走ってナンボ

アルファ・ロメオを始めとする「ちょっと旧いイタ車」を一生懸命維持する中での天国と地獄をご紹介します。

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「手慣れ」の維持 ~AIRFIX 1/72 Spitfireの製作 1~

前回の記事で筆塗りだけで造ったAIRFIX製の1/72スケール零式艦上戦闘機21型のことを書かせていただいたのですが、その新金型のAIRFIXのキットがいたく気に入ったので、懲りもせずに同じく新金型という「謳い文句」に惹かれて続けて購入してしまいました(苦笑)。

Spit001.jpg

前回の零戦ではAIRFIXというイギリスのメーカー故に「肩の力が抜けている」と評したのですが、このメーカーが新たに新金型で発売したのは、第二次世界大戦におけるイギリス空軍の名機中の名機であるSupermarine Spitfire(スピットファイア)です。
実は、私自身はイギリス機好きで、過去にも書きましたが、最初に買ったAIRFIX製のキットが1/72スケールのBoulton Paul Defiant(デファイアント)という変態駄作機でした。

Defiant.jpg

このデファイアントについてはまたどこかでご紹介したいと思いますが、普通の子供が見向きもしない機種であったことは確かで、だからこそ模型屋で売れ残って値引きされていたのですが、私自身にとっては安いから買ったのではなく、何かアヤシイ?魅力のある機種だったのです。

Spitfire_F_VB.jpg

イギリス人にとってこのSpitfireは特別な思い入れのある機種で、第二次世界大戦を代表する戦闘機であるだけでなく、ドイツ軍のイギリス侵攻を断念させた航空戦(Battle of Britain)の主役で、このキットもその航空戦の際に活躍したMk.1aをモデル化しています。

スピットファイアの原型は1934年にまで遡り、数々の試作の後、1936年にようやく最終試作機として初飛行を果たします。設計にあたったのはR.J.ミッチェル技師で、彼はそれまで流麗な流線型を持つ機体を設計し、世界的な飛行機レースであった「シュナイダー・トロフィー・レース」という水上飛行機のレースでフランスやイタリアとその優勝を争い、結果3度の優勝を得ていた名デザイナーです。

S6B.jpg

彼の設計コンセプトはそのシュナイダー・トロフィー・レースに出場したS6Bをベースにしており、出来上がった試作機はその特徴ある楕円形の主翼と引き締まったボディに加えて、ロールス・ロイス製のマーリンエンジンを搭載したことにより、その外観に違わず高性能を発揮しました。

RRMerlin.jpg

このロールス・ロイス製のマーリンエンジンは第二次世界大戦を代表する航空エンジンで、水冷式のV型12気筒、OHC方式のカムシャフトに、吸気/排気に各々2バルブを装備した高性能エンジンで、後に連合軍の様々な航空機に搭載され第二次世界大戦を通じて使用された名エンジンです。

このエンジンを搭載したことにより、スピットファイアは迎撃戦闘機として必要な上昇力とスピードを得ることができ、また特徴ある楕円翼により軽快な運動性を発揮し、イギリス空軍の主力戦闘機として活躍することとなります。
1940年7月に始まったドイツ空軍によるイギリス攻撃の際に、このスピットファイアはまだ量産中で、主力戦闘機はHawker Harricane(ハリケーン)でしたが、

Hurricane_Mk_IIC.jpg

イギリス空軍は新兵器として開発したレーダーによりドイツ空軍の動向をいち早く察知し、迎撃部隊に対して目標を指示することができたために、対爆撃機にはハリケーンの部隊を、対護衛戦闘機にはスピットファイアの部隊を振り分けることにより効率良く迎撃戦闘を行い、圧倒的に少数の戦闘機と常に基地が空爆に晒されるという悪条件の中、何とかドイツ軍のイギリス侵攻を断念させることに成功します。

このBattle of Britainはイギリスにとっていまだに語り継がれる戦いであると共に、その主役であったスピットファイアはイギリス人にとって当に「救国戦闘機」で、彼らにとっては特別な思い入れのある機種であるために、AIRFIX社もこれまで何度もモデル化しているのですが、その戦いから70周年となることを記念する意味でも、再生したAIRFIX社にとって当然のことながら真っ先に新しく設計しなおさねばならない機種で、零戦と異なり肩どころか全身に力の入った渾身の作品となっています。

Spit003.jpg

パーツ割りは前回の零戦と同様に、主翼の上半角が狂わないように下翼部分は左右繋がって成型されており、組み立てやすそうなキットです。
スジ彫りは零戦と同様に、筆塗りを前提とした彫りの深いものですが、さらに細かく機体のパネルラインが再現されています。またコクピットは1/72スケールでのプラスチックパーツの限界と思えるほど凝っており、バルクヘッドと呼ばれるコクピットの背面のパネルに加えて、酸素ボンベまでがパーツ化されています。
正直言って、田宮製の1/72の同キットと比較すると劣っている部分があるのも確かですが、クルマと同じく模型というのはCADで設計する時代になっても、その設計者の思い入れが反映されるもので、その意味ではイギリスのAIRFIX社の思い入れを感じることができるこちらのキットの方が個人的には好ましく思えます。

Spit002.jpg

デカールは一種のみで、Battle of Britainの際に最前線の基地であったBiggin Hillに展開していた第610飛行中隊(Squadron)の有名な機体を再現することができます。デカールは特に表示はなかったのですが、零戦と同様にカルトグラフ製と思われ、これでもかとばかりに細かい機体の注意書き(ステンシル)が再現されています。
これまた有名な機体ですので、数多くの別売デカールが販売されていますので、他人と違うものを・・・と考えるモデラーにとっても「選り取り見取り」だと思います。

Spit004.jpg

このキットも前回の零戦と同様に筆塗りで仕上げようと思っていますが、造り方は基本的に同じですので、細かな説明は省いて、組み立てに当たって注意する箇所や経緯を飛行機に関する薀蓄?と共にご紹介して行くことにします。

Spit007.jpg

例によって機体全体のバランスを見るために仮組みをしてみました。基本的なパーツ割りは零戦と同様なのですが、主翼上下と左右の胴体を合わせるための雄と雌の合わせがきつく、どうしても少し浮いてしまいますので、雄側のピンを削って調整しておきます。今回はパーツ同士の合わせが良かったので残しましたが、削り合わせが必要な場合はいっそのこと切り飛ばしてしまっても良いかと思います。

Spit005.jpg

Spit006.jpg

パーツ同士の合わせは概ね良好なのですが、主翼全縁と胴体との合わせ目が少し大きく感じます。

Spit008.jpg

パテで埋めて補修しようかと思ったのですが、今回はプラペーパーという紙状の薄い板を使って隙間を埋めようと思います。

Spit009.jpg

このように隙間にペーパーを挟んで余分な部分を切り取って整形することにより隙間を狭くすることができます。

Spit010.jpg

それでは製作に取りかかりましょう。

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