階ですので文字も正方向ですが、実際に印刷する際には反転(逆向き)で印刷します。

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もったいないので他のデカールも一緒に・・・とも思いますが、この自作デカールの耐久性が定かではありませんし、湿気を吸えば恐らくダメになってしまうでしょうからあまり長保ちするとも思えません。

この自作デカールの最大の問題点は、貼ってから位置の調整ができないことです。キットに付属しているスライドデカールは水に濡らして台紙からスライドさせることにより乾燥するまでの間に位置の微調整ができるのですが、このデカールは一旦貼る位置に置いてから台紙を水で濡らして台紙と印刷フィルムを分離するという手順ですので、貼りなおしができないのです。

慎重に貼る位置を決めたら、綿棒を水で濡らして台紙を濡らすと台紙が動いてデカールを貼り付けることができます。印刷フィルムの厚みの問題はありますが、ある程度の曲面でもデカールは馴染んでくれるようです。カルトグラフ製の品質レベルには遠く及びませんが、この程度の大きさのものであれば充分自作が可能であることが分かりました。

今回は自作デカールだけでなく、キットに付属するクワドリフォリオとBertoneのエンブレムのデカールも使用します。また、VTRをチェックしているとリアのナンバー横にもクワドリフォリオが貼られています。自作しようかとも思ったのですが、ストックしてあったジャンクデカールの中に、あまり印刷の程度は良くないのですがクワドリフォリオがありましたので、悩んだ末にこれを使うことにしました。

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作業の合間にウインドウパーツの処理をします。プラスチックモデルの透明パーツは他のパーツと同様に金型で成型されていますので、どうしても表面に金型の傷が入ってしまいます。またパーティングラインも同様でカーモデルの場合はガラス面には入らないように避けられていますが、飛行機モデルのキャノピーなどは真ん中にこのパーティングラインが入ってしまっている場合があります。

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カーモデルの場合、このウインドウの透明度を上げるだけで随分とイメージが良くなると同時に、室内も良く見えるようになりますので、この表面の傷を研磨して取り除きます。幸いなことに田宮模型の場合は金型のメンテナンスが良く、今回のキットはその初期生産ロットをストックしていたので、それほど傷はないのですが、古いキットの再販ものなどの中には「すりガラス」のようになっているものもあります(苦笑)。

流石にすりガラスだとペーパー磨きから始めなければなりませんが、今回はまず粗目のコンパウンドから始めます。写真が粗目のコンパウンドで磨いた状態です。全体的に曇った状態になります。

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次に細目のコンパウンドで磨きます。そうすると徐々に透明度が上がってきます。写真の右側が細目のコンパウンドをかけた状態です。

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さらに最後に仕上げとしてセラミックコンパウンドで磨くと表面の見えないほどの小傷も消えて、透明度が抜群になります。

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磨いた後は傷をつけないようにキムワイプやティッシュペーパーなどで包んで出番が来るまで保管しておきます。

デカールが充分乾燥したらいよいよボディにクリアー塗装をします。
今回使用するクリアーはFinisher'sのAUTO CLEARで、塗膜が硬く艶が良いのが特徴とのことですので、ちょっと高価でしたがこちらを試してみようと思います。

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クリアーの濃度調整は難しく目分量は危険ですので、説明書の指示どおりまずは3:1に希釈します。
最初は遠くから「砂吹き」を行ってデカールとの馴染みを見ますが、問題ないようです。軽く吹いては10分乾燥を繰り返して少しずつクリアー層を形成します。
ある程度塗り重ねたら、今度は2:1に希釈したクリアーをゆっくり目に吹いてしっかり一晩乾燥させます。クリアーはスプレーしてすぐは結構厚みがあるように見えるのですが、乾燥してシンナー分が蒸発すると塗装面が痩せますので、乾燥した状態で様子を見ながらスプレーを繰り返して行きます。

最後にボディ表面にホコリが付着していれば1200番のペーパーで削って取り除き、もう一度3:1に希釈したクリアーを吹いて乾燥させます。

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ボディのクリア塗装を乾燥させている間に、メッキパーツの処理を行います。例によってキットのプラメッキはギラギラし過ぎるので、一旦落として再塗装します。メッキの剥離は塩素系の漂白剤・・・所謂ハイターに漬ければ落とすことができます。

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今回再塗装するメッキパーツはライトリムとサイドミラーですが、ライトリムはランナーから外す際にメッキを傷つけないようにパーツの外側にゲートが設けられています。ランナーからメッキパーツを切り離す際に、メッキ削ってしまわないように考えられた親切な設計と言えるのですが、どちらにせよ削り取る必要がありますので、丁寧に表面を処理しておきます。上の写真で右側が処理前、左側が処理後です。

