走ってナンボ

アルファ・ロメオを始めとする「ちょっと旧いイタ車」を一生懸命維持する中での天国と地獄をご紹介します。

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LANCIA Storatos HF 製作記6

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あらかじめ組み上げたユニットと単品で塗装するパーツを一気に塗装します。塗装にはエアブラシを使用しますが、エアブラシがなくても缶スプレーで代用できますし、練習すれば筆塗りでも充分綺麗に塗装できます。私も以前は筆塗り派で、平面をどれだけ筆ムラなく上手に塗るかを追求したのですが、やはり一度エアブラシを使うとその便利さには勝てず、ついエアブラシに頼るようになってしまいました。

缶スプレーがあらかじめ塗料と液化ガスが封入されているのに対して、エアブラシは塗料をカップから供給し、ニードルと呼ばれる部品によりノズルから出る塗料の量を調整し、さらにコンプレッサーなどから供給されるエア圧を変化させることにより、それらの組み合わせでスプレーする面積を調整することができるため、好きな色を様々な幅でスプレーすることができるものなのです。
昔は高価でおいそれと手が出なかったのですが、最近は様々な機種が比較的安価で販売されており、エアの供給もエア缶と呼ばれるエアゾール式のものとコンプレッサーと呼ばれる空気を圧縮して供給するものの二種類から選べるようになりました。エアブラシのシステムについて語り始めるとそれだけで記事が終わってしまいますので、ここではなるべくその理屈は省いてタイプ別の特徴をご説明するに止めます(苦笑)。

エアブラシには大別するとシングルアクションとダブルアクションがあります。さらにニードルの直径でどれだけ細い線が描けるかが決まり、さらに塗料を入れるカップの大きさやボタン式、トリガー式といった組み合わせで様々なバリエーションがあります。
シングルアクションはニードルを調整して固定してからボタン(トリガー)を押すことによりスプレーすることができるもので、ボタンの機能はスプレーを出すためだけであることからシングルアクション方式と呼ばれています。
一方でダブルアクションとはさらにボタン(トリガー)で、スプレーしながらニードル開度も調整することができるのでその名前が付いているのですが、それぞれには一長一短があり、私はシングルアクション方式のエアブラシを使っています。エアブラシで絵を描いたりする方の多くはスプレーしながら吹き幅を調整できることからダブルアクション方式を使っているようですが、私の使い方であればシングルアクションの方が適していると思っています。

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そして今までは屋外で塗装したりしていましたので、エアーの供給はエアー缶を使用していましたが、塗装ブースが使えるようになりましたので、今後はコンプレッサー導入を検討中です。エアー缶はどこにでも持ち出せることと、音が出ないということに加えて空気中の湿度の影響を受けないという利点があるのですが、一方で連続使用するとエアー圧が下がるという点と経済的ではないという欠点があります。
一方でコンプレッサーは半永久的に使用できることやランニングコストが殆どかからないという利点に対して、電源がないと(バッテリー方式併用のものもあります)使用できないことと騒音が発生するという問題に加えて、水抜き(多くはエアレギュレーターに付属)がないと、大気を圧縮するために空気中の湿気が塗料と一緒に吹き出してしまうという問題があると共に、最大の問題であるお値段が高いという欠点があります。
ただし、作業環境さえ確保できるのであればエアー缶よりも遥かに経済的ですので、もしプラモデルを長期的な趣味とするのであれば、最初は缶スプレーからスタートしてエアブラシとエアー缶、そしてコンプレッサー導入というのが順当な設備投資?計画ではないかと思います。

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塗料の濃度は難しく考えなければ、だいたい1.5倍から2.5倍程度にシンナーで希釈して使います。今回はMr.Colorという一般的なラッカー系の塗料を使いましたが、希釈割合は使う塗料によって異なります。理論的には細吹きをするほど薄めにしておくのがポイントで、理由は細吹きをする場合はニードルを絞るため、濃い塗料だとノズルとニードルの隙間から出にくくなってしまうためです。今回は入り組んだ形状のパーツ塗装で面塗装と細吹きの両方を行うことになりますので2倍程度の希釈で行います。写真のようなボトルで一度希釈してからエアブラシのカップに移すのが王道?ですが、だんだん慣れてくるとカップに直接塗料を入れ、さらにシンナーを加えてカップの中で希釈できるようになります。つまり希釈の割合はそんなに厳密なものではなく、やっているうちに段々感覚として身についてくるということです。

缶スプレーと異なりエアブラシは吹き幅を調整することができますので、最初は、ニードルを半分ほど開けて試し吹きを行います。そしてニードルを絞りながら距離を縮めてどの程度の細さまでスプレーできるかをチェックしてからいよいよ本塗装です。基本は缶スプレーと同様で最初はニードルを開けて遠目から砂吹きを行い、数度に分けてスプレーしてやるのですが、エアブラシの最大の特徴は細吹きにより細部の細かい凸凹にもスプレー塗装ができることです。砂吹きを終えたらまずニードルを絞って入り組んだ部分やエッジを先にスプレーしてから、今度はもう一度ニードルを開けて全面を塗装すると塗膜の厚みを一定にすることができます。スプレーする際には最初はエアー圧が一定しないために塗料がダマになって出ますので、必ず別の場所に一度スプレーしてスプレーのミストが安定してから実際のパーツにスプレーするようにしてください。

