走ってナンボ

アルファ・ロメオを始めとする「ちょっと旧いイタ車」を一生懸命維持する中での天国と地獄をご紹介します。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

究極のDIY ~その弐~

いよいよ新しいクロスをボードに貼りこんで行くのですが、ここからK君の職人芸が爆発します(笑)

164内張り張替え 039

今回用意したクロスはエクセーヌ(アルカンターラ)という人工スエードです。この素材は1970年に東レによって開発されたもので、髪の毛の1/400という細さの原糸を用いて作られた生地は耐久性、対光性、難燃性に優れていることから、ヨーロッパで天然皮革に替わり自動車の内装材として利用されるようになったものです。

よく東レのエクセーヌとイタリアのアルカンターラは別のものと思われていますが、もともとは東レの技術で作られたもので基本的には同じです。ファッション用としてのブランドがエクセーヌで、自動車用のブランドがアルカンターラと理解するのが正解で、最近はアルカンターラのほうが有名?になってしまったようです。生地そのものはネットショップで購入したり手芸材料店などで量り売りで購入することが可能です。
色味にこだわるのであればやはり現物を見て購入するのが一番で、どうしてもネット経由だと色味が分かりづらいのでいざ届いてみると想像した色と違う…などということがあるかも知れません。今回の笹本氏のイメージはテラコッタ(レンガ色)ということで、シートのライトページュとのコントラストを考えて決めた色だそうです。

164内張り張替え 008

実際の貼り込みに使用する糊はこの3Mの99というスプレー糊とクリヤーボンドです。スプレー糊は決してケチってはいけません。安いものも出回っていますが、この3Mのものが一番使いやすく耐久性にも優れているそうです。折角張り替えた天井が糊をケチったせいでまた垂れて来たりしたら目も当てられません。

164内張り張替え 044
164内張り張替え 045

こうした作業をしたことがある方はご存知だと思いますが、貼る面積の大小の差こそあれ、皴にならない貼り方は真ん中から周囲に向かって貼っていくのが基本です。長年の経験から何か秘密兵器を開発したかと思ってK君に尋ねてみたのですが、人間の手のひらに優る道具はないそうで、手のひらで少しづつ貼ってやるのが一番だそうです。しかもこの糊は貼ってすぐであればやり直しができるそうですので、怖がらず最初は練習のつもりで貼ってみると慣れてくると思います。

164内張り張替え 049

殆どの箇所は平らですので問題なく貼れると思いますが、サンバイザーを収納するために窪んだ部分は注意が必要です。どうしても皴はできますので、如何に目立たない場所にその皴を持ってくるかが工夫のしどころでしょう。
ボードの端はクロスを織り込んで接着するのですが、この部分の殆どは内装のプラスチックカバーで隠れてしまいますのでそれほど神経質になる必要はありません。適当な大きさに切って布や皮用のクリヤーボンドを使って接着して行けばOKです。

164内張り張替え 052
164内張り張替え 054

ある程度乾燥した段階で、取り外した部品を再度取り付けて行きます。天井の張り替えに限ったことではありませんが、ネジを失くさないようにすることと、どこにどのネジを使っていたかをちゃんと覚えておくことが重要です。自信がない場合は写真を撮っておくか、あらかじめ封筒を用意して取り外す度にどこのネジかを書いて別々の封筒に入れておくと間違いをなくすことができます。シロートが失敗するのがこのネジで、どうしても足りなくなったり余ってしまうものなのです(笑)

164内張り張替え 055
164内張り張替え 056
164内張り張替え 057
164内張り張替え 060

内張りをルーフに取り付ける際にはさらに一工夫します。それは人工芝用の強力両面テープでホームセンターなどで購入することができます。この両面テープは厚手で粘着力が強力なのが特徴ですので、このボードとルーフの接着には最適です。ルーフには十字にリブがありますので、そのリブに沿ってこの両面テープを貼り付けておきます。
もともとのマジックテープにこの両面テープを加えて内張りの接着力をアップさせようという魂胆なのですが、あまりやりすぎてもいけないようです。その理由はボディの撓みで、こうした内装材はある程度ボディの撓みに合わせて緩くしておかないとかえって軋み音が発生してしまうのです。

164内張り張替え 062

天井を取り付けたら今までの作業とは逆に各プラスチックパーツを取り付けて完成となるのですが、匠の小技?でK君はリアの天井を留めるプラスチックカバーに余りのアルカンターラを貼り込み目立たないようにしていました。
だから?と言われればそれまでの自己満足なのですが、折角自分でやる作業ですからこうした工夫を凝らすのも面白いと思います。

164内張り張替え 066

さて、完成した天井ですが思った以上に格好良く、笹本氏が言うように「ちょっとエッチ」な雰囲気になりました。
往年のマゼラーティの内装よりも品が良く、ウッドパネルがない分だけ淫靡な雰囲気が薄まって、なかなかインテリジェントな内装だと思います。詳しくはオーナーである笹本氏のブログでご確認いただければ、氏の満足度も伝わってくるでしょう。

164内張り張替え 065

事前にK君が予想していた作業時間は4時間だったのですが、休憩時間を除けば実質5時間と言ったところでしょうか。とにかく一日仕事になったことは確かですが、考えようによっては一日で見違えるようにリフレッシュできると考えればちょうど良い作業時間なのかもしれません。
ただし、これで許してくれないのがアルファ・ロメオで、作業が終わっていざ出発となった時点で、どうしたものかインパネのイルミネーション、左前のスモール、右後ろのスモールが点灯しないというトラブルに見舞われました。この組み合わせだと単なる球切れとも思えませんので、マニュアルをチェックしてみたところどうやら助手席のサンバイザーに組み込まれたバニティミラーの照明の配線がリークしているようです。
事実、ヒューズボックスをチェックして見ると該当するヒューズが切れてしまっています。後日、配線をチェックすることにし、今回はバニティミラーのソケットを外して応急措置を完了しました。
ただ配線を外して元に戻しただけなのですが、さすが恐るべしアルファ・ロメオです(笑)

今回の記事では見学者である私から見た作業のポイントを書き連ねましたが、後日K君による作業解説をオーナーズクラブのHPに掲載する予定ですので、作業をされる方はそちらをご覧いただいてからチャレンジされたほうが安全かと思います。

クリック↓お願いします!

にほんブログ村 車ブログ アルファロメオへ
にほんブログ村
スポンサーサイト

テーマ:AlfaRomeo - ジャンル:車・バイク

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://ig510190.blog83.fc2.com/tb.php/752-7dcf8764
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。