走ってナンボ

アルファ・ロメオを始めとする「ちょっと旧いイタ車」を一生懸命維持する中での天国と地獄をご紹介します。

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田宮模型 1/24 Giulia Sprint GTA製作記11

ボディのベースとなるホワイトの塗装が終わったら、この個体特有のカラーリングを行います。限られた写真から分かることはフロントには細いトリコロールストライプが入り、ゼッケンサークルがグリーンで塗られていることが分かります。これらを塗装するのですが、まずは塗装面積の多いグリーンから行います。
ゼッケンサークルは写真から大体の大きさが分かりましたが、問題はトリコルールストライプで、写真から見るとその幅はフロントスクリーン下のルーバー2桁分であることが分かりましたのでそれを基準にします。さらにVTRをチェックしているとリアのトランクフードにも斜めにトリコロールストライプが入っていることが分かりましたので、それも加えなければなりません。

24GTA194.jpg

こうしてまずグリーンの塗り分けのマスキングを行ったら、残るボディ全部をマスキングします。

24GTA195.jpg

グリーンをエアブラシで塗りました。

24GTA196.jpg

乾燥したら続いてストライプのレッド部分ですが、一部のマスキングを剥がしてレッドのストライプ部分を同様にマスキングしたらさらに追加でグリーンで塗った部分もマスキングしてレッドをエアブラシで塗装します。

24GTA197.jpg

レッドの塗装も終了です。

24GTA198.jpg

レッドの塗装が乾燥したら全てのマスキングを剥がします。

24GTA199.jpg

一見すると成功したみたいに見えますが、実はまたもや失敗してしまいました。
特に塗り分け部分のマスキングテープは、吹き漏れを防止するために完全に密着させる必要があります。爪楊枝の先でエッジの部分を丁寧に密着させておかないと、スプレーした後の吹き漏れの修正で難儀することになります。
その結果がこれです(泣)。

24GTA200.jpg

成功しているのはボディ右側のゼッケンサークルのみで、エンジンフード上のゼッケンサークルと左ドアは吹き漏れが発生してしまいました。塗り直すのも悔しいので色々と試した見たのですが、最終的には自作のデカールを上から貼るという方法でリカバリーすることにしました。だったら最初からデカールでやっておけば良かったですが、これもお勉強です・・・(苦笑)。

24GTA201.jpg

その他の吹きこぼれは塗料でレタッチして仕上げます。

24GTA202.jpg

ここでその他のステッカー類も自作デカールを作成するのですが、その方法は以前の記事で書きましたのでそちらをご覧いただければと思います。

今回のオーダーはタルガ・フローリオに出場した車両ということでゼッケンも再現する予定でした。このゼッケンは四角いものでゼッケンナンバーの他にスポンサーロゴなどが印刷されているものなのですが、鮮明な写真がなく、VTRを見ても良く分かりませんでした。仕方なくネットでもいろいろ探して見たのですがどうしても見つからなかったために、寺島社長にもご了解いただき、出走直前のゼッケンステッカーを貼る前の車両として仕上げることになりました。

作成するデカールは当にそれを貼っているところの写真があるのですが、ドア左側にAR Chappariniのステッカーとその下にQUICKのステッカーが貼ってあります。

24GTA203.jpg

これらは結果としてゼッケンのステッカーを貼ると見えなくなってしまったようです。

24GTA205.jpg

また右側のドアにはこのAR Chappariniのステッカーはなく、QUICKのステッカーのみとなっており、その位置も微妙に異なっています。右ドアのQUICKステッカーはゼッケンサークルの真上に貼ってあることが写真から分かりますが、一方で左ドアのステッカーはゼッケンサークルの右側に貼られていたことが分かります。それにしても正面からのショットがドアが開いた状態でなければこれらの事実は分からなかったでしょう(苦笑)。

フロントスクリーンの鉢巻はグリーンで、QUICK M SPORTSというロゴが入れられています。その右端には出走クラスを示す15というクラスステッカーが貼られています。
余談ですが、実際の出走時には大会スポンサーの関係からこの鉢巻上のQUICKのロゴは剥がさなければならなかったとのことです。

