走ってナンボ

アルファ・ロメオを始めとする「ちょっと旧いイタ車」を一生懸命維持する中での天国と地獄をご紹介します。

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LANCIA Storatos HF 製作記10

ボディのクリアー塗装を乾燥させている間に、ディスプレイベースを作ります。今回はジオラマ未満、ディスプレイベース以上をコンセプトに少し遊んでみようと思います。

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それはいつものアガチス材のディスプレイベースの上にサンレモの路面を再現するというもので、その工作方法をご紹介したいと思います。
イメージはサンレモのターマック(舗装)路面で、当時の映像や写真を見て選んだのは、路肩が黄色の実線で中央線は白線の二車線の道路としました。サンレモの田舎道を見ると、道路は簡易舗装っぽく簡単に盛り土をして舗装されたもので、路肩は石だらけで所々に雑草が生えているようですのでそれを再現することにしました。

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まずはいつもの通りアガチス材にニスを塗ってやるのですが、今回は表面は路面を再現しますので、サイドの部分のみにステインニスを塗り、上から水性ウレタンクリアーを塗り重ねます。

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道路はベースに対して平行にすると動きがなくなってしまいますので、少し斜めに再現します。斜めにすることによりディスプレイベースは続いている道の一部を切り取ったように見せることができるのです。
イタリアの道路規格が良く分からなかったのですが、ラリーコースは狭い曲がりくねった道ですので日本の規格で調べて見ると県道などで古い道路の走行車線の幅は2.75mとの記述がありました。これを1/24スケールに縮小すると約11.5cmとなります。これをベースに道幅を決めることにします。

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ウレタンクリヤーが乾燥したらこれからの作業の保護のためにサイドの部分にマスキングテープを貼っておきます。

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ベース面を路面にすると、路肩を下げなければなりませんので彫刻刀で削ってやります。小学生の時に作った版画の要領で適当に削るのですが、路肩は荒地ですので規則的に美しく削るのではなく、むしろ凸凹があったほうが実感が出ますので、これまでのモデル製作に求められた繊細な作業とは逆にわざと大雑把に削ります。

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路肩を削り終わったら路面の再現に移りましょう。
路面の表現にはタミヤの情景テクスチャーペイントを使用します。以前は写真の情景スプレーという特殊合成樹脂の粉末スプレーがあったのですが、現在は製造終了となりその代わりに右の情景テクスチャーペイントという塗料が販売されています。こちらはセラミックの粒子が塗料に配合されており、筆で塗ってやることにより情景スプレーと同様に立体的な表現ができるものです。何せ新製品ですので使うのは初めてなのですがどんなものか使ってみることにしました。

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塗ってすぐはドロドロの塗料をブチ撒けたような感じです。乾燥には時間がかかりますが、最初の段階で路面の起伏を再現するために塗る厚みを変えて一旦乾燥させます。乾燥したら今度はテクスチャーペイントを水で薄めて表面に薄く塗って完成です。表面のザラザラ感もなかなか良く、スタイロフォームなどのベースを使えば大きな起伏や壁などの再現にも使えるのではと思います。色も泥や砂漠など各色用意されていますので、ジオラマを作る方には便利な製品ではないでしょうか。

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それでは引き続き車線の再現に移りましょう。路肩の黄線の幅は同じく日本の道路規格によると1/24スケールで幅は4mmで、中央線の白線は6mmとなりますが、マスキングテープを使うと塗り分け部分がはっきりとしすぎてしまいます。こういったマスキングを行う場合はトレーシングペーパーを用いて塗りたい部分を切り取ります。今回の場合は路面の線ですのでそれほど厳密な塗り分けを行う必要はなく、むしろ境目がちょっとボケている程度のほうが実感が高まりますので、ぴったりと貼り付けずに数箇所を両面テープで貼る程度にしてスプレー塗装を行います。

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黄色の線は写真を見ると少しオレンジっぽい黄色ですので、Mr.Colorの58番の黄燈色を用います。この塗料は半光沢で少し艶がありますので、フラットベースを混ぜて艶を消してからエアブラシでスプレー塗装します。同じく中央線の白線も同様にマスキングを行いホワイトで塗装するのですが、こちらはホワイトサーフェイサーを用いてスプレーすれば艶消しの白線を再現することができます。さらに乾燥後に砂消しゴムで表面を削ることにより部分的に白線がかすれた感じを表現することができます。

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続いて路肩の地面の表現に移りましょう。用意するのは鉄道模型などで使われている材料で、ジオラマ用クラッシャブルストーンと呼ばれるもので地面の表現をします。名前の通り砕いて様々な大きさにすることができますので、スケールに合わせて石の大きさを調整することができます。さらにコースターフと言う細かい着色スポンジを使って雑草の表現をするのですが、一色だと単調になってしまうので今回は大きさと色調の異なる二種類を用意しました。

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クラッシャブルストーンは文字通り好きな大きさに砕くことができます。ビニール袋に入れてハンマーで叩いて砕くことにより、細かくしたものとそのままの大きさのものを混ぜて大きさをバラつかせておきます。

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接着は木工用のボンドを使います。これは固まるまでに時間があるので工作がしやすいことに加えて、固まると透明になるので貼り付けたこれらの材料を邪魔しないためジオラマ製作によく用いられている接着剤です。
指やヘラなどで必要な部分に木工用ボンドを塗ったら予め砕いておいた上記のクラッシャブルストーンを上からばら撒きます。今回はさらにコースターフも接着しますので少しまばらにばら撒いておきます。続けて同様にコースターフを撒き、部分的にピンセットで植えるように押し込んでやれば完成です。

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木工用ボンドが乾燥したらサイドの保護のためのマスキングテープを剥がして完成です。
路肩の荒地とわずかに生えた雑草がうまく表現できたのではないかと思います。
ちょっと路面が舗装したてのようで綺麗過ぎるかなとも思ったのですが、今回はあくまでディスプレイベースとしての製作ですので、タイヤのスリップ痕やオイル染みなどを加えるのは止めにしました。

これを一つのジオラマとして作品にするのであれば、クルマを汚したりフィギュアを配置したりと、何らかのストーリーを考えながらその一瞬を切り取ったイメージを元に、最初から計画して造らなければなりません。
ジオラマとディスプレイベースの違いはそこで、あくまでクルマを主役にしてそれを見せるためのものと、クルマを一つの道具としてジオラマ全体でストーリーを見せるものは製作に際して根本的にアプローチが異なるものだと思っています。
それでは引き続きクルマの製作に戻りましょう。

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