走ってナンボ

アルファ・ロメオを始めとする「ちょっと旧いイタ車」を一生懸命維持する中での天国と地獄をご紹介します。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ヒーターコアの逆襲

20061118020512.jpg


クルマの点検の基本は「火」「油」「水」「電気」と言われていますが、アルファ・ロメオも例外ではありません。ただちょっと他のクルマと異なるのはこれらの点検を綿密に行わなければならないのと、仮に行ったとしてもどーしようもないときがあることでしょう。

「水」とはもちろん冷却水のことですが、通常はリザーバータンクの水量と汚れを点検してオシマイです。皆さんも昔教習所で「始業点検」として教わったとおりですが、アルファ・ロメオの場合はさらにアッパーホース、ロワホースのゴムの劣化もチェックポイントです。国産車に比べゴムの耐久性・耐熱性が劣っているため、劣化するとゴムが硬くなり、真ん中が膨らみ「ツチノコ」状態(古いっ!)になります。こうなってしまうとゴムホースの両端のクランプが緩み、そこから冷却水が漏れ出します。永年アルファ・ロメオに乗っていますと当たり前のようにボンネットを開けたときにはゴムホースをつまみ、柔らかいかどうか確認し、定期的にクランプのネジを増し締めするようになります。

普通はこれらを点検しておくとまず安心なんですが、それで許してはくれないのがまたアルファ・ロメオです。「水」では思わぬところから襲撃に遭うことがあります。それはヒーターコアです。
ヒーターコアとは冷却水の熱を利用して室内を暖めるための装置ですが、ここにも冷却水は常時流れています。しかもヒーターコアはエンジンルームの中でも一番下に位置しているため殆ど見えません。従って日常の点検はまずできないシロモノです。

ある夏の暑い日。当然水温は100度を超え…つまり圧力が相当かかった状態で都内を走行していました。
何となく室内が臭いはじめ、そのうちエアコンの噴出し口から霧状の生暖かい蒸気が噴出し、それはやって来ました。一瞬のうちに室内はクーラントの独特の臭いで充満し、フロントガラスは真っ白になり、エアコンは全く効かなくなりました。
あわててクルマを路肩に停め、ボンネットを開けてみるとリザーバータンクは空っぽ。路面にはクーラントの湖ができていました。そうです。冷却水の温度が上昇し、圧力が高くなりすぎたため一番弱い部分であるヒーターコアを破ってしまったのです。
通常はヒーターコアに繋がるゴムホースの劣化による破れがほとんどなのですが、私の場合はヒーターコアそのものも破れてしまったようです。こうなったらいくら冷却水を足しても、漏れる一方で走行は困難です。それでも走らない訳にはいかないので、夕方涼しくなり、交通量が減ってくるまで待って、工場へ廻送することにしました。
道中はコンビニを見つけるたびに停車し、水を買っては足すという繰り返しでやっと工場まで辿り着いたのですが、同乗者に水を買ってくるように頼んだらエビアンを抱えて帰ってきたのにはびっくりしました。

私:「六甲のおいしい水で充分なのに・・・」

同乗者:「だって外車だから外国の水のほうが良いかな~と思ったんだもん」

私:「・・・・」


ちなみにラジエーターに緊急で水を補給するときにはなるべく添加物のない水を足すようにしましよう。鉄分やミネラルはカラダにはよいかも知れませんが、ラジエーター内部の腐食の原因になったりウォーターポンプを傷めることになりますよ。
スポンサーサイト

テーマ:アルファロメオ - ジャンル:車・バイク

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://ig510190.blog83.fc2.com/tb.php/6-80b27b03
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。