走ってナンボ

アルファ・ロメオを始めとする「ちょっと旧いイタ車」を一生懸命維持する中での天国と地獄をご紹介します。

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Giuliaの珍味

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一瞬、何故6C1750 Gransportが・・・と目が点になりました。6C1750 Gransportはアルファ・ロメオの戦前の名車で、Mille Migliaを始めとする数多くのレースで勝利を納めたクルマです。
しかし、すぐにピンと来ました。これは4R ZagatoというGiulia TIをベースにして製造されたレプリカモデルだったのです。

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なんだレプリカか・・・と失望する必要は全くなく、このレプリカはどこかのバックヤードビルダーが適当に作ったものではなく、由緒正しいアルファ・ロメオ公認のレプリカなのです。
そもそものきっかけはイタリアのカーグラフィック誌(逆か・・・)と言われるQuatroruote誌の企画でした。
そしてその企画を実現するために、アルファ・ロメオはGiulia TIのシャーシーとエンジンを供給し、Zagatoがそのボディを架装して製造されました。
当初は50台限定で製造される予定であったのですが、発表してみると結構な人気で結局は3年間で手作りのクルマとしては異例の92台が製造されました。

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その外観はGiuliaのシャーシーに合わせてあるものの、一瞬ホンモノと見間違うほどの出来栄えです。
どうでしょうか?上の写真はホンモノの6C1750 Gran Sportで下はレプリカの4R Zagatoです。

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ホイールも当時と同じボラーニ製で、こういったコダワリはマニアの視点に立った雑誌の企画ならではでしょう。

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もちろん細部にも抜かりはありません。ちゃんと当時のロゴでエンブレムも仕立てられています。

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コクピットはさすがに当時のまま・・・というワケには行かず、メーター類などはGiuliaのものを流用されていますが、その雰囲気は充分伝わって来ます。

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このクルマが一般の方にも有名なのは、あのアニメ「ルパン三世」に登場するからなのですが、このアニメに登場するクルマ達はマニアックなことで有名です。それもそのはずで軍事車両研究の世界では有名なアニメーターである大塚康生氏がスタッフとして加わっていましたので、その登場車両のチョイスはマニアを唸らせるものだったのも当然です。

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ようやく、今回のイベントのフューチャリングカーである1750/2000Berlinaに辿り着きました。Giula Superの上級車種としてデビューしたこのモデルですが、Giuliaのシャーシーをベースにしているため、実質上はGiulia Superの後継車種という位置づけです。

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ホイールベースを延長したことによりサイズアップされたため、Berlinaの室内はGiulia Superよりも遥かに広くなり、トランクも広大なものです。セダンとしては実に実用的で、日本では珍しくともその生産台数は10万台というヒット作となりました。

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当初は1750ccのエンジンを搭載した1750Berlinaが発表され、後に2000Berlinaとなるのですが、今回は2000Berlinaの写真を撮り忘れてしまいました。フロントグリルが7本線なのが1750で、一本線のシンプルなグリルが2000です。

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室内はちゃんと2000berlinaのものを撮っていました。さすがに上級車種だけあって内装は立派です。

カフェ・ド・ジュリアのフルコースメニューはそのメニュー(車種)の豊富さとボリューム(台数)で大満足でしたが、さらにデザートまで用意されていました。

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このクルマを知っているヒトが一体何人いるでしょうか。とても珍しいFIAT 1500Spiderです。私も最初に見たときには全く分かりませんでしたが、とても気に入ってしまいました。一見するとダイハツのコンパーノスパイダーに似ていますが、コンパーノのデザインがヴィニヤーレであったことに対してこちらのデザインはピニンファリーナです。

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内装もレストアされているようですが、赤のボディカラーとクリームの内装のコンビネーションがとてもお洒落です。

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Giuliaのためのイベントですので、ひっそりと陰に隠れていた(苦笑)、2600Sprintです。これまたGiiulia系より遥かに珍しいクルマですので、ちゃんと見咎められて観察されていました。

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直列6気筒エンジンを搭載した2600シリーズは戦前からのアルファ・ロメオの伝統に基づき、高級に仕立てられていたのですが、まだイタリアにはこのクルマを買うことの出来る富裕層は少なく、商業的には成功しませんでしたが、永らくアルファ・ロメオのフラッグシップとして生産し続けられたモデルです。

