走ってナンボ

アルファ・ロメオを始めとする「ちょっと旧いイタ車」を一生懸命維持する中での天国と地獄をご紹介します。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

灼熱のConcours d'Elegance~その四~

2010CD079.jpg

戦後を代表するClass-Cは1946年から1960年に製造されたモデルのクラスです。メカニズムとしては既に確立した自動車ですが、スタイリングに関してはまだ戦前と戦後が混交した過渡期の時代だったと思います。

1947年 ALFA ROMEO 6C2500 Freccia d'Oroです。
特徴的なリアビューを撮影するのに夢中になってしまい、フロントからのショットを撮り逃してしまいました(苦笑)。
アルファ・ロメオの戦後の復興は戦前からのこの6C2500をベースにボディをリデザインし改良を加えて販売することから始まりました。車幅を広げギアをコラムシフトとし、クーペボディでありながら前後列で6人乗車が可能となっているのですが、その車幅故に日本の道では「極めて運転しにくい」クルマだそうです。

2010CD053.jpg

1948年 CISITARIA 202 SC Coupe by Pininfarinaです。
素晴らしいコンディションで鈍いシルバーのボディが照りつける太陽に輝き、実に魅惑的な色をしていました。
その先進的かつ美しいPininfarinaデザインのボディは、MoMAにおいて自動車として初めての永久展示品となりました。このクルマがクラス三位を受賞したのも当然でしょう。

2010CD055.jpg
2010CD054.jpg

1948年 MASERATI A6GCS Sr.1です。
実にユニークな形をしたクルマですが、F2マシーンをベースにサイクルフェンダーとライトを装備して公道を走れるようにしたのがこのA6GCSで、きっと凄まじい乗り心地だったでしょう。

2010CD056.jpg
2010CD057.jpg

1949年 JAGUAR MarkⅤ D.H.C.です。
戦後JAGUAR初のモデルがこのMarkⅤなのですが、あまりに旧態然としており戦前のモデルかと思ってしまいますが、前輪は独立懸架となっておりちゃんと改良が加えられています。このモデルはD.H.C.(Drop Head Coupe)と呼ばれトップが開くようになっています。

2010CD058.jpg

フロントにずらりと並んでいるのはイギリスの各種オーナーズクラブのクラブバッジやJAFに相当するロードサービスの会員バッジです。こうしたバッジもイギリスならではで、その出来栄えの良さに思わず写真を撮ってしまいました。

2010CD059.jpg

1949年 MASERATI A6-1500 Coupe by Pininfarinaです。
高性能GTとして企画されたマゼラーティ初のモデルがこのA6-1500です。Pininfarinaのボディが実に美しく、エレガント・クローズドカー賞を受賞しました。

2010CD060.jpg
2010CD061.jpg

1950年 ROLLS-ROYCE Silver-Wraith D.H.C. by Freestone & Webbです。
戦前のWraithはROLLS-ROYCEの中でもコンパクトなモデルだったのですが、戦後になってSilverが頭につくとPhantom系の後継となり最上級モデルに格上げされました。この珍しいフリーストーン&ウェッブ製の2ドアドロップヘッドクーペは戦前のスポーティなWraithのイメージを残しており、しかも世界で一台のみとのことでエレガント・コンバーチブル賞を受賞しました。

2010CD062.jpg

1950年 ROLLS-ROYCE Silver-Wraith Limousine by Hooperです。
上と同じSilver-Wraithながら全く異なるコーチワークのため、別物に見えるのが実に興味深い対比です。
フーパー社が架装したこのボディはナンと7シーターでそのボディカラーのせいもあり荘厳というよりエレガントに見えます。

2010CD063.jpg

1954年 MORETTI 750 Sport Zagatoです。
MORETTIは1991年に廃業してしまったそうですが、FIATベースの特装車の製作をメインとしながらもこのような自社製のクルマも製作していました。ZAGATOがデザインしたボディはサイドの塗装で"Z"が表現されています。

2010CD064.jpg

1954年 BENTLEY R-Type Continental by H.J.Mullinerです。
ROLLS-ROYCE傘下にあったBENTLEYの最高傑作と言われているのがこの R-Type Continentalです。H.J.マリナーは有名なコーチビルダーですが、この伸びやかなサイドラインは本当に美しく、改めて見て気に入ってしまいました。そう思ったのは私だけではないようでちゃんとクラス二位を受賞しました。

