走ってナンボ

アルファ・ロメオを始めとする「ちょっと旧いイタ車」を一生懸命維持する中での天国と地獄をご紹介します。

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あらためてアルファ147

街中では随分と見かけることの多いAlfa147ですが、そのオーナー像は若い女性であったり、子供がまだ小さい家族であったりと、どちらかと言うとスポーツドライバーではなく、ファミリーユースが多いように見受けられます。
Alfa147の発表は2000年のパリ・オートサロンでしたから、すでに8年が経過していることになりますが、それでも街中で充分ヒトの目を惹きつけるものがあるのは、このデザインが決して奇をてらったものではなく、むしろエバーグリーンな魅力を持っているからであろうと思います。

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車名の147というコードネームから察すると、アルファ・ロメオのボトムレンジを担う、Alfa145/146の後継モデルとして企画されたことは明らかなのですが、実際のAlfa147はそのボトムレンジの廉価版とは一線を画しています。
そもそもAlfa147の起源はAlfaSudに遡ります。Sudはそれまでイタリア北部のミラノで生産されていたアルファ・ロメオの他の車種とは別に、南部のナポリで新たに生産された全く新しいモデルで、それまでのアルファ・ロメオの連続したモデルチェンジによる車種とは異なっていました。
このAlfa Sudは後にAlfa33となり、Alfa145とそのノッチバック版の146となるのですが、その後継モデルとして企画されたのがこのAlfa147でした。
エンジンは当時の主力であった2.0Lツインスパークエンジンを中心に、4気筒の1.6LエンジンからV6の3.2Lエンジン(GTA)までと多岐に亙り、このボディとシャーシーが単なる廉価版ではないことを証明しています。

デザインは当時のアルファ・ロメオデザインセンター(Centro Stille)のウォルター・デ・シルヴァがその基本デザインを行い、後任のアンドレアス・ザパティナスによって詳細が煮詰められたと言われていますが、さらに後期型はあの巨匠ジゥジアーロがフェイスリフトを担当しています。

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Alfa156とシャーシーを共用するために、大きくなったそのホイールベースを目一杯使い、ボディの四隅にタイヤを配置することによりグリーンハウスと呼ばれる室内スペースを拡大させながら、コンパクトに見せ、さらにそのタイヤハウス周辺はボリュームを持たせ、全体的にグラマラスな印象を与えています。

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フロントマスクは伝統のアルファ・ロメオの盾型グリルを大きくアイコンとして使用し、左右のエアインレットは往年のアルファ・ロメオジュリエッタ系をモチーフにしているため、ひと目でアルファ・ロメオと分かります。また、ボンネットからフロントマスクへと続くプレスラインは往年の名車”6C 2500 Villa d'Este”へのオマージュとなっている辺り、このAlfa147が過去からのアルファ・ロメオのデザイン史の延長線上に位置していることが良く分かります。

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リアはAlfa156との共通イメージであるチャイニーズアイと呼ばれるテールレンズを更に強調した形となっており、加えてリアウインドウ下部を楔形にまとめるデザインは、先代のAlfa145との連続性を感じさせます。

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このように、優秀なデザイナーによって考え尽くされたデザインは決して古ぼけてしまうことなどなく、普遍的な美しさを持つ魅力的なデザインとなっています。

結果としてAlfa147はアルファ・ロメオのボトムレンジを担うと言うより、Alfa156のハッチバック版として販売され、2001年のヨーロッパ カー・オブ・ザ・イヤーを受賞するとともに、順調な販売を記録し続けています。日本もその例外ではなく、アルファ147はその販売の主力でした。

このように巷では見ることの多いAlfa147なのですが、私個人は数えるほどしか乗ったことがありませんでした。決して嫌っていたとかではなく、それは単に縁がなかっただけなのですが、発表当時にマスコミで絶賛されたその製造クオリティであるとか、小気味良いドライビングフィールなどは興味深々で、いつか機会があれば乗り倒してみたいな・・・と思っていたのですが、ようやく代車としてそのチャンスが巡ってきました(苦笑)。
走行90,000kmのこの個体は、これからAlfa147を中古で買おうと思っている方にも参考になるかと思いますので、さらに細かい観察と私なりのAlfa147の解釈を引き続き書いてみたいと思います。

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テーマ:アルファロメオ - ジャンル:車・バイク

コメント

写真からすると2.0Lのセレでホイールインチアップって感じですか?
個人的には1.6の小ホイールとの試乗比較とかも実現すると読んでみたいです(笑)。

  • 2009/02/25(水) 12:21:06 |
  • URL |
  • pekepeke #-
  • [ 編集]

>pekepekeさん
>個人的には1.6の小ホイールとの試乗比較
私もやってみたいです(笑)。アルファ・ロメオに限らずヨーロッパ車は最下級グレードにその魅力のエッセンスが詰まっていると思います。

147ですか

私も結構好きです、リヤシートも使えるし。
形だってそんなに悪くないよね、デザインは分かりやすいアルファって感じ。

  • 2009/02/25(水) 21:53:26 |
  • URL |
  • こ~んず #JalddpaA
  • [ 編集]

>こ~んずさん
だからこそこんなに売れたんだと思いますよ。一方で玄人ウケしないのもそのせいでしょうね(苦笑)

147

本当に良く見かけますね。
普通の人のアルファに対する認知度UPにも貢献してくれてますよね。
うちの親なんて、まだ外車というだけでボロクソに言われますから^^;
147見かける度に「あれが俺のと同じメーカーの車だよ」と言って親にアルファを慣れさせてます^^;

  • 2009/02/26(木) 01:47:36 |
  • URL |
  • リョー916spider2001パベル #X.Av9vec
  • [ 編集]

>リョー916spider2001パベル さん
ガイシャに対する劣等感や嫌悪感ってありますね。先日もW124のメルセデスを「ドイツ製高級車」と報じたマスコミがありましたが、中古車価格を見ると国産新車のほうが遥かに高いんですがね・・・(笑)

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