走ってナンボ

アルファ・ロメオを始めとする「ちょっと旧いイタ車」を一生懸命維持する中での天国と地獄をご紹介します。

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田宮模型 1/24 Giulia Sprint GTA製作記4

個人的にはエンジンルームのディテールアップは「やり過ぎないこと」だと思っています。
最近は様々なディテールアップの材料が手に入りますので、1/24スケール程度のエンジンでも超絶!なディテールアップが可能ですが、その部分を重点的に見せたいならともかく、今回のように個人的な思い入れのある特定の個体をモデルで再現する場合に重要なのはあくまで全体の雰囲気で、ほどほどにしておかないとエンジンルームばかりが目立ってしまうことになります。

余談ですが、かつて1/32スケールのF-14 Tomcatのスーパーディテールモデルを見たことがあるのですが、全てのハッチが開けられ、中には細かな電子装置がその配線まで再現されて詰め込まれていました。そのテクニックは素晴らしく製作に7年かかった・・・という執念にも感服したのですが、では一つの飛行機モデルとして全体を見たときにどうか?と問われると精巧なミニチュアではあるものの、ハイライトが散逸してしまいモデル全体としてはあまりにリアルで、そこしか印象に残らなかったことを思うと、自動車モデルにおいても「見せ場」を意識して全体の雰囲気をそれに合わせて造るほうが、作品としては印象に残るのではないかと思います。

ですので、エンジンに関してもあまり追い込まずにディテールアップをして行きたいと思います。
エンジンのディテールアップのハイライトはやはりプラグコードだと思いますが、最初にプラグコードとディストリビューターを接続してしまうと、それ以外のパーツを組み立てるのに邪魔になってしまいますので、エンジンの構造を良く見ながら、どのパーツから組み上げるかを判断します。

エンジン本体とプラグソケットとなるビニールホースを接着済みのヘッドを組み付けたら、まずはウォーターバイパスチューブのパイピングを行います。バイパスチューブは質感の違いを出すためにフラットアルミで塗装しておきます。

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エンドの部分はプラグソケットに利用した余り物のビニールホースを利用します。このホースはヒーターを装備している場合はバルクヘッド内のヒーターコアに繋がっているようですが、この個体はヒーターを装備していなかったとのことですので、ラジエーターのロア側にリターンしていると思われます。そこまで再現しても見えませんので適当に隠しておくことにします。

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接続にはホースバンドが巻かれていますので、0.5mm幅のアルミテープを巻きつけてそれを再現します。写真のMr.マイクロラインは残念ながら製造中止となっていますので、市販のアルミテープなどをデザインナイフで切って使うとよいでしょう。

24GTA072.jpg

ラジエーター側のホースはキットではプラスチックでモールドされていますが、写真のモデラーズ製のディテールアップパーツに置き換えます。これは編み込みのホースですが、色が付いていませんのでフラットブラックで塗っておきます。また切り口は繊維が解けてしまいますので、瞬間接着剤を塗って固めておきます。同じくホースバンドはアルミテープで再現すると「それらしく」見えるようになります。

24GTA073.jpg

ウォーターバイパスチューブをエンジン本体に取り付けたら、ヘッドの部分にプラグコードを埋め込んでいきます。接着には爪楊枝の先につけたクリヤーボンドを使い、ビニールホース側に少量つけてコードを刺して乾燥させれば接着することができます。ディストリビューター側への接続はキャブレターの取り付け後に行いますので、まずはこのままにしておきます。

切り離したキャブレターはフラットアルミで塗装して、ディテールを際立たせるためにフラットブラックでスミ入れをしておきます。また調節部の蝶ネジ部分をゴールドで塗っておくとアクセントとなります。

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0.1mm厚のアルミ板を切ってインシュレーターを作成します。エアファンネルの基部直径は1.2mmですので、1.3mm径のピンバイスで穴を開けます。

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キャブレターをエンジンに装着したらプラグコードをデスビキャップに接続して行くのですが、ネットで見つけた 実車の写真を見るとプラグコードは2系統に束ねられています。

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これには同じく1/12のオートバイモデルの余り物の太目のビニールホースを輪切りにしたものでそれを再現します。

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また同時にイグニッションコイルに繋がるコードもこの時点で取り付けておきます。オイルキャップはシルバーとゴールドを1:1で混ぜた色を塗ると、独特の合金の表現をすることができます。オイルキャッチタンクに繋がるホースはオイルキャップに0.8mm径の穴を開け、アルミ線を曲げて取り付けた後に同じくビニールホースを繋いでおきます。

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エンジンの反対側にはオイルフィルターを取り付けます。オイルフィルターはキットのものを使いますが、前回のストラトスの時に使ったガンダムモデル用のディテールアップデカールを貼るとオイルフィルターらしく見えるようになります。

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恐らく完成してしまえば全くと言って良いほど見えないと思うのですが、それはちょっとしたコダワリで、こうして製作過程をご紹介しなければ、最終的には製作した者しか知らない「秘密」となるものです(苦笑)。

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エンジン前部にはラジエーターファンとディストリビューターを動かすためのベルト部を取り付けます。
ディストリビューターはホワイトメタル製のパーツを使用しますが、ブラシ部を再現するためにマスキングテープを細切りにしたものにクリアーオレンジを塗って巻きつけるとそれっぽく見せることができます。

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ラジエーターファンは説明書には白で塗るように指示されていますが、樹脂製ですのでレドームというクリームイエロー色で塗ることにしました。

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24GTA084.jpg

ディテールアップしたエンジンが完成しました。
実は、キャブレターにあるフューエルラインも再現しようとして準備していたのですが、冒頭に書いた理由からあまりに煩くなってしまうので止めることにしました。
ご紹介した方法は私なりのやり方で、他にももっと簡単な方法はあるかも知れませんし、さらに一体どうやって造っているのかと思うほどの超絶技法を持つモデラーの方もいらっしゃると思いますので、必ずしも参考にはならないかも知れません(汗)。

しかし、実際にこうしてミニチュアで再現して見ると、改めてアルファ・ロメオのこの4気筒DOHCエンジンが、その性能だけでなく機械としての美しさを持った素晴らしいエンジンであることが分かります。
それは現代のハイブリッドやEVにない、各々の金属素材の輝きと部品が組み合わされた、当に”マッキナ”としての美しさを持っており、クルマ好きの趣味人がそのクルマに魅せられるのは、決してその性能やボディデザインだけではなく、こうしたメカニカルパーツの美しさもその要素としてあるのではと思います。

続いてエンジンルーム側に取り付けるヒューズボックス、オイルキャッチタンク、バッテリー、ラジエーター等を更にディテールアップを行って行きます。

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テーマ:模型・プラモデル - ジャンル:趣味・実用

コメント

昔、松本零士の作品で超精密に作った模型(1/1)が実物と同じ機能を有するようになった
って内容の漫画を思い出しました。
最初のうちはエンジンとかそれを使ったレシプロ飛行機、そして最後は核ミサイル・・・。

  • 2012/03/26(月) 06:54:35 |
  • URL |
  • S氏 #-
  • [ 編集]

>Sさん
モデラーにとって楽しいのは、実物を作ることではなく、実物「みたいに見える」もの全く違った素材で作ることなんですよね。以前にも書きましたが、飛行機モデルの翼端灯に使えるので不二家でパラソルチョコレートの赤と青の柄のものを大量買いして不思議がられたこともありました(笑)

  • 2012/03/26(月) 11:36:36 |
  • URL |
  • 510190 #-
  • [ 編集]

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