走ってナンボ

アルファ・ロメオを始めとする「ちょっと旧いイタ車」を一生懸命維持する中での天国と地獄をご紹介します。

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タイヤ交換の職人技

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偏磨耗が見つかった115Spiderですが、皆さんがイロイロと原因を想像されていますが(苦笑)、それはともかくとして、一刻も早く交換をしなければならない状態です。
実は、このSpiderは購入時に1本だけ違う銘柄のタイヤを履いていたために、全体を同じ銘柄になるよう無理やり2本を新品に交換してもらった経緯があったのですが、そのせいか磨耗の度合いが前後で異なっていました。
そこで、今回は2本を新品に交換し、磨耗度合いのバランスも取ることにしました。当然のことながら銘柄は同じPIRELLIのP6となるのですが、問題はその交換作業で、どこでも良いと言うワケではありません。
経験上、タイヤで重要なのはどの銘柄にするかだけではなく、むしろそれ以上重要なのがどこで交換するかだと思います。

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そこで今回もタイヤサービスにその交換をお願いすることにしたのですが、まずはジャッキでクルマ全体を持ち上げて4輪のタイヤを外すことから作業は始まりました。

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一番偏磨耗の酷いタイヤと新品タイヤを比べて見ると、一目瞭然です。

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さらに詳しく見ていくと、どうやら外周の片減りだけで内側の減り方は走行距離相応であることが分かりました。このタイヤは購入当初に装着されていた方のタイヤですので交換時期は定かではありませんが、お役御免で充分でしょう。

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新品に交換するもう一本のタイヤについては正直悩みました。順当に考えれば装着が旧いもう一本のタイヤなのですが、実は購入時に交換してもらったタイヤの方が酷い状態でした。上の写真のように山はまだ充分なのですがひび割れが酷く、ゴムが劣化してしまっていました。余程保管状態の悪いタイヤだったのでしょう。
こうなると山の残量よりもこちらのほうが問題ですので、このタイヤを交換してもらうことにしました。

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まずは旧いタイヤをホイールから外し、リムの内側を綺麗に洗浄します。

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そして新しいタイヤをホイールに嵌め込むのですが、スベリを良くするために内周部に潤滑剤を塗ります。

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そして最初は所定の位置でタイヤをホイールに装着します。

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ホイール側のエアバルブの位置とタイヤのマークを合わせて嵌め込むのが普通です。ホイールにもタイヤにも問題がなければ、装着作業はこれで終わりです。

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装着されたタイヤはバランサーという測定機で実際に回転させてチェックします。

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表示された数値はホイールの内側と外側の偏心率を表わしており、この程度であればバランスウェイトを打ち込んで終了です。

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バランスウェイト打ち込み後のデータです。これで1本終了ですが、この作業で終了するのが普通のタイヤです。

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ところが2本目のタイヤは異常値が出てしまいました。これはホイールが歪んでいるか、タイヤが真円ではないかのどちらか、若しくはその両方が原因です。
タイヤの製造品質はこの真円が出るかどうかで、タイヤ屋さんはカタログデータなどではなく実際にこうやって組み付ける際に、そのメーカーの製造品質を判断することができるのです。

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通常のタイヤ交換ですとそれでも無理やりバランスウエイトを打ち込んでバランスを取るのですが、タイヤサービスさんは面倒くさいマッチングバランスという作業を行います。それはもう一度タイヤをホイールから外して、位置を変えることによりバランスウエイトを最小限にするという作業なのですが、これを地道にやってくれるタイヤ屋さんは限られています。
バランスウエイトが少ないほど良いのは、走行中に外れることがあるからなのですが、実際にそれだけでなく、ヤジロベエと同じでバランスウエイトでは補正できない歪が残ってしまうからです。

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マッチングバランスを行った結果、ようやくこのレベルになりましたので、最後はバランスウエイトを打ち込みます。