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ちょいと覗いて見よう・・・程度の気持ちで訪れたこのイベントは、結局お腹一杯になるイベントでした。
しかも、その料理の一品一品が贅沢で手が込んでおり、決して適当に食べてはいけない料理の数々でした。

どうやらこれからカフェ・ド・ジュリアを訪れる際は、満漢全席に挑むほどの覚悟で行く必要があると思います。

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テーマ:イベント - ジャンル:車・バイク

コメント

このカフェドジュリアのイベント、群馬在住時に行けずじまいで
後悔していたのですが、コース料理に見立てた丁寧なリポートで
現地にいる雰囲気を少し味わうことができました。
それにしてもジュリアだけでも満足なのに、周辺のモデルもすごいですね~

  • 2009/04/26(日) 01:03:10 |
  • URL |
  • chifurinn #-
  • [ 編集]

chifurinnさん
ありがとうございます。
少しでも行った気分を味わっていただければ嬉しいです。
でも、現地では一度にクルマが目に飛び込んで来るので冷静に一台づつ観察するのが大変でした(笑)

  • 2009/04/26(日) 09:00:22 |
  • URL |
  • 510190 #-
  • [ 編集]

6C1750と言えば、初回のMUSEO箱根で164OCで一緒に誘導係をやったこと思い出しますね?6Cのわがままな(失礼)オーナーが疲れたからホテルへ帰るから先導してくれ!と言われ、ぼくの164と並走した思い出があります。ウインカーの無い6Cには、助手席にウインカー係を乗せてました。彼は固まってましたね!けっこう速いんですよ!
Berlinaは164の直系の御先祖様だから、ちゃんと尊敬しないといけないですね?

  • 2009/04/26(日) 18:21:10 |
  • URL |
  • BUSSO #-
  • [ 編集]

>BUSSOさん
そうでしたね。懐かしいです。確かイギリスのジャンクヤードから拾ってきた・・・とか言ってましたね(笑)
Berlinaは確かに164のご先祖様と言って良いでしょうね。ボディデザインの連続性はありませんが、セダンとしてのコンセプトは確実に受け継がれていると思います。

私が初めて乗ったアルファが2000のベルリーナでした。それがきっかけで今までず~っとロメオに乗り続けるはめになるとは、その当時全く予想していなかったです。機会があればまた一度乗ってみたいっす。

  • 2009/04/27(月) 10:23:56 |
  • URL |
  • なごやまる #-
  • [ 編集]

>なごやまるさん
初めまして。最初に乗ったアルファ・ロメオって良くも悪くも(笑)、強烈な印象を残しますよね。特に「やられちゃった」ヒトにとってはそのクルマの毒がベンチマークになり、より強い刺激を求めるようになるのでは?と思います。

Gransport 4R Zagatoが並んでる!事実に驚きです。
Giuliaのエンジンに敢えてのドラムブレーキ(笑)。現在じゃ考えられないメーカー純正レプリカですよね。

  • 2009/04/27(月) 12:27:10 |
  • URL |
  • pekepeke #-
  • [ 編集]

>pekepekeさん
絶景でしょ(笑)
これからならTipo33かTZ2のレプリカでも出してくれませんかねぇ。Mitoのシャーシーにエンジンを横置きのままでよいからミドに搭載して・・・。どーでしょう?Quatororuoteさん?

こんにちは、グリーンメタリックの1750ベルリーナのドライバーです(オーナーは家内なので 汗)
SZのK君とも164OCのT島さんとも知り合いです。
はるばる800キロ以上ドライブしていったかいがあってとても楽しい一日でした。 もし来年も行くようならよろしくお願いします。
ベルリーナはそのホイールベースの長さもあって、とても快適な長距離走者です。 クーペもスーパーもスパイダーも乗りましたが、ある意味ジュリア系で一番大人で奥深い車かもしれませんね。

>白猫#35さん
お越しいただきありがとうございます。
おかげさまで目の保養をさせていただきました。アルファ・ロメオの真髄はベルリーナにある・・・と昔聞いたことがありますが、1750Berlinaもアルファ164もアルファ・ロメオのエッセンスが詰まったクルマだと思います。
これからもよろしくお願いします。

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