走ってナンボ

アルファ・ロメオを始めとする「ちょっと旧いイタ車」を一生懸命維持する中での天国と地獄をご紹介します。

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ユメノクルマ

ご多分に漏れず年末の忙しさから更新が滞ってしまいました(泣)
周囲の仲間からはインフルエンザか?とご心配をおかけしてしまいましたが、単に仕事が忙しかっただけですので、ご心配いただいた皆さんには本当に申し訳ありませんでした。

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今年は随分と様々なイベントにお邪魔することができたのですが、今回ご紹介するイベントが今年最後のものとなります。
それは神宮外苑を舞台に開催されたトヨタ博物館が主催するトヨタ博物館クラッシックカーフェスタと呼ばれるもので、同日に開催された神宮の「いちょう祭り」と併催されるために多くの見学者が訪れるであろうイベントです。

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以前と比較すると随分とクルマのイベントが増えたように思うのは私だけではないでしょう。マスコミも巻き込んで大々的に行われるLa Festa Mille Migliaや、地方公共団体が後援するイベント、そして先日のCoppa di Tokyoなど、様々な開催形態があるのですが、一般の方にはいまいち認知度が低いと言わざるを得ないのはその場所と開催告知で、どうしても多くの方の目に触れることが適わないのは、自動車イベントの難しさなのかも知れません。
そんな中にあって、今回のこのイベントは集客もバッチリで主催も天下のトヨタということもあり、さぞかしホスピタリティに溢れたものであろうと期待して行くことにしたのですが、とにかく人出がもの凄く、会場に辿り着くまでが大渋滞で、やっと近くまで来たものの今度は駐車する場所がないといった状態で、一瞬「もう帰ろう」とすら思うほどでした(苦笑)

ところがいざ会場に入って見るとそこは周囲と異なり意外に閑散としていました。

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子供向けに電動カーの試乗コースを設けても、そのノスタルジックなスタイリングに喜んでいるのは大人ばかりですし、

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ボンネットバスにカメラを向けているのは、「懐かしい~」と喜んでいるお年寄りばかりといった状態で、とにかくこれからのユーザーである子供や若者の姿が少ないことばかりが目立ったイベントでした。

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しかし参加しているクルマ達は国産、外国車を問わず、自動車が人間の英知であったり豊かさの実現であったりした時代のもので、そのクルマ達から放たれるオーラのようなものは子供にも感じることができたのではないかと思います。
それは単なるノスタルジーではなく、そのクルマの設計や開発に人間の夢が詰まっていたからではないかと思うからなのですが、そんな夢の詰まったクルマをご紹介して行こうと思います。

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トヨタ博物館所蔵の1938年 BUGATTI TYPE57Cです。戦前のBUGATTIはレーシングカー並みの性能を持つツアラーが好評を博したメーカーで、走る芸術品と言われたそのエレガンスは今尚魅力を失うことのないメーカーだと思います。

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これもトヨタ博物館所蔵の1965年 JAGUAR E-Typeです。JAGUARも戦前からのイギリスを代表するメーカーですが、戦後は北米のマーケットに注力し、そんな中で生まれたのがこのE-TYPEです。当時のライバルであるフェラーリの半値で買えることから”Poormans Ferrari”と呼ばれたりもしましたが、その性能もスタイリングも決してフェラーリに見劣りがするものではなく、今尚ファンの多いモデルです。

続いてオーナーカーで参加していた気になる国産車を見ていきましょう。

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現在は日産に統合されたプリンスのグロリアスーパー6です。国産最高級車であったグロリアはアメリカ車のデザインの影響を色濃く受けていますが、当時はそれが当たり前で、最も身近な外国車がアメリカ車だったのです。

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戦後の自動車産業の復興過程では、ノックダウン生産と呼ばれる外国車のライセンス生産が主流で、日産はオースチンと提携し、A40のノックダウン生産により自動車の生産を再開します。しかし需要はオーナードライバーではなくタクシー需要が主で、日本のモータリゼーションはまだまだ先のことでした。

