走ってナンボ

アルファ・ロメオを始めとする「ちょっと旧いイタ車」を一生懸命維持する中での天国と地獄をご紹介します。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

フェラーリ250GTOの製作~塗装準備~

250GTO-013.jpg

フェラーリ250GTOの最大の見せ場はそのボディラインだと思います。アルファ・ロメオTZ2、ジャガーE-Type、アストン・マーチンDB4Zagato、シェルビーコブラDAYTONA Coupeなど、この時代の美しいボディラインを持つクルマは数多くありますが、そのバランスと美しさで群を抜いているのがこのフェラーリ250GTOで、それをどこまで美しく再現できるか・・・を今回の製作ポイントにしようと思います。

250GTO-011.jpg

まずはボディ塗装の下準備です。プラスチックモデルは射出成型と呼ばれる金型にプラスチックを圧力をかけて流し込むことにより作られています。金型は雄型と雌型からなり、最終的にこの二つの金型を外して取り出すのですが、どうしてもこの合わせ目にパーティングラインという筋が入ってしまいます。最近の精密な金型ではこのパーティングラインは殆ど目立たないレベルになりましたし、また金型を設計するときにこのどうしても入ってしまうパーティングラインをいかに目立たない場所に入るようにするかという工夫も、現在では限界と思われるレベルにまで達していますが、それでもこのパーティングラインは塗装をすると浮き上がってしまいます。塗装のための下地作りはこのパーティングラインを完全に消してやることが重要ですので、念入りに800番の耐水ペーパーで削り取ってやります。パーティングラインは連続していますので、一箇所見つけて追っていけば必ず全てを見つけることができます。

パーティングラインを削ったら今度はボディパーツを洗ってやります。パーツの表面にはは金型から外すための離型剤というオイルが残留しています。このオイルを残したまま塗装をすると塗料をハジいてしまうので、しっかり脱脂してやる必要があるのです。
私はキッチンハイターなどの塩素系の漂白剤を使用していますが、脱脂ができるものでプラスチックを痛めない薬品であれば何でも良いと思います。

フジミのキットはエンジンが再現されボンネットが可動するようになっていますので、そのボンネットは別パーツとなっています。こうした別パーツのボディパネルは前もって仮組みをしておきます。最新のキットですのでまず考えられないことですが、稀に組み合わせが悪く、段が出来てしまったりしますので、塗装前に確認して必要ならば修正しておきます。

250GTO-014.jpg

塗装するためにはテープで仮留めをしておきます。今回はエンジンを見せ場にしないためボンネットは接着してしまいますので、折角のボディラインを邪魔しないよう念入りに面調整をしておきます。

250GTO-015.jpg

このモデルでは1/24スケールということもあり、完成後にスミ入れをしようと思っていますのでパネルラインを事前に深く掘り込んでおきます。使用するのはケガキ針という工具で、これを使ってラインに沿って彫刻刀の要領で掘り込んでおきます。

250GTO-012.jpg

ここまでボディの準備ができたら、まずはプライマーサーフェイサーを軽く吹き付けてやります。サーフェイサーを塗ると表面の状態が良く分かりますので、もしパーティングラインの消し忘れがあったり、表面に無視できない傷がついていたりすれば分かりますので、再度ペーパーで磨くところからやり直しです。またサーフェイサーは足付けという本塗装の食いつきを良くする効果もあります。

250GTO-017.jpg

サーフェイサーを吹くとボディ表面のゴミなども良く分かります。このゴミをそのままにして塗装を続けるとゴミを埋め込んでしまうことになりますので、この時点でペーパーで磨いて取り除いておきます。

250GTO-018.jpg

今回はボディをレッドで塗装するのですが、フェラーリのレッドはその解釈がイロイロで、その色調に拘る方も多いと思います。フェラーリに限らずイタリア車のレッドはまちまちで、アルファ・ロメオのレッドとマゼラーティのレッドは明らかにその色調が異なります。
今回はタミヤのイタリアンレッドを使用しますが、実車と同様に下地にピンクを塗ることによりその発色を鮮やかにしてみたいと思います。

250GTO-019.jpg

この時点でじっくり乾燥させ、再度ボディの状態を確認してからいよいよ本塗装です。
乾燥するまでの間に、奮発したエッチング製のワイヤースポークホイールを組むことにしましょう。

