走ってナンボ

アルファ・ロメオを始めとする「ちょっと旧いイタ車」を一生懸命維持する中での天国と地獄をご紹介します。

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VITALE ITALIA ~その弐~

ピット内に設置されたアルファ・ロメオ100周年を記念した臨時ミュージアムは圧巻でした。その構成は特別展示車と参加車両の中からネコパブが選んで展示車としたものと、インポーターが展示した現行モデルの三種類で構成されており、その中でも特別展示車は本当に素晴らしいもので、個人的には今回のイベントの目玉でした。

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その目玉中の目玉が、1939年の6C2500 SS Corsaです。その名前の通り6気筒2500ccエンジンを搭載した戦前のスーパースポーツですが、その中でもCorsaと呼ばれるレーシングチューンのエンジンとボディを装備したこのモデルは希少車中の希少車であるだけでなくその美しさも格別なモデルです。

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エンジンを設計したのはかのヴィットリオ・ヤーノで1937年にヤーノがアルファ・ロメオを去って以降もヤーノの遺産である8C、6Cシリーズはアルファ・ロメオの主力車種として製造し続けられ、その中でも6Cシリーズは1927年から戦後の1952年まで四半世紀に亘りアルファ・ロメオの主力エンジンとして製造し続けられた名機なのです。

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このボディをデザインしたのはカロッツェリア・トゥーリングで、その美しさは様々なボディが架装された6Cシリーズの中でも格別です。

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それにしても素晴らしいコンディションです。

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このクルマが日本にあることが奇跡で、さらにこのコンディションであることはもはや奇跡を通り越しているのですが、そんなクルマが殆ど手が届くところに展示されているのはこうしたイベントならではです。

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そしてさらなる奇跡は続きます。

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1968年のTipo33/2 DAYTONAです。このクルマとは久々の再会だったのですが、そのコンディションも素晴らしい状態のまま維持されており、ひとまずホッとしました。

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Tipo33についてはALFA ROMEO SPORTS COLLECTIONで数度にわたってご紹介しましたので詳しくはそちらをお読みいただきたいのですが、Tipo33のコンペティションモデルの中で最も活躍したのがこの33/2と呼ばれるV型8気筒の2Lエンジンを搭載したモデルで、デビュー戦のデイトナで1-2位でフィニッシュした後は、タルガ・フローリオで2-3位、そしてル・マンでは4-5-6位と、単にクラス優勝だけでなく総合成績でも大排気量車を押しのけて上位を独占した戦績を持つモデルです。

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この個体も日本にあることが奇跡のクルマなのですが、日本に来たときはコンペティション仕様の外装で、以前に916Spiderの仲間と訪れた木更津の板金工場でリフレッシュされ現在のオーナーの許にあるそうです。

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どうか末永く日本に留まっていて欲しいクルマです。

他にもなかなか日常では見ることのできないモデルが展示されています。
これは1957年の1900C Super Sprintです。

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戦後のアルファ・ロメオが量産車メーカーに転進するきっかけとなったモデルがこの1900シリーズなのですが、カロッツェリア・トゥーリングがデザインしたこのSprintモデルは後にベルトーネがデザインすることになるGiulietta Sprintのデザインにも多大な影響を与えたデザインです。

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そしてその1957年 Giulietta Sprint Veloceです。こうして並べて見るとベルトーネによるSprintボディのデザインはトゥーリングのデザインを発展させたものであることが良く分かります。

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いわずと知れた1969年 Giulia Sprint GTです。あえてGTAを展示しないところに主催者のコダワリ?を感じますが、それ以上にこの展示車のコンディションが良かったからかも知れません。

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1963年 Giulia Sprint Specialeです。ベルトーネの美しいベルリネッタですが、当初はコンペティションモデルとして企画されたにも関わらず、それ以上の性能を発揮したSZにその当初の目的を譲り、グラン・ツーリズモとして販売されたモデルです。

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友人の青ガエルさんの愛車である1973年 1600 Junior-Zです。日頃から丹精込めたメンテナンスをしているだけあって、こうして展示車として晴れの舞台を踏むことができたのですが、そのスタイリングは40年経った現在でも通用するデザインだと思います。

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1969年 Giulia 1300 T.I.です。「醜いGiulia」と呼ばれたベルリーナですが、何度見てもちっとも醜くなどなく、むしろ細部まで考えつくされたデザインだと思います。

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たったこれだけの規模でも、こうして過去のモデルから現在のモデルまでを見ていくと、ちゃんとアルファ・ロメオの歴史を感じることができます。

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そして一歩ピットから外へ出てパドックを歩くと、そこにはお宝がゴロゴロしているのです。
もはや感覚がマヒしてしまい、ちょっとのことでは驚かなくなってしまいました(笑)

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テーマ:イベント - ジャンル:車・バイク

コメント

楽しかったですね。

190さんの生きているところも見られて楽しい一日でした。(笑い)でもパドックからあんな楽しいレースが見られるなんて、大胆な運営に感謝。楽しめました。フェラーリはすごい。
アルファは75ががんばって走っているのが印象的でした。

パレードランは壮観で楽しめました。

つぎは、カフェどジュリアですか。

  • 2010/03/25(木) 08:36:54 |
  • URL |
  • 青ガエル #-
  • [ 編集]

はぁ~~ため息しかでません。
6CやTIPO33、もう神々しいです。

それとこの頃やけにボラーニが気になります、あの宗教的なマークが入信せよと誘っているようで・・・
現代のアルファのデザインでワイヤーホイルが似合う車って・・・(センターロック・ドラムじゃ無いが)
身の丈にあった楽しい妄想をしています。笑
記事と外れましてすいません。


  • 2010/03/25(木) 11:24:50 |
  • URL |
  • きょき #-
  • [ 編集]

>青ガエルさん
こちらこそ、楽しめましたよ。
それにしても相変わらずで安心しました(笑)
帰りのランデブー走行も楽しかったですね。

>きょきさん
ボラーニですか。このメーカーは過去に作ったホイールは基本的に全て再生産してくれるんですよね。
ホイールバランスを取るのが難しいワイアースポークホイールを今、あえて履く理由が見当たりませんが、格好は良いですよね。
むしろ250GTO用のホイールを1本だけ買ってオブジェにするほうが健全かもですよ(爆)

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