走ってナンボ

アルファ・ロメオを始めとする「ちょっと旧いイタ車」を一生懸命維持する中での天国と地獄をご紹介します。

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熟年スキーのススメ

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近年は減少傾向にあるスキー人口ですが、私たちが学生の時にはスキーとテニスは「軟派な学生のたしなみ」で、私もご多分にもれず、スキーを楽しんでいました。しかしそれは決して競技スキーといったストイックな路線に行くのではなく、あくまでゲレンデスキー専門で、もっぱら楽しむためのスキーでしかありませんでした。
しかも私の場合は、女の子にモテるために初級者に講習をする「教え方」の技術を磨くといったもので、自分がある程度滑ることができるようになると自分の上達そっちのけで、様々な講習法を勉強していました。
確かにスキー場で上手に滑る男子は格好良く見えるものですが、そこで勝負をしてもライバルが増えるだけですので、「親身に一生懸命教えてくれる親切なヒト」という路線で攻めることにしたのですが(苦笑)、結果として仲間が企画するスキーツアーに、男女を問わず初心者が参加することになると必ずお呼びがかかるようになってしまいましたので、スキーを使った社交術としては間違ってはいなかったのかも知れません(笑)。

社会人になり東京に転職で引っ越して来てからはスキーに行く機会も殆どなくなってしまっていたのですが、一昨年から体力の回復とリハビリを兼ねてスキーをまた始めることにしました。心筋梗塞のリハビリにスキー?と思われるかも知れませんが、私の主治医もスキーが好きで、幾つかの条件を守ればスキーはリハビリに効果的という結論となり安心して再開することにしたのですが、その条件とは決して極寒の吹雪のような状態で滑らない(心臓への負担を減らす)ということと、ロングコースを一気に滑り降りたりせずに、適度な休憩を挟みながらゆっくりと滑るというもので、それは私自身がずっとやってきたことでしたので、これらの制限は私にとって何ら制約とはなりませんでした。

手始めに行った場所は北海道のトマム!でそれはパウダースノーを求めてのことでした。スキーをやったことがある方には分かっていただけるかと思いますが、関東のスキー場の雪は雪質が重く、一度溶けて再びその上に雪が降ったりすると圧雪バーンになったりして脚への負担が大きくなってしまうのです。それに比べて、北海道は一度降った雪が溶けることがないためにサラサラの雪質で、ゲレンデ整備をされていても決して硬くならず、実に滑りやすい雪質で、脚への負担も少ないために30年!のブランクの後に再びスキーを始める場所として北海道を選んだのでした。
おかげで、随分と勘を取り戻せたのと同時に、脚力の衰えも実感することができたのですが、それらを補ってくれたのがレンタルスキーで借りたカービングスキーで、これまたスキー板の30年の進歩を実感することができました。
昔のスキー板はとにかく荷重移動をちゃんとして滑らなければ全くターンできなかったのですが、このカービングスキーは少々山足に荷重が残っていても、何とかターンできる・・・と言うか、曲がりたいなと思ったときには曲がっているといった感じで、脚力が衰えてしまっていてもスムーズに滑ることができるのです。
カービングスキーの理屈は分かっていたのですが、実際に履いて見てそれを実感することができました。しかし、このカービングスキーのおかげで、昔覚えた初心者へのスキーコーチングの方法も変更しなければなりませんでした(苦笑)。

それからは新たにスキー板も新調し、スキーシーズンになると週末は殆どスキー三昧で関東近郊の日帰りスキー場のメジャーなところは殆ど制覇?することになったのですから、やはり私はスキーが好きなのでしょう。と言うか、同行した相手に少しでも上手くなってもらうことが好きなのかも知れません(苦笑)。

そんな週末スキーへのアシとして重宝するのが愛車のLANCIA Themaで、これまた新しい発見だったのですが、スタッドレスタイヤに履き替えてしまえば、そのFFと軽い車重から雪道も快適に走ることができます。

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また、後席が3:2で可倒できてトランクスルーになる構造のために、スキーキャリアを用意しなくてもスキーを積み込むことが可能です。また広大なトランクスペースはそうしてスキーを積んでもまだまだスペースがあり、2人分であれば3泊4日程度のスキーツアーには何の問題もありません。

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今回同行したのは笹本夫妻で、奥様は永年スキーを嗜むベテランスキーヤーとのことなのですが、一方の笹本氏は私と同世代ながら、若い時に交通事故で大怪我をしたこともあり、スキーは初心者で今までは奥様の付き合いで年に一度スキーに行く程度とのことでした。
以前から一度ご一緒にと約束していたこともあり、今回ようやくそれが実現したのですが、いつもの笹本家のスキーエクスプレスであるFIAT Puntoがご機嫌斜めということもあり、LANCIA Thema一台に3人で行くことになりました。
そうなると当然?のことながら私が笹本家にお迎えにあがる・・・というのは暗黙の「お約束」のようで(笑)、今回も当たり前のように私がお迎えに上がることとなってしまいました。