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今回は新しいタイヤをリアに履かせ、以前のタイヤをフロントに持ってきました。もしアライメントが狂っていると折角の新しいタイヤが偏磨耗することになりますので、これで様子を見ることにします。

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私がタイヤサービスさんを信頼している理由は、この作業内容なのですが、一度この作業を見てしまうと、量販店でタイヤを購入して装着する気にはなりません。
極端な例ですが、以前に安売り店で交換した社有車のホイールを外して見ると、ホイールの内側に大きなバランスウエイトがガムテープで貼ってあったこともあったのです。

そして新しいタイヤの乗り心地は如何に・・・とタイヤサービスさんを出発しようとしたとき、

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嗚呼、今度は緑スパが地獄巡りを始めるのでしょうか(泣)

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テーマ:アルファロメオ - ジャンル:車・バイク

コメント

私も5101903に紹介していただき、ココです。この技術を乗って体感できるかは人それぞれですが、一番すごいのは、全く空気圧が抜けないってこってす。走っても走っても2.1から2.2で、いつも安全です。おみやげに美味いうどんくれるし・・・ ありがとうございます!

  • 2009/01/19(月) 20:22:29 |
  • URL |
  • BUSSO #-
  • [ 編集]

>BUSSOさん
それはどーも(笑)
あのうどんについてはいずれ薀蓄を書きたいと思ってます(苦笑)

たしかにこの店でマッチングバランスの説明を聞いて作業してもらい、その丁寧な作業風景を観ただけでもすごく安心感を得て、実際にその後、エアは安定しました。
そして例のうどんもやみつきになるほど美味しかったです。
何でもそうですが職人さんの手作業は機械的なものより絶対に安心と満足と嬉しさを与えてくれます。
その節はココを紹介してくれてありがとうございました。

ところでまだP6ってあったんですね?
写真を見ると僕らが20代の頃に憧れたモノとはパターンもロゴもだいぶ変わりましたね?

  • 2009/01/20(火) 12:05:32 |
  • URL |
  • 笹本隆太郎 #-
  • [ 編集]

>笹本さん
確かにタイヤってクルマの数ある部品の中でも冷遇されてますよね。
銘柄には凄く拘るのに、いざ装着するとなるとどこでも一緒と思っている方が多いのではと思います。
P6はたまたま純正装着されていたのを引き継いでいるだけなんですが、当時の憧れの(笑)P6と比べると・・・あーそう?程度のタイヤです(苦笑)

P6

当時はP7が買えなくて似たようなパターンのP6を買う人がいましたね。
ピレリだってだけで自慢出来たんですよね、性能は大した事ありませんでしたか(笑)

  • 2009/01/20(火) 12:33:47 |
  • URL |
  • こーんず #JalddpaA
  • [ 編集]

>こ~んずさん
以前と違ってピレリやミシュランは売れなくなったそうです。
実は、タイヤ屋さんから見て性能UPが著しいのがKUMHOだそーですよ。

そういえば

編摩耗の原因は分かったのですか?
お漏らしも気になるなぁ、510さん、実は嬉しいでしょ(爆)

  • 2009/01/20(火) 19:42:52 |
  • URL |
  • こ~んず #JalddpaA
  • [ 編集]

>こ~んずさん
誰が好き好んで地獄を望むでしょう?(爆)
今年の私のテーマは「強運」です(高笑)

また一からこちらのブログで勉強させていただいております。
最初は510さんの豪快な地獄巡り?を楽しんでおりましたが(失礼)、自分がトラブルに直面してみると、本当にこちらのブログは勉強になり、いまさらながら頭の下がる思いで感謝しつつ読み直しております。しかもまたタイムリーなトラブルが・・・(苦笑)

  • 2009/01/25(日) 02:29:35 |
  • URL |
  • きゃつお #-
  • [ 編集]

>きゃつおさん
勉強なんて・・・(苦笑)
今後は地獄巡りを引き継いでいただけるよう勝手にお祈りしていますよ(笑)

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