走ってナンボ

アルファ・ロメオを始めとする「ちょっと旧いイタ車」を一生懸命維持する中での天国と地獄をご紹介します。

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Spiderは雨が嫌い?

さてもう一台の115Spiderですが、こちらも決して完調とは言えない状態が続いていました。
それは例のエンジンの息継ぎで、ディストリビューターキャップを交換しても完治しなかったのです。しかも土砂降りの雨の日や、その翌日になると必ずと言って良いほどエンジンが息継ぎを起こし、ついには全くかからなくなってしまったのです。
こうなると最早「様子を見る」状態ではありません。しかも性質が悪いことに晴天になるとナニゴトもなかったかのようにエンジンは始動し、快調に走るので主治医のところでチェックしてもらおうにも症状が出ないのです。

雨が降るとエンジンが始動しないので主治医のところに行けず、ようやく主治医のところに行けるようになったときにはエンジンがかかっているのですから、その症状は出ていないためチェックしても原因が分からない…という悪循環?で、最早打つ手はないか…と思われていたのですが、ようやくチャンスが巡って来ました。

それはやはり朝から土砂降りの雨の日で、その日は朝から全くエンジンがかからないという連絡を受けました。いつもは昼には雨が上がってしまい、私が点検に行ったときにはエンジンがナニゴトもなかったかのように始動するということの繰り返しだったのですが、この日は一日中雨が降り続き、私が点検しに行ったときにも確かにエンジンはかかりませんでした。しかし、「CHECK ENGINE」という警告灯は点灯せず、セルモーターは勢い良く回っています。
ということは二次側の点火系もしくは燃料系が原因で、センサー類の不具合ではないと想像できます。
点火系は前回ディストリビューターキャップを交換していますし、その後もエンジンは始動していましたからこの接点とは考えられません。

燃料系も考えて見たのですが、燃料ポンプが完全に止まってしまうことはあってもそれが復活したりまた止まってしまったりということも考えにくいですし、しかも仮に燃料ポンプのトラブルであると一瞬エンジンは始動してガス欠のような症状で停止するのが一般的です。

さてそうなるとディストリビューターに電気が来ていない…というのが有力な原因として考えられます。そして電話で主治医とこれまでの症状と原因に関しての類推を話し合って出した結論は…

「イグニッションコイルに繋がっているコードの接触不良じゃないか」

というものでした。確かに、イグニッションコイルからの電気がディストリビューターキャップに届いていないとすると、そもそもプラグに点火していないのですからエンジンが全く始動しないのは当然です。
しかも、湿気や雨によりその接触が悪くなったり断線したりするのだとすると、今までの症状についても合致します。加えて、アクセルを踏み込んだときに吹け上がりが悪くなるということは、電圧がかかった際にリークしてしまい充分な電気がハイテンションコードに流れなくなったのであろうと想像することができます。
こうして状況証拠は揃いました。

それでは…とイグニッションコイルに繋がっているコードを抜いてチェックして見ると、やはりそこに犯人が潜伏していたのです。
シリコンのカバーをめくってみると案の定コネクターが錆びていました。さらにイジっているとコネクターについている二箇所のピンの内、一箇所が千切れてしまいました。
こんな状態だと確かに接触が悪くなり電気が流れたり流れなかったりするのも当然です。

201005262010000.jpg

応急処置として接点のサビを取って綺麗にし、接点復活剤をたっぷりと吹き付けてからもう一度コードを差し込むと、エンジンはナニゴトもなかったかのように始動し、アイドリングも安定するとともに回転もスムーズに上がって行きます。
このハイテンションコードは永井電子製で、修理ができるとのことですので、早速一旦主治医から何か替わりになるようなコードを借りて修理に出すことになりました。

かくして私たちを悩ませたこの謎は原因が発見され解決することができたのですが、一時は…

「やっぱりSpiderだから雨が嫌いなんだよ」

と考えて、当面はアキラメようとまでしていたのですから、実際に原因が分かってみるとなぜもっと早くチェックしなかったのかと悔やまれることしきりです。

しかし、今回の件ではこうしたトラブルシューティングでもLogical Thinkingが重要であることを再認識させられました。起こった現象から原因を仮定し、仮定した原因から起こる現象について実際の現象と比較してみながら順番にチェックして行くという作業は、決して修理工場だけで行われるものではなく、こうして主治医と離れていたとしてもオーナーが的確にその症状を伝えることができれば充分機能するのです。
問題はお互いがこうした考え方に基づいてこの検証作業ができるかどうかで、ともすれば、「取りあえず持ってきてください」で終わってしまい、結局ローダーを手配して運ぶことになるのでしょう。
日常から自分の手でメンテナンスをされている方にとっては当たり前のことかとは思いますが、私のようなシロートにとっては考えさせられるトラブルでした。

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テーマ:AlfaRomeo - ジャンル:車・バイク

コメント

原因が判明してよかったですね。正解を聞くとよくあるパターンというい感じですが、仮に自分が当事者だとすればスムーズに正解に辿りつけるかどうか。それにしても前回のスイッチといい、故障ネタはつきませんね。実はストックして小出しにしているのでは(笑)

  • 2010/06/03(木) 10:09:24 |
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  • なごやまる #-
  • [ 編集]

>なごやまるさん
小出しにできれば良いのですが・・・(笑)

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