走ってナンボ

アルファ・ロメオを始めとする「ちょっと旧いイタ車」を一生懸命維持する中での天国と地獄をご紹介します。

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未来へのノスタルジー1 ~Nostargic 2Daysに見るクルマの未来~

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1月に行く予定だったJCCAのNew Year Meetingでしたが、都合が悪くなってしまい残念に思っていたところ、パシフィコ横浜で開催されたこの「Nostargic 2days」というイベントを友人の笹本氏から聞き、是非に・・・ということでご一緒することとなりました。

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このイベントは雑誌「Nostargic Hiro」を出版している芸文社が主催するイベントで、基本的には国内外産の旧車と呼ばれる1970年代~80年代の車の展示会で、モーターショーとの最大の違いは、出展している会社がそれらの車を実際に販売しており、もし気に入った場合は「買える」という敷居の低さにあります。

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そうした中古車販売業者だけでなく、旧車をレストアするボディワークショップや、モディファイするメンテナンスガレージなども自社の技術をアピールする場所として展示ブースでは工夫を凝らしてディスプレイしています。
好感が持てるのは、そのブースが決してコストをかけて大掛かりな造作をしたものではなく、モーターショーで見られる華々しい演出とは無縁の手造り感があり、それもまた敷居の低さに繋がっており、気軽にクルマをじっくりと見ることができる居心地の良いイベントでした。

今回は案内人の笹本氏と私たちよりも「ちょっと」年代が上のO氏と私という3人での見学となったのですが、同じクルマを見ていても微妙に「見所」が異なっていたのは、その個々のクルマに関する原体験が異なっていたからでしょう。
それにしても、いつもはヒトのことを「ヲタク」呼ばわりしている笹本氏が展示されている各車の実に細部にまで精通しており、「思い出す」と言うより「語り出す」といった勢いで、普段の彼とは打って変わったマシンガントークで説明を始めたのには本当に驚きました。しかも彼の知識は自分自身の車歴の豊富さから来るものだけでなく、所有したことのない車に関してまで実に良く知っているのです。
今回の彼の姿を目の当たりにしたことにより、今後どれだけ彼からヲタク呼ばわりされようとも、ちっとも痛くも痒くもなくなってしまいました(笑)。

いつもとは反対ですが、その詳しい解説は彼のブログで説明されていますので、そちらをお読みいただいた方が分かりやすいかと思います(爆)ので、私は少し切り口を替えて今回のイベントで感じたことを書いてみたいと思います。

まずは客層なのですが、こうしたイベントに来るのは私たちのようにそのクルマ達が現役であった時代に免許を取り、クルマに熱中した世代のオジサンばかりかと思っていたのですが、現役世代を知らない若いクルマ好きの方が多く来場していたのがとても印象的でした。
昨今は新車を売るためには、まず若い人たちに「免許を取ろう」とCMで訴えなければならないほど、若い世代の免許人口が減っているそうです。
私たちの世代は18歳になるのを待ちわびて免許を取ったものですが、現代の都市部においては、クルマを運転する必要がなくなっているだけでなく、若い世代がクルマに魅力を感じられなくなってしまっているのが自動車業界にとっては最大の問題なのですが、それはもはやクルマが軽自動車やエコカーに代表される「移動の道具」としての地位しかなく、そのクルマを所有することやドライビングに魅力を感じる新車の需要が減っていることを意味しています。
しかし、一方でクルマそのものに魅力を感じる若者は確実に存在し、彼らにとっては70年代~80年代のこうしたクルマは単なる懐古趣味ではなく、「新車と比較検討して購入する対象」となっているのではと思います。
確かに、そのデザインは最近の新車にない独自性に満ち溢れていますし、何よりも他人との差別化という意味では、彼らと同世代の友人達だけでなく彼らの父親世代にもアピールするでしょう。

