走ってナンボ

アルファ・ロメオを始めとする「ちょっと旧いイタ車」を一生懸命維持する中での天国と地獄をご紹介します。

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極悪のススメ

前回のブログでアルファ166の概要をご説明しましたが、そのきっかけとなったC君の新しい愛車となるアルファ166は結論から言うと、全然「アリ」なモデルでした。
先週C君から送られてきたメールで彼が愛車であるアルファ164QV(Quadrifoglio)を手放すことを知ったのですが、彼の愛車は総走行距離20万キロで、彼の許で11年15万キロを共にしたクルマですので、その決断がどれほど断腸の思いであったかは、自分の経験と照らし合わせれば痛いほどに分かりました。ですので、決してその決断をどうこう言うつもりはなかったのですが、次期愛車がアルファ166と聞いて、正直最初はしっくりと来なかったのも事実です。
しかし、彼からそのアルファ166の仕様を聞いたときに、これは何を差し置いても見学しなければ・・・と興味が湧き上がって来ましたので、横浜のオーナーの許にクルマを引き取りに来るという彼に同行することにしました。

岐阜から新横浜に新幹線でやって来る彼を迎えに行くために、ベイブリッジを走行していると後方からゆっくりと見慣れないクルマが近づいてきます。だんだんと近づいてくるそのクルマは何と!8C Competizioneではありませんか!
5月のALFAROMEO DAYでは間近に観察することができたのですが、イベント以外で公道を走る8Cを見たのは初めてでした。
かねてより、ブチ抜かれてみたいと思っていましたし、幸いなことにオープンで走行していましたので、そのエンジン音も堪能することができるでしょう。
私は、左側の走行車線にクルマを移動させ、後方からの8Cを待つことにしました。
ところが期待の8Cはなかなか近づいて来ません。慣らし運転中なのかヤル気がないのか、制限速度でゆっくりと流している8Cにブチ抜いてもらうためにはどーすれば良いか考えながら、走行車線でさらに減速して待っていると、ようやく追いついた8Cは「静かに」抜いて行ってくれました(苦笑)
残念ながら例の高回転のサウンドを聞くことはできませんでしたが、抜かれざまの後姿はやはり感動モノでした。

8COntheRoad.jpg

新横浜で待つことしばし、C君がとても上品なアロハシャツでやって来ました。奇しくも私もアロハシャツだったので、まるで兄弟のようになってしまいました(爆)
しかも、この図体のでかい二人がSpiderに乗ると相当暑苦しいのですが、そんなことも言っていられませんので早速、オーナーの許に出発です。しかし、これでは取立て屋と間違えられても文句は言えません(泣)
週末の夕方ということもあって結構道が混んでいたのですが、目指すアルファ166が駐めてある駐車場でそのクルマを初めて見たときに、彼の選択はなかなかのものであったことを確信しました。

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ボルケーノブラックと名付けられた少し茶色がかった黒という、恐らく日本車では絶対に設定しないであろう独特なボディカラーのアルファ166は相当「悪そう」に見えるのですが、そこがまたC君に似合っています(苦笑)
しかし、このアルファ166の最大の特徴はそのボディカラーではなく、本国仕様の左ハンドルであることと、6速のMTであることです。しかも、内装はSuperと呼ばれるウッド仕様という珍しい組み合わせで、恐らく日本には殆どないモデルです。

Alfa166005.jpg

前回のブログでも書きましたが、アルファ166の特徴の一つであるサイドのプレスラインはこのクルマのようなダークカラーの場合に、より一層強調されることになります。このラインのおかげで、光の反射が変化し、ともすればのっぺりとしてしまうボディサイドに変化を与えていることが分かります。
アルファ164の場合は、サッコプレートと呼ばれるブラックのパネルをボディ下半分に貼ることにより、車体全体を薄く見せようとしていましたが、最近はこういったプレスラインのアクセントで変化をつけるのがトレンドとなっているようです。それにしてもここまで強烈な「抉り」は珍しいのではないかと思います。

Alfa166009.jpg

個人的にはこの角度からの眺めが一番美しいと思うのですが、前述したサイドのプレスラインの効果がお分かりいただけるでしょうか。

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テールランプのスタイリングは、アルファ156のデザインを踏襲していますが、その造型は全く異なります。

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その立体的な造型は後のアルファ147にも引き継がれるのですが、よく観察すると実に複雑な面構成で作られています。

Alfa166012.jpg

これは中古並行で輸入されたもので、現オーナーが3年前に購入したそうですが、走行8万キロであるにもかかわらず、シートのヘタリも最小限で、後部座席は殆ど使われた形跡がありませんでした。

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私は内装をチェックする際には必ず運転席のドアの内張りを見るようにしています。シートやダッシュボードは磨いたり補修したり、結構誤魔化しが効くものですが、見落とされがちなのがドアの内張りで、その中でも運転席側が酷使される部分ですから、スイッチの爪傷などを見れば、それまでのオーナーのクルマの使い方や走行距離が妥当かなどが推測できるのです。