BORRANI-001.jpg

鍛造ホイールが登場する前はワイヤースポークのホイールが一般的でしたが、その中でも高性能車にこぞって採用されていたのがイタリアのBORRANI製のホイールでした。
1922年にカルロ・ボラーニによってミラノで設立されたBORRANI社は、イギリスのB.R.W.社の意匠のもとにワイヤースポークホイールの製造を開始します。
ワイヤースポークホイールは軽量で頑丈かつ柔軟なことに加えてブレーキの冷却効果に優れており、さらにBORRANI社のセンターロック方式はホイールの脱着時間が短く、レースにおいては圧倒的な有利性をもたらしました。
当時のタイヤは現在のものと異なり、耐久性に劣りパンクもしやすかったため、レース中のタイヤ交換は当たり前だったのですが、その交換時間が短いことはレースで勝利する上で重要な要素だったのです。
BORRANI社のホイールはアルファ・ロメオ、ランチア、フィアット、ビアンキ、イターラといったイタリアの自動車メーカーに採用され、レースシーンで活躍するようになります。
その後、マゼラーティ、そしてフェラーリにも採用され、フォーミュラカーにもBORRANIのホイールは装着され、8回の世界チャンピオンと、2回のマニュファクチュアラーズタイトルを獲得する成績を残しています。
後に鍛造のアロイホイールが全盛となり、ヒストリックカーのリプレイス用としてしか需要がなくなった現在もBORRANI社は製造を続けており、それまでに装着したその殆どのモデルのホイールを現在でも入手できることはスゴイことだと思います。ちなみに調べてみたら250GTO用のホイールは1本476,000円!だそうです。

今回入手したエッチング製のグレードアップキットはアルミの挽き物のリムとアルミエッチングのパーツで構成されています。それを積み上げるように順番に組み上げていくことによりBORRANI製のホイールを再現することができます。


250GTO-020.jpg

フジミのキットに付属しているタイヤを組み合わせて完成なのですが、そのタイヤは当時のオリジナルではなく、AVON製のタイヤです。

250GTO-010.jpg

精密に再現されたタイヤのサイズはフロントが215/70/15、リアが225/65/15というサイズですが、このAVONというタイヤメーカーもダンロップと並んでこうしたヒストリックカー用のタイヤを製造してくれる有難いメーカーです。

250GTO-021.jpg

特徴あるノックオフのスピンナーもそのセンターの跳ね馬エンブレムもエッチングで再現されています。これなら完成した250GTOに映えることでしょう。

クリック↓お願いします!
b_01.gif

スポンサーサイト

テーマ:模型・プラモデル・フィギュア製作日記 - ジャンル:趣味・実用

コメント

えっと

250GTO命の私の為にここまでしてくれるなんて・・・
ありがとうございますっ!(笑)

  • 2009/09/28(月) 18:41:54 |
  • URL |
  • こ~んず #JalddpaA
  • [ 編集]

>こ~んずさん
ボディを磨いていると分かるんですが、GTOって本当に破綻のないデザインですね。デザイナーの心理からすると少しでもイジりたくなるのかも知れませんが、ここまで直球勝負されるともはや文句のつけようがありません(笑)
で、誰のためですって??

で、誰のためですって??

わ・た・し(はぁと)
個人的に250GTOより美しいモデルはこの世に存在しませんねっ!
33ストラダーレには相当グラつきましたが(笑)
到着を楽しみに待ってます(核爆)

  • 2009/09/28(月) 23:35:22 |
  • URL |
  • こ~んず #JalddpaA
  • [ 編集]

>こ~んずさん
期待されてるのは良く分かるのですが・・・。
久しぶりに言いますね。
あ・げ・ま・せ・んっ!

こんな記事書いてる人がいるものだから、うっかり246GT買っちゃいましたよ(笑)エンスーのエッチングなしです。
フジミのは久し振りですが離型剤ベッタリですのでクレンザー+歯ブラシ剣を使うことになりそうです。その点、タミヤはお湯に食器洗剤で十分です。
こちらも筋彫り甘いし一部モールド消えてるし・・・そちらも凄い事になってませんか(爆)

  • 2009/09/30(水) 20:53:29 |
  • URL |
  • IKEA #-
  • [ 編集]

>IKEAさん
フジミのエンスーシリーズではいつか組み立てようと思ってDAYTONAもストックしてますが、明らかに余計なパーツ割とダルなモールドでちょっとタイヘンですね。それが味と言えばそうなのでしょうが、タミヤのほうが追加工作は楽な気がします。
DinoはブログでUPしてくださいね(笑)

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://ig510190.blog83.fc2.com/tb.php/659-785ce560
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。