24GTA204.jpg

さらにリアスクリーン上には現在も使われているQUICKのステッカーが貼られています。

そして写真のように左後ろのサイドガラスには大会のクレデンシャル?とCoppa di Italiaのステッカーが貼ってあります。悔しいのでこれらも再現して見たいと思いますが、何分1/24スケールでは殆ど細部は分かりませんので「それらしく」見えれば・・・という程度になってしまうでしょう。

AR ChappariniやQUICKのステッカーは近いロゴフォントを探してきて作成できるのですが、困ったのがこのCoppa di Italiaのステッカーです。これまたネットで探したのですが正面からの画像を見つけることはできませんでした。仕方ないので、この写真に写っている斜め後ろからの写真のスキャンデータをソフト上で傾き補正を行い、正面から見た状態に修正しました。
こうして写真からスキャニングしたり新たに作成した原稿を元にデカールの原版を作ります。

24GTA206

この原版は製作しやすい大きさで作成しますが、ロゴなどを作成する際にはなるべく原稿は大きく作成し、それを実際に貼るサイズにする際にはJPEGに変換して、少しづつ小さくして行くほうがエッジが綺麗に仕上がると思います。
自作デカール用の台紙ははがきサイズですので、普通紙に試し刷りをしながら各デカール毎に大きさを調整し、最終的にははがきサイズ上にレイアウトします。

自作デカールの最大の問題は白色の印刷です。ご存知の通り、日常で使っているインクジェットプリンターでは白色の印刷はできません。白色は印刷時には何も印刷されず、印刷する紙の白色がそのまま残っているだけなのですが、デカールを製作する場合はこの「白色」を印刷しなければならない場合があります。実は白色の印刷ができる特殊なプリンターもあるのですが、一般的ではなくプリンターも高価なため今回の自作デカールは白をベースにしたデカール台紙を使いました。
しかし、リアスクリーンのQuickステッカーは写真で見るとおり透明なステッカーで、今度は白色ベースのデカール台紙は使えません。こればかりはどうしようもありませんので透明タイプのデカール台紙を使用することにし、白文字は黒に変更し、アクセントで入れられているトリコロールのストライプの白部分はアキラメることにしました。

1/24スケールでは小さいステッカーですし、おそらく目立たないと思いますが、それでも日常のインクジェットプリンターでこうしたデカールが製作できるようになったことは素晴らしい進歩で、プラモデルコレクターの方はキットを買ってすぐにデカールをスキャニングしておくそうです。そうすれば将来造るときにデカールが劣化してしまっていても、何とかこうして復元できますし、そのデータからスライドデカールを作成してくれるサービスもあるようですので、良いアイディアだと思います。

これから地道な?サイズ合わせの作業を行い、実際に貼るデカールを製作して行きます。

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テーマ:模型・プラモデル - ジャンル:趣味・実用

コメント

サークル塗装のマスキング漏れを見て
「あー、あるある。」と思いました。

多分私だったら、診た瞬間にその日の作業は終了です。
よほど平坦面でないと丸塗り(塗り残し)は難しいですよね。
うまい方法ないですかね?

  • 2012/04/27(金) 07:37:52 |
  • URL |
  • S氏 #-
  • [ 編集]

>Sさん
これはマスキングテープの密着性の問題で、下地の塗装は平滑でしたから私がサボったツケです(泣)。
時間の問題で途切れ途切れの作業になってしまい、ちゃんと密着させたと思い込んでしまったんですね。マスキングは一気にやって間を置かずにそのまま塗装しないとダメですね。

  • 2012/04/27(金) 09:57:12 |
  • URL |
  • 510190 #-
  • [ 編集]