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笹本家の駐車場にいつものようにクルマを停めて気が付いたのですが、そこにはアルファ・ロメオ

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フィアット

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ランチア

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というイタリアの自動車メーカーの半数が揃ったことになり、あとフェラーリ、マゼラーティ、ランボルギーニがいればイタリア自動車全制覇となるのですが、残りの三台は一筋縄では行きませんのでこの夢の実現にはまだ時間がかかるでしょう(苦笑)。

今回の日帰りスキーの行き先に選んだ場所は、昨年初めて行って気に入った群馬の川場スキー場で、ここはとにかく施設が素晴らしいスキー場です。
屋内駐車場から直接ゲレンデに行くことができますし、リフトを2本乗り継げば山頂まで登ることができ、そのまま3kmもの初級者コースが続いているゲレンデは自分のフォームを矯正するにもコーチするにも最適のスキー場だと思います。

スキースクールで資格を持って教えているプロの方はともかく、素人スキーコーチのスタイルには大別すると二種類あり、一つはいきなり山の上に連れて行き、とにかく転びながらも下まで降りることにより自信をつけてもらうというやり方と、一つ一つの動作を丁寧に教えながら、身に着けた技術で滑ることのできるゲレンデを増やして行くというやり方なのですが、私の場合は後者で、前者のやり方も認めてはいますが、それでスキーを嫌いになってしまう危険性があるために、結果としてギャンブルとなるのではと思っています。

さらに、教え方も自分なりに工夫しており、全くの初心者はともかく、すでに経験のある今回の笹本氏のような場合は最初は何も言わずに、まずは滑っている姿を観察することにしています。そうすれば課題が見えて来ますし、そのスキースタイルから、最初に何かを取り除かなければならないのか、何かを足さなければならないのかが分かります。
笹本氏の場合は、ボーゲンのスタイルは出来ていたのですが、ターンを曲がるための手段としか見ていないために、ムリな「力み」があり、斜面に対する恐怖心の方が先立っていました。
実は、スキー初心者の上達の障害になっているのがこの恐怖心で、その原因は「止まれない」という気持ちにあります。スキーが上手い方には釈迦に説法ですが、スキーにおいて大事なことは止まることではなく、スピードコントロールだと思います。つまり、スピードコントロールができないので、結果として「止まれない」のであり、最後は「転ぶ」という手段で「止まって」いるのです。
ボーゲンであろうがウェーデルンであろうが、やっていることはスピードコントロールで、ターンは方向を変える手段だけではなく、スピードをコントロールする手段であることを身体で覚えることができれば、スキーは一気に楽しくなるものです。

また、理屈が分かることと、身体でそれができることは異なっており、理屈だけ教えてもダメですし、また方法論だけ教えても応用が効かなくなってしまいますので、私はまず理屈を説明し、そのために何故そうするのかを説明し実際にやってもらうことにより、短い時間で上達してもらうようにしています。
相手が子供だと理屈は不要ですが、オトナの場合は「いいからこうしろ」では余程の信頼関係がない限り効果は上がらないところは一般的な「コーチング」と言われている理論と何ら変わるところはありません。

しかし、そうして少しでも上達して頂くのを見るのが嬉しいですし、何よりもそれでスキーを好きになって頂くのが一番の喜びですので、私なりに本を読んだりDVDを見たりしてコーチングの勉強をしてきました。しかし、私のコーチングの技術はそこまでで、まずはそうしてスキーを好きになってもらえれば、そこから先にもっと上手くなりたいと思う方はスキースクールに入ってプロの指導を受けるのが一番だと思いますし、一方で上手くなくても良いからゲレンデスキーを楽しみたいと考えて、様々なスキー場を楽しむのもアリだと思います。

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熟年のスキーの楽しみ方は決してスキー場での楽しみだけではなく、むしろスキーの後の楽しみがメインだったりします(苦笑)。
特にスキーで疲れた身体を癒してくれるのが温泉で、そのためにスキーに行くといっても過言ではないかも知れません。私が川場スキー場を気に入ったのは、そのコースレイアウトや施設だけではなく、近場に素晴らしい温泉があるからです。
その場所は悠湯里庵という日帰り温泉で、今のところ私の日帰り温泉ランキング1位の場所です(笑)。

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それはとても温泉とは思えない施設で、ぱっと見は民芸館かと思える佇まいです。

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中に入るとそこはやはり民芸館で、ロビーには素晴らしい「欄間」のコレクションが展示されています。

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ロビーには囲炉裏があり、そこが喫煙場所となっているのも贅沢な空間です。