とにかく習うより慣れろ・・・で最初は失敗しても良いつもりで、ペットボトルや適当なプラスチック製の小物などを使って練習するとすぐにコツが掴めると思います。

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缶スプレーでグリーンを塗ったボディをチェックして見るとやはりうまく塗料が載っていない部分がありました。もう一度缶スプレーをするのも良いのですが、そうすると他の部分の塗膜が厚くなってしまいますので、前言撤回でエアブラシでタッチアップすることにしました(苦笑)

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既に缶スプレーで塗装は終わっていますので、細吹きでタッチアップしてやります。缶スプレーと同じメーカーの同じ色番号の塗料ですので色調も同じはずですが、製造ロットの違いなどで必ずしも一致しない場合もありますので、吹き始めは修正が効く目立たない場所から始めます。

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エアブラシの欠点ではないのですが、面倒なのが後始末です。エアブラシを使った後はまず残った塗料をカップから出します。カップの内側をシンナーで塗らしたキムワイプを詰め込んで残った塗料をキムワイプに吸わせてある程度綺麗にします。その後、カップにシンナーを入れニードルを全開にしてノズルの先を指で塞いでスプレーします。するとエアがカップに逆流し内部を洗浄するのですが、これを「うがい」と言います。そうするとカップの中に塗料の色がついたシンナーが溜まって来ます。そのシンナーを容器に移して、また新しいシンナーを入れてうがいを繰り返します。そうするうちにシンナーの色が薄くなってきますので、今度は空吹きをしてやります。ニードルの洗浄もかねてニードルを絞って紙などに吹き付けてやるのですが、私の場合はクリーナーボトルを使っています。

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この洗浄ボトルは密閉されたボトルの中にシンナーの空吹きができるというスグレ物で、部屋がシンナー臭くならずに助かっています。

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洗浄用に使うシンナーも通常の塗料用ではなくツールウォッシュというシンナーを使っています。お値段が通常の塗料用のシンナーよりも安く洗浄効果が高いのですが、プラスチックを溶かす性質があるため塗装には使えません。さらに写真のようなノズル付きのボトルに入れ替えておくと便利です。ちなみにこうしたポリ容器は材質によってはシンナーで溶けてしまうものもありますので、耐アセトンの容器を使うと間違いはないでしょう。

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缶スプレーと異なり、エアブラシではこの作業を色を使用する度に繰り返すことになります。こうして説明していると面倒に思えますが実際にやって見るとそれほど面倒な作業でもありませんので、これまた慣れの問題だと思います。

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それでは組み立てに戻りましょう。まずは塗装指示の一番多かったフラットブラックをピックアップして切り離したパーツを一旦仮組みしてみます。仮組みはパーツ同士の合わせを確認するためと、塗装のためにどこまで先に組み立ててしまえるかを判断するために行います。組み立て説明書はその順番に組めば問題なく組みあがる順番で記載されています(たまに間違っていることもありますが)が、その順番を変えるのですからこの確認をしておかなければ、後からパーツが付かないといった情けないことになってしまいます。
塗装するためには持ち手が必要ですので、パーツの形状や塗装する部分を考えながらピンセット、メガネクリップ、洗濯バサミなどを使い分け、さらに厚紙に両面テープを貼りつけたりして、まずは塗装するパーツの準備をします。

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エアブラシでもなかなか塗装できないような部分はあらかじめ筆塗りをしておきます。

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塗装を終えたらさらに組み立てを進めます。

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テーマ:模型・プラモデル - ジャンル:趣味・実用

コメント

私はダブルアクションの物を買ってみたのですが、
正直プラモデルには不要だったかなと思いました。
最大の利点であるはずの噴霧中に可能な開度調節ですが、
これをやると最適な噴霧距離が変わるので失敗が多くなってしまうのです。
デジタル的に2段階、3段階だったら覚えられますが、
へたに連続的に変えられるので、吹いてみないと最適距離がわかりません。

使ってみてから、これは絵画用かなと思いました。
模型で使う塗料の特性と合ってないんですね。
コンプレッサーは便利ですよ。特に後始末の時はシンナーだけでなくエアの使用量もばかになりません。

でも模型作り止めてしまってもう5年くらいになり、エアブラシセットも売り払おうと思ったんですが、
オークションだとすごく安くて出品する気になりません。

  • 2011/12/28(水) 07:49:40 |
  • URL |
  • S氏 #-
  • [ 編集]

>Sさん
確かにダブルアクションは利点もあるのですが、模型で生かせるのは第二次大戦のドイツ機のモットリングと呼ばれる不規則なスポット迷彩くらいじゃないでしょうか。殆どが面塗り若しくは一定の吹き幅でのボカシであればシングルアクションの方が使いやすいと思います。
コンプレッサーまでお持ちならば是非再開してください。私もそうですが、出戻りモデラーは多いんですよ(笑)

  • 2011/12/28(水) 20:16:34 |
  • URL |
  • 510190 #-
  • [ 編集]

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