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プリンスのグロリアのライバルが日産のセドリックでしたが、明らかにデザイン的に優れていたのはグロリアの方で、このセドリックは官公庁で良く使用されました。

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日産の510ブルーバードは今尚ファンの多いモデルではないでしょうか。それはボクシーで均整の取れたデザインと当時の積極的なモータースポーツへのエントリーからスポーティという印象を与えたことにあります。特に国際ラリーへの参戦は有名で、これはサファリラリーに参戦したクルマを再現したものです。

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一時、我が家のクルマでもあった三菱ミニカです。懐かしくて思わず写真を撮ってしまいました。とにかく狭くてうるさかった思い出しかないのですが、当時の平均的な国産車はそんなものでした(笑)

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後に発売された三菱ギャランGTOには本当に憧れました。ダックテールというリアエンドが跳ね上げられたスタイリングもさることながら、特にMRと呼ばれたDOHCエンジンを搭載したモデルは欲しくても買えないモデルでした。

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このクルマが日産の初代シルビアです。殆ど手作りに近い工程で製造されたために高価になってしまい販売的には決して成功したモデルではありませんが、スペシャリティカーという新しいジャンルに果敢に挑戦した日産の意欲作です。

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日野自動車が乗用車を製造していたことを知る人は随分と少なくなってしまったのではないでしょうか。日野自動車はイタリアのミケロッティと関係が深く、このコンテッサはミケロッティのデザインによるリアエンジン車です。その垢抜けたデザインは当時の憧れで、リアエンジンである故にフロントのすっきりとしたデザインが特徴です。

こうした国産旧車の維持には外国車以上の熱意と工夫が必要とのことですが、参加していたクルマはそのコンディションも素晴らしく、オーナーの並々ならぬ愛情が感じられました。
引き続き参加したクルマをご紹介して行きましょう。

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テーマ:イベント - ジャンル:車・バイク

コメント

初代シルビア、いいですね。フェアレディの無骨さとは裏腹の美しさ。
名前とシルエットからラ○チア・○ルビアを思い浮かべてしまうのは僕だけではないと思いますが(笑)。

  • 2009/12/22(火) 20:00:50 |
  • URL |
  • pekepeke #-
  • [ 編集]

つい最近会社の帰りの名神でGTOを見ました。残念ながらGS-RでもMRでもなくAⅡ?だったと思います。後姿をみるとめちゃくちゃ小さいクルマに見えました。
うちの父も長く三菱車ユーザで、周りにも三菱車ユーザが多くGTOに乗っていた人も多かったですが、さすがにこの写真のようなMRに乗っていた人はいなかったですね。
実物は岡崎にある三菱オートギャラリーで1度だけ見たことがあります。

  • 2009/12/22(火) 23:32:05 |
  • URL |
  • masaking #-
  • [ 編集]

日本の古い車というのは、'70年代以降のクルマを偶に見る程度で、全くと言っていいほど見ませんねー。何ででしょうかね。新しいものにどんどん変えるというのは、政策と言うよりも国民性なんでしょうか。

510さんのブログでクルマのイベントがいろいろあるのを知りましたが、お金出して海外から名車を買ってきてパレードしてるのが大半のような印象を受けました。ナンバーを見ると新しいのが多いので、代々乗り継いできたというよりも、お金ある人が最近買ったのね、みたいな。

ミシュラン星付レストランの料理を買ってきて自宅の食卓に並べ、「ウチの食文化は豊かです」と言ったところで、聞いてる人は「そりゃ違うだろ」と思いますよね。でも今の日本の自動車「文化」は、そんな感じがします。

  • 2009/12/22(火) 23:32:19 |
  • URL |
  • ただすけ #-
  • [ 編集]

>pekepekeさん
初代のシルビアは確かにランチア・フルヴィアに似てますね。そのお値段とボディカラーも1色しか選べないなど、商品としては問題のあったクルマですが、日本の自動車史に残る日産の意欲作だと思います。

>masakingさん
私の父も三菱系だったのでクルマも三菱ばかりでした(笑)
せめてFTOかランサーセレステが欲しかったのですが・・・GTOはAⅡも夢のまた夢でした。