Alfa166007.jpg

もちろんC君もちゃんとチェックしたでしょうから、何の問題もありませんでした。

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エンジンは3.0L 24VのV6エンジンです。私達には馴染みのあるエンジンですが、このエンジンだけでもアルファ166を買う価値はあると思います。もはや二度と作られることのない珠玉のV6エンジンだと思います。

この個体はイロイロと手が加えられていました。こういったモディファイは好みの問題もあるかと思いますが、新しいオーナーも同じ事を考えているのであればお買い得と言えるでしょう。

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エンジンは基本的にはノーマルでしたが、エアインテークのホースがシリコンホースに交換されていました。シリコンホースは熱で膨張しないのと耐久性が高いのが特長ですが、街乗りのクルマでその効果は殆ど実感できないでしょう(笑)
ただ、赤のホースがアクセントになっており格好良いとは思います。

Alfa166015.jpg

マフラーも触媒から後部は交換されていました。このテの後付マフラーは野太い音がするものですが、このマフラーはアイドリングでは勇ましいコモリ音がするものの、走り出して回転を上げるに従って静かになるマフラーでした。恐らく性能重視で開発されたマフラーであろうと思いますが、オリジナルのマフラーも残っていますので、後はC君の「お好み」でしょう。

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一番の悩みどころがこのホイールで、18inchが装着されていました。確かに格好は良いのでしょうが、乗り心地を考えると17inchが妥当ではないかと思います。

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タイヤサイズも225-40-18というサイフに優しくないサイズです(苦笑)
これまたオリジナルのホイールも付属していましたので、今後どうするかはC君の判断だと思います。
ちなみにダンパーはKONIで、コイルはアイバッハに交換されていましたので車高も3cm程下がっているのではないでしょうか。そのせいもあって、この18inchホイールはアルファ166を随分と獰猛に見せることに成功していました。

アルファ166をどのように乗りこなすか・・・は個人の好みの分かれるところだと思いますが、こういう極悪仕様(C君は「ちょい悪仕様」と言ってます)もアリで、一歩間違うと族車のようになってしまうところをセンス良く乗りこなすのは難しい反面、素敵だと思います。でも、このクルマにアロハシャツで乗るのは・・・ねぇ(苦笑)

Alfa166018.jpg

そして、その夜はアルファ164オーナーズクラブの仲間が集まり、アルファ166のお披露目をしたのですが、アルファ164と並べて見るとなかなか壮観で、新旧のアルファ・ロメオのフラッグシップサルーンは各々に魅力があることが再確認できました。

さて、これからこのアルファ166はC君の許でどのようなモディファイを施されて行くのでしょうか。
さらなる極悪への道を極めるのか、更生への道を辿るのか・・・それを見るのも楽しみです。

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テーマ:アルファロメオ - ジャンル:車・バイク

コメント

惜しい!これで内装が例の赤いやつだったら完璧に極悪車なのに(笑)個人的にはダッシュ上にナビなどを置かずにこのまま乗ってほしいっす。ホィールはZenderのSienaの17が似合うと思うのですが入手困難です。(これは私の妄想)

  • 2009/07/16(木) 11:21:04 |
  • URL |
  • なごやまる #-
  • [ 編集]

>なごやまるさん
確かに赤の内装はエッチですねぇ。
でも、オーナーは見かけが充分エッチですから、内装は大人しくてちょうどだと思いますよ(爆)

なかなか悪そうな(笑)仕上がりの166ですね。166はヌヴォラ系の色が合うと思ってたのですがこの黒、すごく166には似合ってると思います。

  • 2009/07/16(木) 12:38:29 |
  • URL |
  • pekepeke #-
  • [ 編集]

まずは、ネタにしていただきありがとうございました。
ちなみに、あくまでもチョイ悪仕様ですので念のため。(キッパリ)
18インチはいろんな意味で悩ましいです。でも、見てくれ以外に17インチに優るところはないと思っていますので、そのうち17インチに戻すつもりです。
なごやまるさんが書かれたZenderのSienaは私も大好きなんですが、モノがない(おカネもない)となればどうしようもありません。某Oさん、追金も厭わないから交換してくれないかなあ。
あと、アンチナビの私ですのでダッシュ上はおろか、どこにもナビを装着する気はありません。
ま、とりあえずは現状で乗り出し、痛んでいる箇所や戻した方がいい箇所等のチェックをするつもりです。

  • 2009/07/16(木) 14:36:01 |
  • URL |
  • C君 #6AWUBD.o
  • [ 編集]

>pekepekeさん
実は私も黒系の166はピンと来なかったんですが、実物を見て気に入ってしまいました。特にこのボルケーノブラックは光の当たり方で微妙に色調が変化し、面白い色だと思います。