続けて塗装のための「持ち手」を作ります。ライトリムは反射板の中心に0.5mmΦの穴を開けて0.4mmの真鍮線を瞬間接着剤で接着します。サイドミラーはボディに接着する際の「アシ」が必要となりますので、同じく0.4mmの真鍮線を取り付けておき、それを塗装の持ち手に使います。

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シルバー塗装には、今回はメッキシルバーNEXTという塗料を使用してみたいと思います。昨今のシャインシルバー塗料の中では最も輝きに優れると言われている塗料ですので、その仕上がりが楽しみです。

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メッキを落としたパーツにはベースにグロスブラックを塗装します。これは仕上げのメッキシルバーの輝きがベースの平準性が高いほど効果が出ることによるもので、グロスブラックは最も平準性の高い塗色なのです。
さらにベース色のブラックは表面のシルバーに落ち着いた輝きを与える効果もあります。

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メッキシルバーは厚塗りせずに遠くから軽くスプレーするのですが、これがその結果です。
落ちついた艶と輝きが上質なプラメッキ以上の質感を出していると思うのですが、いかがでしょうか。

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次はフロントのアルファ・ロメオのシンボルであるスクデット(盾)です。実はGiulia Sprint GTAは他の通常のモデルがメッキされていることに対して、アルミでできています。また大きさも僅かに小さいものなのですが、それで軽量化できたとしてもその重さはたかが知れているでしょうから、多分にシンボリックな意味しかなかったと思われるのですが、キットのものは厚みがありすぎていますので、ヤスリで削って少しでも薄くしておきます。

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削るにしてもこの辺りが限界です。本当はエッチングパーツで用意して欲しい部品です。

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塗装はアルミ製であることを強調するためにフラットアルミとし、付属のエンブレムデカールを貼ってからエナメルのクリアーを垂らしておきます。

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さてクリアー塗装が乾いたら表面をチェックして見ましょう。

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最後の最後にホコリを付けてしまいましたが、これはこれから磨きを行うと取り除けますので心配は要りません。むしろどの程度の柚子肌になっているかで最後の磨きの工程が変わって来ますので、そちらをチェックです。

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残念ながら自作デカールはやはり厚みがあり、これを磨いて表面を均すのはアキラメざるを得ないようです。もちろんクリアーを厚塗りすれば可能ですが、そうするとボディ全体がボデっとしてまいます。

途中で中研ぎをしたこととこのAUTO CLEARの性質からか、いつものクリアーよりも塗膜が硬く、柚子肌も僅かに留まっています。塗膜が硬いということは磨きに適しているということで、このAUTO CLEARはなかなかの優れものであることが分かりました。

柚子肌が少ないということは仕上げ磨きの工程をサボれるということで(苦笑)、今回は目立つ場所は2000番のペーパーで研磨し、その後に仕上げ目のコンパウンドで磨き、最後はセラミックコンパウンドで仕上げました。柚子肌が少ない部分はペーパーを使わずに、コンパウンド工程のみとしました。下の写真は2000番のペーパーで研磨した状態です。

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天井のライトの写り込みで表面の状態がお分かりいただけるかと思います。最後はモデリングワックスをかけますので、さらにしっとりとした艶が出ると思います。

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いよいよ最終仕上げの工程に移ります。

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テーマ:模型・プラモデル - ジャンル:趣味・実用

コメント

クリア吹き工程の2段階目で混合比を変えてるのは何故ですか?

  • 2012/05/06(日) 09:25:30 |
  • URL |
  • S氏 #-
  • [ 編集]

>Sさん
このシンナーは揮発性が高いので、薄吹きでクリアーのアシをつけたらある程度濃度を上げてクリアー膜を形成し、最後にまた薄めたクリアーで柚子肌を押さえるという処理をしました。レベリングシンナーだといつまでも乾かなくなってしまうのでダメですが、このシンナーは作業性が良いですよ。

  • 2012/05/06(日) 11:37:12 |
  • URL |
  • 510190 #-
  • [ 編集]

そうですか、色々塗料が増えてて勉強になります。
しかし、今時模型趣味ってガンプラ以外下火傾向だと思うんですが、
こういった模型用品は開発されてるんですね。

  • 2012/05/07(月) 08:12:37 |
  • URL |
  • S氏 #-
  • [ 編集]

>Sさん
確かに日本のマーケットは縮小傾向だと思いますが、世界規模で見ると新興国で製造と消費が増えてきていますし、国内も縮小したその分ディープになってますからね(笑)。

  • 2012/05/07(月) 09:26:53 |
  • URL |
  • 510190 #-
  • [ 編集]

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何度かの試し刷りの末にデカールに印刷する大きさが決まりました。印刷するデカール台紙ははがきサイズですが、それでも随分と余ってしまいますので、失敗対策として余分目にレイアウトしておきます。写真は原稿段階ですので文字も正方向ですが、実際に印刷する際には反転...

  • 2012/05/06(日) 13:38:04 |
  • まとめwoネタ速neo

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