>ただすけさん
なかなか辛らつですね(笑)
バブルの際は大してクルマが好きでもないのに投機目的でヴィンテージフェラーリなどが多く日本人に買われ、ガレージにしまいこまれていたと聞きますが、現在はお金持ちかも知れませんが本当に好きな方の許でこうして元気に走っているのがせめてもの救いだと思いますよ。
自動車に限らず文化や芸術は衣食足りてから次のハナシで、お金持ちには文化や芸術をサポートする責任があると思うんですが、そのパトロンというかタニマチ的な役割を果たしていたのがヨーロッパの貴族社会ではなかったかと思います。ブガッティもマゼラーティもこうした貴族のサポートがあったからこそのクルマですし、そもそも現在のように誰でもがクルマを買えたわけではない時代に作られた芸術的なクルマは移動の道具ではなく、道楽のためのものだったと思います。
願わくば故郷を離れ極東の島国にやってきたこうしたクルマ達をせいぜい走らせてやって欲しいと願っています。

こうして見ると

国産車も頑張っていた時代があるんですよね。
今の国産車よりも全然魅力的に見えるのが現実ですが(^^;
世界一社は歴史的な名車を多数所有しているのに自社のクルマにまったく反映されていないのが皮肉ですね(笑)

  • 2009/12/23(水) 07:27:28 |
  • URL |
  • こ~んず #JalddpaA
  • [ 編集]

>こ~んずさん
このイベントで改めて国産旧車をじっくり見たのですが、エンジニアの夢と気持ちを感じることができました。
今のクルマにはそれをあまり感じないのですよね。クルマが白物家電に見えてしまうのがちょっと悲しいです。

写真の三菱GTOやシルビアはオーナーカーとの事ですが
トヨタ博物館に展示しているモノとまったく同じですね。
大事にしているのがよく分かります。

私の世代では車に興味が無ければ「日野」はトラックメーカーです。
そう言っていると気が付けば「いすゞ」もそう言われるようになるのでしょうね。

  • 2009/12/23(水) 13:26:51 |
  • URL |
  • ito #cks3dOnk
  • [ 編集]

考えさせられますね…

こうして“ちょっとだけ”昔の日本人のクルマに対する心意気のようなものを拝見すると、私達が子供の頃に憧れを抱けた環境は良かったのだなぁと改めて痛感します。
私のような者がいくら声を大にして言ってみたところでどうにもならないのでしょうが、“白物家電車”をつくり出している日本の自動車業界とそれを推進させている国には、子供たちだけでなく大人たちにももっと夢を与えられるような仕事をして欲しいと願うばかりです。
しかし、ここにはそれを正しく考えられる方たちが集まっておられるので、嬉しく思います。

  • 2009/12/23(水) 13:34:16 |
  • URL |
  • sivnie #uD/VOuEM
  • [ 編集]

>itoさん
パレードランに出かけていたのでオーナーカーと思いましたが、所蔵車を走らせていただけかも知れませんね(苦笑)
日野、いすゞだけでなく、プリンス、オオタ、クロガネなど多くの自動車メーカーが今は統合されたり消えたりしましたが、それは時代の流れで仕方ないのかも知れませんね。
と考えて見ると今や銀行もそうですね。

>sivnieさん
自動車が好きな方ってその殆どが幼児体験で自動車にセンセーショナルな衝撃を受けた方ではないでしょうか。その憧れや夢や感動といった感情を自動車に限らず、現代の子供たちに持たせてやることが私たちの務めだと思うのですが。

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トヨタ博物館のFIAT500A(1936年)

こんなモノまで展示しているのがウレシイw ランボルギーニの数が多いのに注目! カウンタックの人気は絶大でした。 さてさて、初めてトヨタ博物館を見学しました。 開館してから、もう20年もたったんですね……。 http://www.toyota.co.jp/Museum/index-j.html?frame...

  • 2009/12/24(木) 21:31:15 |
  • フィアット500大作戦!

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