今回のイベントだけだったのかも知れませんが、意外にAE86系は陰を潜めており、旧車の鉄板?であるフェアレディZ、箱スカ、ケンメリといった日産/プリンス車勢を多く見かけました。特にフェアレディZは私が感じたこの旧車のトレンドを顕著に表していました。

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私たちの世代にとってフェアレディZは現役のときからの憧れでしたが、会場で展示されていたフェアレディZはまさに百花繚乱状態で、オリジナルに忠実にレストアされた個体や当時のモディファイ(改造)を再現した個体に加えて、現代のエンジンに載せ替えて様々なパーツを変更し、もはや外観がフェアレディZであるだけ・・・といったものまで、実に様々なアプローチが見られました。その中でも一番元気が良かったのが最後の「何でもアリ」というフェアレディZで、考えて見ればそのデザインはエバーグリーンな魅力を持っていますので、それをさらに乗り易く、壊れにくくモディファイするためのアプローチであれば、もともとのS/L型直6エンジンに拘る必要はないのかも知れません。
そんなことを考えていたら、私の思いを見透かしたかのように出展社の社長さん(親父さん)と思しき方が近寄ってきて話しかけられました。
その方によると、フェアレディZのエンジンルームは自由度があり、ミッションを含めて「何でも載せる」ことができるそうです。その方は続けて、
「オリジナルがどーこうとかを言わなければ、シーケンシャルATであろうが何でも載せることができるし、Zを最新のパーツで仕上げて乗ってもらうためにイロイロやってるんだよね~」
とこれからの旧車の一つの方向性を示唆していました。

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一方で、オリジナルに忠実なのが箱スカ(C10)で、やはりGT-Rという歴史的な名車がある故なのでしょうが、改造例は圧倒的にGT-Rをターゲットにしたものが多く、その出来栄えでしか差別化が計られていないところはフェアレディZと比較すると少し寂しく感じました。

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同じく歴史を背負ってしまっていたのがケンメリ(C110)のスカイラインで、こちらも二極化していました。それは希少車であるGT-Rか、レース仕様の改造車かというもので、さずかに「族車仕様」はいませんでしたが、そちらもある種のトレンドになっているのであろうことは、先日の「三浦ツーリング」の際に目の当たりにしました(苦笑)。

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そして、今回のイベントで個人的に刺さったのがあるメイクスの展示車たちだったのですが、結構な種類が展示されており、それは現役時代の地味さを知っているだけに意外な光景でした。

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テーマ:イベント - ジャンル:車・バイク

コメント

古いものを頑張って修理するのはコストがかかるのですぐに技術が途切れる危険性があります.
貴ブログのストラトス,デルタの記事で感心したこの種の技術,頑張って修理する人と対価を払う人がいることがわかって嬉しいです.

  • 2012/03/09(金) 00:11:47 |
  • URL |
  • Hiroshi #-
  • [ 編集]

充実の半日でしたね
この時代のクルマは自分で必死になって購入し、必死になって手を入れてきた思い出があるのでついつい真剣に見入ってしまいます
でお僕はヲタクじゃないですよ!単なる「スキモノ」です

  • 2012/03/09(金) 11:01:37 |
  • URL |
  • 笹本隆太郎 #-
  • [ 編集]

>Hiroshiさん
全くそのとおりですよね。必要とされない技術は廃れてしまいます。私が記事にしている板金技術も最近は若い方が修行に来ているそうです。一般的には習得するには10年かかり、そこからが個人の切磋琢磨だそうで、気の遠くなる話です。

  • 2012/03/09(金) 12:10:06 |
  • URL |
  • 510190 #-
  • [ 編集]

>笹本さん
私の初期症状と同じですね。最初はヲタクと呼ばれることに抵抗するのですが、そのうち慣れてくるものです。スキモノ→マニア→ヲタクは別に症状が重度になって行くのではなく、単なる呼び名の違いだと思うんですが??

  • 2012/03/09(金) 12:13:03 |
  • URL |
  • 510190 #-
  • [ 編集]

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