走ってナンボ

アルファ・ロメオを始めとする「ちょっと旧いイタ車」を一生懸命維持する中での天国と地獄をご紹介します。

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「手慣れ」の維持 ~AIRFIX 1/72 Spitfireの製作 2~

例によってコクピットの組み立てからです。イギリス機の機内色はエアクラフトグレイグリーン(BS283)という色で、特別色として販売されているのですが、そのためだけに買うのも勿体無いので、調色して作ることにします。

4100_1.jpg

写真はハリケーンの機体内部色ですが、グレイグリーンというより「黄緑色」という感じですので、米軍機用の機体内部色にグリーンを混ぜて見ました。

Spit011.jpg

調色したときはちょっと明るすぎる感じだったのですが、ウォッシングやウェザリングをすることにより、トーンが落ちて結果オーライとなりました。

Spit014.jpg

例によって1/72スケールですので完成してキャノピーを取り付けると内部は殆ど見えませんが、折角精密に再現されていますので、ちゃんと塗装して仕上げます。

Spit012.jpg

気になったのが椅子のサイドの厚みで、ボッテリと見えてしまいますので、ナイフでエッジを削って薄く見えるようにしておきます。

Spit013.jpg

胴体側面にモールドされている機器類もフラットブラックやクロームシルバーで塗り分けますが、結構適当です(苦笑)。

Spit015.jpg

計器盤はデカールで再現されていますが、中央の射撃照準器が邪魔になりますので、予めデカールの干渉する部分をデザインナイフで切っておくと良いでしょう。

Spit016.jpg

コクピット後方の酸素ボンベまでパーツで再現されていますが、これまた完成してしまえば殆ど見えません。酸素ボンベは機体内部色で塗られていたようですが、少しでも目立てば・・・とフラットアルミで塗装して見ましたが、恐らく徒労でしょう(苦笑)。

Spit017.jpg

コクピットが完成したら胴体を貼り合わせます。説明書ではプロペラをこのときに胴体に取り付けるように指示されていますが、これからの工程で邪魔になりますので、プロペラは最後に取り付けることにします。しかし、そうするとプロペラは可動しなくなってしまいますが、プロペラが廻ることがスケールモデルにとって重要ではありませんし、かえってスピンナー(プロペラ中心のカバー)と胴体のガタの原因となったり、廻ることが破損の原因になったりしますので、固定してしまうほうが安全だと思います。

Spit018.jpg

コクピットを挟み込んだことにより合わせ目に少し隙間ができてしまいました。接着剤が乾燥したらパテを盛って隙間を埋めておきます。これからの作業ではコクピットを汚してしまう可能性がありますので、マスキングテープで保護しておきます。

Spit019.jpg

胴体の合わせ目は800番のペーパーで削って合わせ目を消します。その際にスジ彫りも消えてしまいますので、このようにマスキングテープをガイドにして、再度スジ彫りを彫りなおしておきます。

Spit020.jpg

主翼を貼り合わせる前に、主脚収納部分と主翼に装備された7.62mm機関銃の薬莢排出口の内側を塗装しておきます。
この機体の場合は主脚収納部は主翼下面色と同じなので、予めMr.Colorの26番「ダック・エッグ・グリーン」で塗っておき、薬莢排出口の部分はフラットブラックで塗装しておきます。

Spit021.jpg

このスピットファイアの初期型であるMk.1aは7.62mm機銃を8門も装備していました。
実は、第二次大戦の戦闘機の武装は各国によってその思想が異なっています。大別すると大口径機関砲を装備し、「一撃必殺」を目指すか、口径は小さくても多数の機関銃を装備し、「数撃ちゃ当たる」と考えるかのどちらかなのですが、Battle of Britainで戦ったイギリス空軍のこのスピットファイアもハリケーンも多銃装備型でどちらも7.62mm機関銃を8門装備していました。装備していたこのブローニング製の7.62mm機銃は現在も現役で使用されており、発射初速が速く弾道が低伸する(真っ直ぐに弾が飛ぶので照準しやすい)名機関銃です。そして片翼4門ずつの機銃の弾道を交差させずに扇型になるよう調整することにより、空戦機動中で機体が不安定な状態あっても、敵の進行方向に発射することにより弾幕を造ることができ、敵機がその弾幕に突っ込んでしまえば、確実に相手に損害を与えることができたのです。

