走ってナンボ

アルファ・ロメオを始めとする「ちょっと旧いイタ車」を一生懸命維持する中での天国と地獄をご紹介します。

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バカには乗れないクルマ

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スタートはローリングスタートという形式でした。
これは、予め指定されたスターティンググリッドにクルマを並べて、まずはペースカーの先導でコースを一周し、そのまま停止することなくコントロールラインを越えたところでレースをスタートする方式で、F-1のようにスタートダッシュで第一コーナーに団子状態で飛び込む・・・という危険がない、安全なスタート方法です。
コースには自走若しくはピットクルーにより押されて入ります。

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耐久レースということもあり、あまりスタート順は重要ではないのですが、それでも後方スタートというのは気が滅入るもので、車番919番のFIAT チンクェチェントはホームストレート上ではなく、殆ど最終コーナーにそのグリッドが設けられていました。

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車番929番のアルファ145はだいたい中間で、まだグリッド線があるところだったのですが・・・、

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919号車に至ってはチョークでグリッドが書いてありました(苦笑)

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普段はクルマ以外は入れないコース上もサポートメンバーは入ることができます。私たちのチームは自走でコースインしたので、特にスタッフが押す必要もなかったのですが、それでもドライバーは一人でスタートを待つよりも心強いものです。

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コントロールラインの時計表示が9時30分になり、いよいよレースのスタートです。ゆっくりとローリングが開始されました。この最初の1周は前車を追い抜いてはいけません。そして先頭のミニが周回の後コントロールラインを通過し、3時間の耐久レースが始まりました。

スタートするなり全開でダッシュするクルマもあれば、ゆっくりとペースを上げていくクルマもありで、見ていると実際のクルマの性能による速度差に加えて、各チームの作戦によるペースもあり、最初のうちの周回は混戦模様でした。
実は、耐久レースではこの初期の周回が重要で、速いクルマには早い段階で安全に抜いてもらい、自分たちで予め考えた周回ペースに早く安定させなければならないのです。従って私たちのチームもこのファーストドライバーにはレース経験豊富なメンバーを選抜しました。

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私たちのチームにはレブリミット制限があり、規定の回転数以上にエンジンを廻すと罰金を払わなければならないのですが、以前に払わずに逃げる・・・という確信犯がいたために、今回からはクレジットカードリーダーを持ち込み、その場でカードで罰金を徴収するという、闇金の取立てのような事態となっていました(笑)。
ですので、どんなに抜かれても「熱く」ならない冷静さとガマンが必要になるのですが、耐久レースはスプリントレースと異なり、こうしたガマンの積み重ねがじりじりと順位を上げることを皆が知っていますので、ファインダー越しに見ていても比較的「冷静に」抜かれていました。

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そして、レース開始早々に919号車が929号車にラップされることとなりました。この二車のスピード差を考えるとそれは尤もなことなのですが、929号車はちょうど間に入った無粋な?MG-Fをなかなか抜けず、ランデブー走行という「美味しい写真」を撮り逃がしてしまいました。
もちろんMG-Fとてレースをしているのですから、野暮でも何でもないのですが・・・(苦笑)

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チームの2台はそのスピード差はともかく、順調に周回を重ねて行きます。そして「抜かれ方」もどんどん上手くなり(笑)、安心して見ていられるようになってきました。

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しかし、気を抜いているとヒヤっとする場面にも遭遇します。919号車は重心が高く、足回りもノーマルであるためにロールセンターが高く、少しでもオーバースピードでコーナーに進入するとスピンモードに入ってしまうのです。

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特にS字コーナーでは、まだ荷重が充分抜けないうちに反対側に荷重移動しなければならないために、走行ラインを極力レコードライン近くに保たなければスピンしてしまうのです。
レースの最中は、他車との兼ね合いからいつでもベストラインを走行できるワケではありませんので、特に後続車がいる時のコーナーの進入スピードには注意が必要となります。
そして不幸にしてスピンしてしまったら、とにかく走行車両が途切れてからコースに復帰しなければなりません。後方からクルマが来るときに焦って動くとかえって危険なのですが、コース上で反対を向いて停まってしまった時は、相当恐ろしい景色を見ることになります。

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919号車のコーナリングは恐らくこの辺りが限界ではないかと思います。足回りを固め、Sタイヤでも履けば・・・と思いますが、このクルマの現在の性能の範囲内でどう走るか・・・を、常にアタマを働かせて考えていなければならず、それはチームの作戦と共にドライバーに頭脳戦を要求することになるのです。

昔、著名なレーシングドライバーが言っていたのですが・・・

「速いクルマはバカでも乗れるが、遅いクルマにはバカは乗れない」

さて、レースもスタートから1時間半が経過し、いよいよ後半戦に突入して行きます。

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テーマ:サーキット走行 - ジャンル:車・バイク

コメント

遅いクルマにはバカは乗れない

重みのある言葉ですねぇ(笑)
確かにどんどんやっていけばベツモノの車両は出来るでしょうが、こういった耐久レースではこれくらいの車両を使ってローコストで楽しむのがベストだと思いますね。

  • 2009/05/28(木) 23:13:38 |
  • URL |
  • こ~んず #JalddpaA
  • [ 編集]

>こ~んずさん
このチンクはドライビングの基本に忠実に乗らなければうまく乗れないんですよね。一切のムリができない・・・というかムリのきかせようがないクルマですから、本当に運転のウデを見ることができるクルマだと思います。
免許取ってこんなクルマで練習するときっとうまくなるでしょうね。

そうですね

免許とった頃は1000ccのチェリーバンでクルマの動きを勉強しました。絶対スピードは遅いのに動きはハデでしたから安全でした。今でも程度のいいチェリーバンがあったらマジで欲しいですよ。

  • 2009/05/29(金) 21:30:21 |
  • URL |
  • kouichi #-
  • [ 編集]

>kouichiさん
昔は運転の練習に適したクルマがいっぱいありましたよね。KP61とかB110とかね(笑)
MTなんて4速で、リジットアクスル。タイヤはボーズでも挙動ははっきり分かるクルマが多かったですね。

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  • 2009/05/29(金) 22:34:21 |
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