2010CD065.jpg
2010CD080.jpg

1955年 O.S.C.A MT4-Tipo 2ADです。
O.S.C.A.はマセラーティ兄弟が興した会社ですが、その中でもMT4は様々なボディバリエーションを持つレーシングスポーツです。このボディは他MT4の中でも特段に美しく乗り逃げしたくなる一台でした。そして、エレガント・レーシングカー賞を受賞しました。

2010CD067.jpg
2010CD069.jpg
2010CD068.jpg

1955年 PORSCHE 356 Speedsterです。
356はPORSCHEの中でも911と並んで有名なモデルですが、このSpeedsterは生産期間も短いことから希少なモデルです。ボディ製作はPORSCHEではなくコーチビルダーであるロイター社が行っていました。

2010CD070.jpg

1956年 LANCIA Aurelia B24 Convertibleです。
LANCIAの歴史の中で5本の指に入る名車がアウレリアですが、そのシャーシーにPininfarinaがデザインしたConvertibleボディを被せたのがこのモデルです。
1950年代のヨーロッパのボディデザインはその主要な輸出先であったことも影響してアメリカの影響を色濃く受けており、ボンネット上のエア・スクープなどは現代の目から見るとちょっとオーバーデコレイト気味かも知れません。しかし流石はPininfarinaで全体のフォルムは素晴らしく、エレガント・スポーツカー賞を受賞しました。

2010CD071.jpg
2010CD072.jpg

1957年 ALFA ROMEO 1900CSS Coupe by Touringです。
戦後に量産車メーカーとして転進したALFA ROMEOが初めて発売したモデルが1900シリーズですが、その中でも最も高性能なバージョンがこのSprintです。Sprintの標準がこのトゥーリング社のボディで、後のBertoneデザインのGiulietta Sprintに大きな影響を与えました。その意味では重要なモデルでクラス一位を獲得しました。

2010CD077.jpg
2010CD078.jpg

1957年 ALFA ROMEO Giulietta Sprint Veloceです。
上記の1900Sprintに影響を受けたと言われていますが、当時のBertoneのデザイナーであったあのフランコ・スカリオーネのデザインは全く破綻のない素晴らしいデザインです。後にジゥジアーロがマイナーチェンジを担当し、Giuliaに繋がるデザインとなったのですが、商業的に大成功を納めた初代Giuliettaは、そのデザインにおいても後のALFA ROMEOに大きな影響を与えることになります。
背景に三代目となる新型Giuliettaを写しこんで見たのですが、その対比はいかがでしょうか。

2010CD073.jpg
2010CD074.jpg

1958年 BENTLEY S1 Continental Saloon by H.J.Mullinerです。
先ほど紹介したBENTLEYの傑作であるR-Type Continentalの後継モデルがこのS-Typeなのですが、同じくH.J.マリナーのボディを身に纏っています。伸びやかなボディラインはそのまま残されているのですが、グラマラスという点では少し大人しくなってしまいました。

2010CD075.jpg

1960年 JAGUAR XK150-3.8S Roadsterです。
1950年代からのJAGUARのXKシリーズの最終モデルがこのXK150です。生産されたその大半がD.H.C.やF.H.C.であったため、このRoadsterモデルは希少で珍しいものなのだそうです。

2010CD076.jpg

さて、次回はいよいよ1961年以降のクラスをご紹介することにしましょう。

クリック↓お願いします!

にほんブログ村 車ブログ アルファロメオへ
にほんブログ村
スポンサーサイト

テーマ:イベント - ジャンル:車・バイク

コメント

個人的には1954年 BENTLEY R-Type Continentalがとても気に入りました。
マルーン?の外装もとてもエレガントだと思います。

  • 2010/08/08(日) 10:43:25 |
  • URL |
  • こ~んず #JalddpaA
  • [ 編集]

>こ~んずさん
お目が高いですね(笑)
私もこのクラスで一番気に入ったクルマです。マリナーのボディラインは本当にエレガントですね。

> 背景に三代目・・・その対比はいかがでしょうか。

その当時のファミリーフェイスを備えた最終完成形がGiuliettaなのかもしれませんね。新型は...もうひと踏ん張りあればそうなり得たかも知れません。

  • 2010/08/10(火) 12:30:24 |
  • URL |
  • pekepeke #-
  • [ 編集]

>pekepekeさん
もうひと踏ん張り・・・ですか。
私にはGiuliettaを名乗るのであればあとふた踏ん張りくらいして欲しいと思ってるんですが(苦笑)

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://ig510190.blog83.fc2.com/tb.php/782-c5014d92
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。