走ってナンボ

アルファ・ロメオを始めとする「ちょっと旧いイタ車」を一生懸命維持する中での天国と地獄をご紹介します。

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Giulia Sprintのお目覚め

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随分と朝晩は涼しくなり、クーラーのないGiulia Sprintは夏の間は冬眠ならぬ夏眠をしていたようなのですが、そろそろ出番となるようです。確かに昔はクルマにクーラーなぞは装備されておらず、子供の頃にタクシーの窓に書かれた「冷房車」という文字がやけに眩しかったことを憶えています。

日本に正規輸入されたGiulia Sprintにはオプションで日立製作所製のクーラーが装備されていましたが、もともとクーラーのコンプレッサーを取り付けることを前提としていないエンジンには結構な負担となっていたようで、あまり冷えない割りにパワーロスが大きく、決して評判の良いものではありませんでした。
現在、日本国内を元気に走っているGiulia達の殆どは正規輸入車ではなく、中古並行で海外から輸入されたものでしょうから、クーラーを装備しているGiuliaは希少だと言えます。
そしてこのATのGiulia Sprintも当然のことながらクーラーの装備はありませんので、オーナーに「根性無しっ」と文句を言っても夏眠をむさぼるのは仕方ないのかも知れません。

そしてようやく夏眠から醒め?そろそろGiuliaを走らせてやろうと主治医に点検をお願いしたところ、ウォーターポンプからの水漏れが発見されてしまいました。
ご存知のようにウォーターポンプはラジエーターで冷やされる冷却液をエンジンに循環させるためのポンプでその内部には常に冷却液が入っています。
その冷却液のメンテナンスを怠ると、沈殿物やら塩害やらでラジエーターの腐食だけでなくウォーターポンプも傷めてしまうことになります。

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Giulia Sprintのエンジンは30年に亘り製造されたご長寿エンジンで、アルファ・ロメオを代表するエンジンとして定評があるのですが、搭載されたモデルにより特にその補器類の仕様は異なっています。このGiulia Sprintは希少なAT仕様ですので、常識がそのまま通用するとは限りませんので現物を確認して部品を手配することにしました。

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幸いなことにウォーターポンプは一般的な他のGiulia Sprintと同じ部品でしたので、国内で入手することができました。国内調達の部品は海外調達に比べて部品単価は割高ではあるのですが、単品の場合は送料や時間を考えると決して高いとは言えず、むしろ注文して翌日に届くことを考えるとリーズナブルだと思います。

そして部品を手配し、いざ交換・・・となったのですが、永年交換していなかったためにスタッドボルトが錆びて固着してしまっており、その脱着には苦労をかけてしまいました。
こうした旧車は現代のクルマに比べると構造がシンプルで、交換作業はし易いと言えるのですが、それは錆びたり腐ったりしていなければ・・・というのが前提で、現代のクルマのつもりで簡単に取り外そうとすると、ボルトが腐って山がなくなっていたり、ネジが固着して折れてしまったりとメカニックに思わぬ苦労をかけることになります。しかしこれも経験で、あらかじめ分かって作業をするのと、知らずに途方に暮れるのでは全くその後の対応が異なるのは言うまでもないでしょう。

さて、外したウォーターポンプですがそれは悲惨な状態でした。

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ホースを繋ぐパイプの部分は冷却液の不純物により腐食が進んでいました。またインナーの部分もご覧の有様です。これでは冷却液を送るにも抵抗が増してしまい、結果としてポンプに負担をかけ、オーバーヒートの原因となってしまいます。

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交換したウォーターポンプは見た目にも美しく、これで一安心ですが、やはりクーラー装備を前提としていないエンジンはこうした冷却系もその熱量を前提に設計されているため、後付でクーラーを装備したりすると思わぬところに負担をかけてしまい、部品の寿命を縮めることになると思います。
このGiulia Sprintのウォーターポンプが腐食するまで保ったのは、クーラーも装備せずチューンもしていないノーマルエンジンであったからでしょう。

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これで気持ちよい秋空の下で思う存分Giulia Sprintを堪能してもらうことができます。きっと、三角窓を開け、さらにリアのクォーターウインドを開けて走ると、気持ちよい風が室内を吹き抜けて行くことでしょう。

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さぁ、次はいよいよボディのリフレッシュですか・・・ねぇ(笑)

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テーマ:アルファロメオ - ジャンル:車・バイク

コメント

イタ車のウォーターポンプっつーのは

すぐ手に入ってよかったですね。ジュリア系はサレリあたりが作ってくれるのでいいですよねぇ。SZは地獄車に相応しく他のアルファV6と互換性なくプーリーを加工しないとつきません。(泣)テーマ8.32も欠品のためオーナーは大変苦労しているらしいですね。

  • 2009/09/16(水) 11:28:51 |
  • URL |
  • なごやまる #-
  • [ 編集]

>なごやまるさん
あるトコロにはあるんですね(笑)
SZのWPはおそらく75アメリカやGTV6と互換だと思いますので、アメリカにはあると思いますよ。
あっ、それも希少車か・・・(爆)

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