走ってナンボ

アルファ・ロメオを始めとする「ちょっと旧いイタ車」を一生懸命維持する中での天国と地獄をご紹介します。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

天空の名車~その弐

ようやく飲み物にもありつき、一息ついたところでいよいよ展示スペースへ入場となりました。
とにかくヒトが多く、通常の日と違って皆さん思い思いのクルマの前で談笑されているものですから、なかなかゆっくりと写真を撮ることができません(泣)
しかも、会場内の照明はパーティということもあってか暗めになっており、撮影には良いコンディションとは言えませんでした。フラッシュ撮影をすると談笑されている方々の邪魔になるだけでなく、折角のクルマのディテールが飛んでしまうので、フラッシュを切って撮影したのですが、ゆっくりとクルマの前にいることができないため、案の定、手ぶれを起こしてしまいました。撮影するのであれば平日にゆっくりと訪れるのが良いでしょう。

AstonMartin IC

1928年のAston Martin Internationalです。Aston Martin社が創設された初期のモデルで現在に至るまでの伝統である豪華なツアラーです。

Betley3.jpg

1924年のW.O.Benley3Litreです。このクルマは特別展示車で、かの白洲次郎の愛車だそうです。
ちなみに白洲次郎は私の故郷である兵庫県芦屋出身の実業家で、大のクルマ好きとして知られていますが、その彼が若き日に英国留学中に愛用していたのがこのクルマなのだそうです。
彼は、戦後に吉田茂の側近として占領軍との交渉に当たり、その流暢な英語とイギリス仕込のマナーを持ちながら、他の日本の外交官たちが敗戦により言われるがままの状態であったことに対して、原理原則を盾に気骨に溢れた交渉を行ったことで有名な人物で、それは当時の連合国側をして、「従順ならざる唯一の日本人」と称されるほどだったそうです。
当時のBentleyはエンジンの馬力だけでクルマを持っていくという結構野蛮なところがあるクルマで、その運転には度胸と腕っぷしも必要だったと思います。白洲自身は当時の日本人の平均とはかけ離れた身長180cmと大柄であったため、このクルマを操れたのでしょうが、彼がBentleyを愛車にしたのは、彼の気骨とこのクルマとに何か通じるものがあったからなのかも知れません。

RR25.jpg

そしてその白洲次郎を見込んで抜擢した吉田茂の愛車が、この1937年のRolls-Royce 25/30HP Hooperでした。
歴代の宰相でもRolls-Royceを愛用した例は少ないと思いますが、吉田茂は単に見栄で愛用していたのではなく、このクルマの本質を成す伝統とエレガンスを愛したからだと言われています。
最近の政治家の何人がクルマに限らず物事の本質を見極める目を持っているのか・・・とこのクルマを見ながら考えてしまいました。
お体裁で右へ倣えとハイブリッドカーなどに乗らず、堂々とMasseratiのQuattroporteを愛用している政治家なんて素敵だと思うのですが(笑)

RRSG.jpg

1919年のRolls-Royce 40/50HP Silver-Ghost Alpine-Eagleです。やはり手ブレを起こしてしまいました。Silver Ghostは見る機会も多いのですが、このAlpine Eagleは初めて見ました。

BugattiT22.jpg

1923年のBugatti T22です。Bugattiと言えばブルーのボディが一般的ですが、このボディはアルミでその表面処理は芸術的ですらありました。

AmilcarCGSS.jpg

1928年Amilcar CGSSというクルマだそうですが、全く知りませんでした。しかし、そのコンパクトなボディは魅力的で、一瞬Fiatかと思いました。

JaguarSS100.jpg

1937年のJaguar SS100です。あまりに有名な戦前のJaguarのスポーツモデルでその名前の由来は100マイル(160km/h)で走ることができることから名づけられたと言われています。

FiatSiata.jpg

1936年のFiat-Siata 508Sport MilleMigliaです。皆、同じように見える戦前のクラッシックカーでもイタリア車は別格で、ちゃんとイタリアっぽいところが素敵でした。

BMW326.jpg

1937年のFrazer Nash BMW 328です。その製造された年代を見ると、このクルマが如何に先進的であったかが分かります。

BentleyVP.jpg

1934年のBentley3 1/2Litre Tourer by Vanden Plusです。Vanden Plusは後のPrincessというモデルで有名ですが、そのコーチビルディングは上質で、このBentleyも素晴らしい仕立てでした。

パーティはこの会場で特に何かするワケでなく、各展示スペースの間でオードブルや飲み物が用意されています。オードブルも単なるカナッペなどではなく、手の込んだ美味しいものでしたが、当然のことながらこの場所には人が溜まってしまい、なかなか次の展示スペースに進むことができません。
こうなったら私たちもしばし、美味しいオードブルをいただくことにしましょう。

クリック↓お願いします!
b_01.gif

スポンサーサイト

テーマ:イベント - ジャンル:車・バイク

コメント

この年式になるとすっかり門外漢ですが(笑)、RRとBMWはグリルではっきり判るのがある意味すごい伝統ですね。

  • 2009/04/10(金) 12:23:49 |
  • URL |
  • pekepeke #-
  • [ 編集]

>pekepekeさん
この年式になるとすっかり門外漢・・・私もそうです(笑)
日本車が敵わないのがこのファミリーフェイスの伝統なんですよね。太刀打ちできるのはご料車に付けられている菊の御紋しかないのでは?

初めてコメントさせて頂きます

私も緑のスパに乗っているので、このブログを見つけてから楽しみに読ませていただいています。
先日、近所ですごいクラシックカーが走っているのを見かけたのですが、この会場へ行くところだったんでしょうね。その時は車名も判らず気になっていたのですが、スッキリしました!

  • 2009/04/10(金) 19:55:07 |
  • URL |
  • mas #-
  • [ 編集]

>masさん
初コメントありがとうございます。
緑スパにお乗りとはお目が高い!(笑)
もし街で出会えたら素敵ですね。
これからもご愛読をお願いします。

この手のクルマは

正直よく知らないので勉強になります。
秋のミッレ・ミリアに来ているこういった車両を見るくらいですからね。

  • 2009/04/12(日) 08:03:29 |
  • URL |
  • こ~んず #JalddpaA
  • [ 編集]

>こ~んずさん
何を隠そう・・・私もです(爆)

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://ig510190.blog83.fc2.com/tb.php/582-547a574e
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。