>C君さん(笑)
クルマ単体で見たときは「チョイ悪」かもしれませんが、オーナーの風貌とセットで見ると「極悪」だと思いますが・・・(爆)

http://www.asso.co.jp/moda/index.html

ちなみに個人的にはこれが似合うと思うんですが・・・(笑)

うっひょ~

私なら内装はボルドーに塗り直してガラスは全面真っ黒の超極悪仕様で乗りたいです(笑)
でもそれじゃCさんはカタギに見えませんね(爆)

  • 2009/07/16(木) 17:53:28 |
  • URL |
  • こ~んず #JalddpaA
  • [ 編集]

>こ~んずさん
確かに・・・(笑)
でも、166ってどこまででも極悪にできそうですね。

こ~んずさんのいう仕様でアロハシャツなら絶対カタギには見えません(笑)

ダークなスーツにグラサンも(コワっ)

  • 2009/07/16(木) 20:40:11 |
  • URL |
  • IKEA #-
  • [ 編集]

>IKEAさん
ワタシがもしC君を知らなければ、そのクルマには絶対に近づかないでしょうね(笑)

166歴4年のokuです。なかなか164→166に移行される方がいなかったのですが、やっと仲間が増えて嬉しい限りです。
ボルケーノ、左の6MTいいですねー。
ホイールは私から言わせれば18インチも17インチも乗り心地の悪さは一緒です。乗り心地を気にするなら16インチへダウンしたほうがいいようです。166はホイールのPCDが108なので社外ホイールの選択肢があまりありません。
Cさんの18インチは軽量OZですから重いノーマル17インチに戻すよりタイヤをコンフォート系に替えれば乗り心地はよくなるかもしれません。是非極悪仕様を維持してください(笑)
ちなみに私のSIENAも18インチです。

  • 2009/07/17(金) 00:29:46 |
  • URL |
  • oku #vqm8JHu.
  • [ 編集]

>okuさん
オーナーズクラブ初の166オーナーの登場ですね(笑)
乗り心地に関してはオーナーの印象は重みがあります。
C君にはokuさんと対極で極悪へ逝ってもらいましょう。2台並べると面白いかも・・・(笑)

ちょっと前の記事に、カー用品店かどこかで、「天国と地獄さんですか?」と声をかけられた、という件がありましたね。あれを読んだときに、なぜか、ああ、そうか、510さんはこのブログでアルファ「天国・地獄」というコンビ漫才を演じておられるのだなあ、と勝手に合点が行っておりました。

そこで今回の記事にて、「相方さん」と同じアロハシャツで登場してアルファ・ネタをやっておられるのを見ると、ああ、やっぱり漫才だわ、と(笑)

いや、外車で遊んでいるアロハシャツの男二人となると、漫才というよりは、バブルガム・ブラザーズでしょうか?確かにあれならノリがチョイ悪だし。(笑)

  • 2009/07/17(金) 19:51:36 |
  • URL |
  • ただすけ #-
  • [ 編集]

>ただすけさん
日常はピン芸なんですがね(笑)
ちなみに目指しているのはブルースブラザースです。ねぇCさん・・・。

>目指しているのはブルースブラザース

ということは次の地獄グルマはダッヂ・モナコですか(笑)!

  • 2009/07/21(火) 12:22:08 |
  • URL |
  • pekepeke #-
  • [ 編集]

>pekepekeさん
アルファ・ロメオに乗るマカロニ・ブルース・ブラザースなんてどーでしょう?(笑)
と書いていて、かつてのマカロニ・ウェスタンのスターであるジュリアーノ・ジェンマを想い出す私は相当旧い?

なるほど「マカロニ」ならアルファでOKですね。
>ジュリアーノ・ジェンマ
旧いです(笑)。2ストのジムニーに乗ってるショーケンを思い出す自分も随分旧いですが(^_^;)。

  • 2009/07/22(水) 12:28:42 |
  • URL |
  • pekepeke #-
  • [ 編集]

>pekepekeさん
イタリアと言えば、ソフィア・ローレンにマルチェロ・マストロヤンニ、そしてジュリアーノ・ジェンマと思い浮かんでしまうのは悲しいですが仕方ありませんね。
でも、HONDAのロードパルにまたがり、「ラッタッター」と叫んでいたソフィア・ローレンには本当にビックリしました(苦笑)

バブルガムでもブルースブラザースでもなく、「マリオとルイジ」で良いんじゃないですか? イタリア人だし(笑)

しかしいい感じの166ですね。左後ろから見たときのプレスラインって、スパイダー・デュエットの「イカの甲」にも見えますね!

  • 2009/07/24(金) 13:01:33 |
  • URL |
  • もりおか #-
  • [ 編集]

>もりおかさん
スーパーマリオは言われ続けたのでそろそろ卒業したいのですが・・・(笑)
166のプレスラインは言われて見ればそうですね。
歴史的にもアルファ・ロメオのデザインにはプレスラインをうまく利用したものが多いと思います。

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