これは迎撃戦闘機という要求からは理に適っており、相手を確実に撃墜できなくても損害を与えることにより、相手に爆撃を断念させることができれば、迎撃戦闘機としての役割は達成されたことになります。
事実、多くのドイツ空軍の爆撃機がイギリス上空で撃墜されただけでなく、損害を受けた機の搭乗員は機上で戦死したり、エンジンに被弾した機はドーバー海峡を渡って基地に帰還することができず、その多くが海上に不時着し失われました。こうしてドイツ空軍の爆撃機隊は消耗して行き、イギリス本土上の制空権を握ることができず、結果として侵攻作戦をアキラメさせたのですから、イギリスはこの小口径機銃の多銃装備によりこの戦いに戦略的に勝利したことになります。

対戦闘機戦闘においても、ベテランの搭乗員であれば一撃必殺も可能であったでしょうが、新米パイロットにとっては、空中戦ではそれができる射撃位置につくことすら難しく、どうしても遠くから機体が不安定なままで射撃を開始してしまうことが多く、そういった場合は機銃の弾道が定まらないために相手に命中させることは困難なのですが、こうした多銃装備の場合は、上述したように弾幕を張ることができるため、少なくとも相手に味方への攻撃をあきらめさせたり、多少なりとも損害を与えることができれば、続く戦闘飛行を断念させることができたのです。
これも少数の戦闘機で防空戦闘を行うための戦術で、弾がなくなれば着陸してすぐに補給することができる自国の領土上での迎撃戦闘に特化したことによる武装でした。しかし、やはり7.62mm機銃では破壊力がなく、後の発展型では機銃の数を減らして12.7mm機銃や20mm機関砲を装備するようになりました。

Bf109E.jpg

一方相手方であったドイツ空軍の主力戦闘機であったメッサーシュミットBf109E-3型は主翼内に20mm機関砲を2門と胴体機首に7.92mm機関銃2門という装備で、どちらかというと一撃必殺型の侵攻戦闘機と言えました。
大口径の機関砲は当たればその破壊力は凄まじいものがありますが、一方で発射初速が低く弾道が不安定なことに加えて、携行する弾数が少なくなってしまい、折角相手を捕らえても弾がない・・・といったことになってしまいます。
しかし、これは戦闘機を開発する際の要求性能から決定されたものであり、メッサーシュミットBf-109は一撃離脱型の高速戦闘機を目指していたこともあり、あまり空中戦を想定していなかったことから、大口径の機関砲を装備し、一発でも命中すれば相手を確実に破壊できる威力の方を好んだのでしょう。これは当時のパイロットの希望にも沿ったものでもあり、スペイン内戦などで実戦経験も豊富であったドイツ空軍の戦闘機パイロットは、自分達の飛行技術にも自信を持っており、敵機を撃墜することに拘ったのではないかと思います。

零式艦上戦闘機もその装備する20mm機関砲の威力は絶大で、当たると確実に敵機を撃墜することができたそうですが、メッサーシュミットBf-109と同様の問題を抱えており、「ションベン弾」と呼ばれるほど発射初速の遅さから弾道が弧を描いて落ちていってしまうことに加えて、3秒も連射すると撃ち尽してしまうほどの携行弾数の少なさから、あまり評判は良くなかったと言われています。従って零戦の場合はその優秀な空戦性能により相手を追い詰め、近距離からここぞという時に短い連射でダダダッと20mm機関砲を発射するという戦闘方法で、メッサーシュミットBf-109のように高速で突っ込み、一撃すると離脱し、また上昇して索敵するという戦闘方法とは異なっていたことは、中世の騎士が馬上で槍を持った戦い方と武士の刀による戦い方の差と同じであることは、実に興味深い違いだと思います。

Spit022.jpg

Spit023.jpg

胴体に続いて主翼と尾翼を取り付けます。素晴らしいのがこれらのパーツの組み合わせで、殆ど修正が必要ないほどばっちりと組みあがります。前回の記事で気になった主翼前部と胴体下部の接合部分ですが、段々と気にならなくなって来ましたので、プラペーパーを挟むのは止めにしました(苦笑)

Spit024.jpg

続いて塗装ですが、まずは下面色から始めます。

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テーマ:模型・プラモデル - ジャンル:趣味・実用

コメント

ご無沙汰しております。

75Evoのtm75evoです。
内容と関係なくて、恐縮ですが。。。

REVO氏より、blogを復活されているとのお話を伺い、訪問致しました。
復活後のお話も楽しく拝見致しました!

お元気そうで何より!
これからもよろしくお願い致します。

  • 2012/02/18(土) 19:57:50 |
  • URL |
  • tm75evo #-
  • [ 編集]

>tm75evoさん
ご無沙汰です。特にお知らせすることなしに「こっそりと」再開しましたので、失礼しました(笑)
また、ウダウダとヲタクな記事を書いていますので、懲りずにご愛読いただければ幸いです。

  • 2012/02/18(土) 20:09:29 |
  • URL |
  • 510190 #-
  • [ 編集]

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