走ってナンボ

アルファ・ロメオを始めとする「ちょっと旧いイタ車」を一生懸命維持する中での天国と地獄をご紹介します。

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LANCIA Storatos HF 製作記2

私は自分自身をモデラーとしては平均以下だと思っています。
世の中にはそれがどんなジャンルであっても名人と呼ばれる方がいらっしゃるもので、それがプロであろうとアマチュアであろうとその方々に比べると、自分の技量は情けなくなるくらい劣っていると思うのですが、それでも製作し続ける原動力は、単なる「ヘタの横好き」以外の何物でもなく、自己満足の追求でしかありません(苦笑)。
それでもこうしてちょっとした製作上のコツや、不器用を補う秘密兵器?などをご紹介することにより、今までプラスチックモデルを手にしたことがなかった方や製作から離れて久しい方に、「あの程度ならオレにだって…」と思っていただければと、敢えて下手を晒しています。ブログを漁っているとモデル製作に関する記事は数多くあり、皆さん本当に素晴らしいテクニックを持っていらっしゃるので、そうしたフィニッシュを期待されている方は是非ともそちらをご覧いただければと思っています(泣)。

さて、泣き言はこのヘンにして、Storatosのボディの下地処理をしていきましょう。その昔はランナーから切り取った跡をヤスリで削る程度で、どんどん組み立てて行ったのですが、塗装を美しく仕上げようとするとこの下地処理は欠かせません。特にカーモデルやバイクモデルのように艶を意識したフィニッシュを求める場合は特にこの下地処理の工程は重要で、ここで手を抜くと確実に塗装の仕上がりに差がついてしまうのは実車の板金塗装と同じです。

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まずはパーティングラインのチェックです。前回の記事でも書きましたがプラスチックモデルの場合、このパーティングラインはどうしても成型時に残ってしまいます。最近のキットではかなり目立たなくなっていますが、それでも実物にないこのラインは消さなければなりません。写真で分かりやすいように線を描いてみましたが、パーティングラインは必ず一本のラインで繋がっていますので、目立つ場所を起点にして追っていくと探すことができます。
ボディ表面は耐水ペーパーで磨いて行きますが、本塗装前にはサーフェイサーで下地塗装をしますので、その前段階では800番から1000番の二種類のペーパーを使います。同時にエッジに残るバリも処理しておきます。この際に注意しなければならないのは、必要なモールドまで削ってしまわないことで、ドアノブなどモールドで再現されている部分は注意してペーパーが当たらないようにします。また、ボディのエッジも削って丸くなってしまわないように気をつけなければなりません。
同時にパネルラインのスジ堀りが少しダルな印象があったので、「モデリングスクライバー」というスジ堀り用の工具を使ってホリを深くしてやりました。

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組立説明書によるとルーフのアンテナを取り付ける穴やサイドミラーの穴は幾つかのバリエーションに対応するために自分で開けるよう指示されていますので、1mmφのピンバイスで前もって穴を開けておきます。

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また、エッチングパーツに置き換える予定のキャッチピンのモールドも削り取ってしまいます。今までは金属製の一般的なヤスリを使っていたのですが、今回は模型店で薦められた「ヤスリスティック」なる製品を使って見ました。これは耐水ペーパーをプラスチックの板に貼り付けてあるもので、ある程度の撓りもあるために使いやすい優れモノでした。

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また、キャッチピンは0.4mm径の真鋳線で再現しますのでそれを取り付けるための穴を0.5mmのピンバイスで開けておきます。穴を大きめに開けるのはこれからの塗装で穴が小さくなってしまうためです。

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ボディの表面を800番のペーパーで削った段階でリアのオーバーフェンダーを取り付けます。少し削り合わせをしただけでそのフィッティングはなかなかのものですが、やはり少し隙間が開いてしまいます。

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その隙間を埋めてやるために「溶きパテ」と呼ばれるパテを筆で塗ってやります。この「溶きパテ」は通常のペースト状のパテと異なり粘度のある液状のパテで、こうした狭い隙間を埋めるのに適しています。液状ですので固まったときには「肉痩せ」してしまうのですが、何度かに分けて塗ってやることにより隙間を埋めることができます。