この記事を読んで造って見ようと考えている方のために失敗の原因を考えて見ました。
記事を順番に見れば分かっていただけるかと思うのですが、私の場合はゼッケンサークルのマスキングを最初に行い、その際にはテープを密着させましたが、その後に時間が空いてしまい、その後にストライプのマスキング→全体のマスキング→塗装と一気に作業しました。その結果、ストライプは美しく仕上がったのですが、ゼッケンサークルに吹き漏れが出てしまいました。つまり時間を空けてしまったことで、テープがわずかに浮いてしまったことが考えられます。失敗しないためにはマスキングテープの塗り分け部分を密着させることはもちろん。その後の塗装までの作業は一気に行うことによりこのトラブルは防げるのではないかと思います。
どうも密着性が悪くなるのはマスキングテープの糊の特性のようで、きれいに剥がせることが必要ですので、糊も一度貼ると劣化するようです。従って古いマスキングテープをこうした塗り分け部分に使用するのも避けたほうが良いでしょう。
参考までに・・・。

  • 2012/04/27(金) 12:35:22 |
  • URL |
  • 510190 #-
  • [ 編集]

円を切り取るための一度ボードに貼ってって剥がす工程で粘着材が劣化してしまうんでしょうか.
思いつきですが,切り抜いて剥がしたあと糊面に薄めたマスキングゾルなどをスプレーできないでしょうか.これができれば最初のシートがマスキングテープである必要もなくなりますし.

  • 2012/04/27(金) 22:33:06 |
  • URL |
  • Hiroshi #-
  • [ 編集]

書いてから気付きましたがマスキングゾルだとたぶん乾かないですね.やっぱりおっしゃられるように密着させてすぐに塗装するのが基本ですね.
糊を補うなら貼ってはがせるタイプのスプレーのりあたりがマスキングテープの糊に近いかもしれません.

  • 2012/04/27(金) 23:02:00 |
  • URL |
  • Hiroshi #-
  • [ 編集]

>Hiroshiさん
色々と考えていただきありがとうございます。
やはりマスキングテープを使ったマスキング法は確立されていますので、これから余程の新素材が出てこない限りは鉄板だと思います。密着性を高めるのであればセロファンテープという方法もありますが、今度は糊が強いために剥がすときに貼った下の塗装がはがれてしまうなどのトラブルリスクが増えてしまいますし・・・。
とっとと作業するのがやはり一番ですね(苦笑)。
こうして恥ずかしい失敗も晒し、そのリカバリー方法もご説明することにより、実際に造っている皆さんに、
「自分だけではないんだ」(笑)という思いと、
「やーめた」と投げてしまわずに完成まで頑張っていただければと思っています。

  • 2012/04/28(土) 05:57:23 |
  • URL |
  • 510190 #-
  • [ 編集]

>510190さん,
そうですね.鉄板には鉄板になった理由があるはずですよね.
今回の場合は剥離紙付きのマスキングシートかマスキング用のカッティングシートを使うのが最適なんでしょうか.

  • 2012/04/28(土) 23:48:34 |
  • URL |
  • Hiroshi #-
  • [ 編集]

初めまして。
こんばんわ。

マスキングをしてから時間を空けたり密着されていないことも原因に挙げられますが、
塗装中の状態を見ていると塗料を一気に吹きすぎのようにも見えます。

エアブラシの圧も関係しますが
乾燥させながら少しずつ吹いていけば結構綺麗に仕上がります。

特にマスキングの境界に当たる部分は塗装中に塗装面がテカテカしないよう塗装して行けばよろしいと思います。

  • 2012/05/01(火) 02:11:42 |
  • URL |
  • ガレやま #-
  • [ 編集]

>ガレやまさん
ご指導ありがとうございます。HPを拝見させていただました。プロのフィニッシャーの方からのご指導をいただけるとは思ってもいませんでしたので、本当に有難く感謝しております。
職人の皆さんは様々な経験値があることに加えて、ちゃんと「自分の作品」としての差別化もされていますので、その作品を拝見するたびに感激します。
シロートモデラーとしてはまだまだ精進が必要ですが、これからもご指導をお願いします。

  • 2012/05/01(火) 10:10:58 |
  • URL |
  • 510190 #-
  • [ 編集]

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