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中には本当に博物館があり、火縄銃や鎧から根付に至るまでの様々な展示品があるのですが、左甚五郎作の欄間がさりげなく展示してあったりと、風呂上りにも楽しめる空間となっています。

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体力の衰えた私たち熟年世代にとってスキーというスポーツは意外にアリだと思います。相手があるわけではありませんので自分のペースで楽しむことができますし、自然と美しい景色を満喫し、このようにスポーツ後の楽しみもあるのですから、過去に経験された方だけでなく、これから始めるスポーツとしてもスキーは適していると思います。

さて、今シーズンはあと何回行けるでしょうか・・・。


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テーマ:ひとりごと - ジャンル:車・バイク

コメント

510さん
スキー場での一服は何故にあれ程旨く感じるのか。不思議です。。。
で、後は、”牛”さんを引いてくれば、全メーカー揃うと思います(笑)。笹本氏の駐車場に並べましょう。楽しみです。

  • 2012/03/16(金) 01:16:04 |
  • URL |
  • ZAGATOR #jhHw6g8s
  • [ 編集]

>ZAGATORさん
すでに仲間に馬と三叉はいますので、あとは牛だけなんですよ。ただ牛の飼い主は・・・ねぇ(笑)

  • 2012/03/16(金) 01:23:48 |
  • URL |
  • 510190 #-
  • [ 編集]

>週末は殆どスキー三昧で関東近郊の日帰りスキー場のメジャーなところは殆ど制覇

家でプラモ職人ばっかりしてたわけじゃあなかったんですね(笑)

>体力の衰えた私たち熟年世代にとってスキーというスポーツは意外にアリ

同感!  私も今年、久々にスキーに行きました。
もっとも根性なしですのでイタ車でなくスタッドがついたレンタカーでいきましたが......

  • 2012/03/16(金) 11:13:20 |
  • URL |
  • なごやまる #-
  • [ 編集]

>なごやまるさん
陸海空を全部制覇してますよ(笑)。
実は、ヨットも操れたりします。
スキーはもっと熟年が楽しんでも良いと思います。スキー場も50歳以上が割引だったり60歳以上だったりします。最初はシニア割引に抵抗があったのですが、最近は「なんで60歳なんだよっ!」と思ってます(苦笑)

  • 2012/03/16(金) 12:03:59 |
  • URL |
  • 510190 #-
  • [ 編集]

スキーいいですよね♪

  • 2012/03/16(金) 16:29:58 |
  • URL |
  • ハーバードナンパスクール佐藤エイチ #-
  • [ 編集]

190コーチ
自宅送迎+親切丁寧なご指導+極上温泉と実に至れり尽くせりのスキースクールありがとうございました
まだまだまだまだヘタレですが、お陰さまで急斜面の恐怖心は全く無くなりましたよ

あと、駐車場の「イタリアンカー・フェス」はFIATが間もなく無くなりそうなので、代わりに牛でも飼いますか?・・ ウソ


  • 2012/03/16(金) 18:19:29 |
  • URL |
  • 笹本隆太郎 #-
  • [ 編集]

>笹本さん
いえいえ。素晴らしい生徒でしたよ。もともと運動神経が良いですから、一回説明したらちゃんとその通りできるのはスゴイと思います。
オールイタリアンはいつか実現させたいですね。

  • 2012/03/16(金) 21:46:18 |
  • URL |
  • 510190 #-
  • [ 編集]

自分も群馬にいた頃は毎シーズンゲレンデに通ってました。
スキーを習ったのは競技歴のある友人からでしたが、いわゆる「前者」の
方式でスパルタに学ばされました 苦笑 
当時は半べそで転び転び滑ったものですが、ある程度できるようになると
荷重移動やスピードコントロールはスポーツドライビングにも似たものが
あり参考になるなと思いました。

スキー後の温泉もそうですが、数本滑ったあとのロッジでの一杯もサイコーでした 笑

  • 2012/03/17(土) 14:00:33 |
  • URL |
  • chifurinn #UwkW36/E
  • [ 編集]

>Chifurinnさん
かつて教えたことのある方がやはり同様の経験をお持ちで、スパルタで頂上まで連れて行かれ、それがトラウマになってスキーから遠ざかっていたそうです。
私のやり方の良いところはその日の内に効果が実感できることで、朝一番で「怖い」と思って滑った斜面を午後には「楽しい」と思っていただけることだと思っています。スキーは私たちにとっては遊びですので楽しくなければ・・・ですものね。
さらに、仰るとおり、笹本氏もバイク乗りの方なのですぐにその荷重移動の感覚が分かるのだと思います。

  • 2012/03/17(土) 14:15:05 |
  • URL |
  • 510190 #-
  • [ 編集]

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