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リアスポイラーは削り合わせをしても結構な隙間が開いてしまいます。さすがにこの隙間は溶きパテでは埋められませんので、通常のラッカーパテを使用します。最終的には耐水ペーパーで表面を研磨しなければなりませんので、その際にスポイラーの脇にモールドされているエンジンフードの開閉ノブにパテが付くのを防ぐためと、研磨の際に削れてしまうのを防ぐためにマスキングテープで養生をしておきます。私の場合はパテをそのまま塗らず、一旦ラッカーシンナーで薄めて粘度を調整しています。特に隙間を埋めるためには硬すぎると隙間にうまくパテが入っていかず、研磨した際にポロリと取れてしまうことがありますので、その時の隙間に応じてこの粘度調整はかかせません。
そんなときに重宝するのがお弁当用のアルミ箔カップで、安価でどんどん使い捨てにできるのでこのカップでパテを薄めています。またこのカップはちょっとした量の塗料を薄めたり調合したりする際にも使えますので本当に便利です。

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パテを塗りこんである程度乾燥したら、余分なパテをラッカーシンナーをつけた綿棒やティッシュで拭き取ってやります。こうすることにより固まってから研磨する際の手間を減らすことができます。

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私は拭き取り用のティッシュにはキムワイプという産業用のワイパーを使っています。これは工場内で光学機器や精密部品などの掃除に使われているもので、吸湿性に優れているだけでなく、パーティクル(繊維のホコリ)が出ないという優れモノです。もともとは産業用ですので一般には入手できず、買うとなったらカートン単位となってしまい、個人で使うには一生かかっても使い切れない量でしたが、最近ではネットショップや模型専門店で一箱単位で小売もするようになったので随分と入手しやすくなりました。

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パテが乾燥したら耐水ペーパーで余分なパテを削って行きます。今回の塗装ではこのスポイラーとボディの繋ぎ目は塗り分け線上になりますのでそれほど神経質になる必要はありませんが、同じ色で塗る場合は繋ぎ目が完全に消えるまでパテを盛っては削りを繰り返すことになります。リアハッチにモールドされているラインは削ってしまわないように写真のようなブロックに耐水ペーパーを巻きつけて削ってやります。このブロックはカー用品店の補修材料コーナーで見つけたのですが、好きな大きさにカットすることもできるのでとても便利です。またスポンジやすりも同様に効果的ですので使って見て使いやすい方で作業すると良いでしょう。

ボンネットのルーバーの処理もこの段階でやっておきます。400番の耐水ペーパーを帯状に切り、それを二つ折りにしてルーバーの隙間に差し込むとうまくルーバーを削ることができます。

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その後に1000番の耐水ペーパーでボディ表面を磨いてやり、いよいよ第一回目のサーフェイサーの吹きつけを始めます。

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テーマ:模型・プラモデル・フィギュア製作日記 - ジャンル:趣味・実用

コメント

でたー!キムワイプ。
理系の大学や工専出身者ならおなじみですね。
アルコールの入ったハンドラップでバシャバシャやりましたね。

  • 2011/11/06(日) 10:41:59 |
  • URL |
  • S氏 #-
  • [ 編集]

>Sさん
そこに食いつくとは(笑)
工場や研究室にはキムワイプの他にもレンズ磨き用のペーパーなど模型に便利なグッズがいっぱいあるんですよね。

  • 2011/11/06(日) 11:26:31 |
  • URL |
  • 510190 #-
  • [ 編集]

キムワイプ---知らなかった。
便利なものがあったのですね。

  • 2011/11/06(日) 15:36:01 |
  • URL |
  • keno #sq1wLxC6
  • [ 編集]

>kenoさん
キムワイプは本当に便利ですよ。コンパウンド磨きにも使えますし、一家に一箱!いかがでしょう(笑)

  • 2011/11/06(日) 20:22:26 |
  • URL |
  • 510190 #-
  • [ 編集]

なんか完成を想像しながら作るのって楽しそうですね

ところで2つほど疑問が、
1つはこのストラトス、1/24ですか?
190さんの毛深い前足(手か?)がデカすぎるせいか?1/30くらいにしか見えません

もうひとつは、写真を見ると両手が写ってるんですが、これってカメラを口にくわえてるんですか?
(舌でシャッター押してたりして)
だったら想像すると超笑るんですけど

  • 2011/11/07(月) 01:15:33 |
  • URL |
  • 笹本隆太郎 #-
  • [ 編集]

>笹本さん
珍しくプラモネタにコメントありがとうございます。しかもこんな時間に・・・(笑)
このストラトスは1/24スケールです。メタボな手でスケール感を狂わせてしまいすいません(苦笑)
以前、BUSSOさんからも同じような質問(突っ込み?)を受けた記憶があるのですが、三脚を立ててセルフタイマーで撮影してるんですよ。そんなアクロバティックなことはしてませんし、オネーチャンにお願いしているワケでもありません(爆)

  • 2011/11/07(月) 04:54:00 |
  • URL |
  • 510190 #-
  • [ 編集]

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