走ってナンボ

アルファ・ロメオを始めとする「ちょっと旧いイタ車」を一生懸命維持する中での天国と地獄をご紹介します。

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旧いクルマとちょっと旧いクルマ

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このイベントの特徴のひとつが、旧いアルファ・ロメオが多くやってくることで、そのオーナーとも気さくにハナシを聞けるところだと思います。事実、私自身も115Spiderのことについて聞かれたりもしましたので、様々なオーナーと触れ合うことができるのも毎年参加される方の魅力になっているのでしょう。

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今年は、例年よりも参加台数が少なくさらにこぢんまりしていましたが、だからつまらなかったかというと全然そんなことはなく、参加している方々はそれぞれで楽しんでいたのが印象的でした。
毎年、「目玉」として芝生広場の中央に展示駐車されるクルマは今年はなく、それはちょっと寂しかったのですが、それでも気になった参加車両は何台かありましたのでご紹介したいと思います。

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相変わらず「欲しい病」が止まないGiulietta Spiderです。このGiuliettaは本当に程度が良く、オーナーの気持ちが伝わってくる個体でした。

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内装も綺麗でステアリングも貴重なオリジナルでした。消火器をグローブボックスに収めるところは流石です。

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そして屋根のあるほうのGiulietta Sprintです。室内にはロールケージが入れられ、補助灯も追加するというレーシングモディファイが施されている個体ですが、その車高の下げ具合といい完璧と思えるバランスです。旧いアルファ・ロメオをオリジナル状態で乗るか、モディファイするかは最も悩ましい選択だと思いますが、そのいずれもオーナーの拘りとセンスなくしては成り立ちません。その好例がこの2台のGiuliettaだと思います。

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思わず乗り逃げしたくなるほどのGiulietta SS(Sprint Speziale)です。SSはベルトーネによるデザインで、アルファ・ロメオが「正式に」オーダーしたスペシャルモデルでした。本来ならばレース参戦を目論んで製作されたSSでしたが、アルファ・ロメオが知らない間に、事故車のオコシから派生したザガートによるSVZのほうが性能が高かったために、グラン・ツーリズモとして発売された経緯があります。
そのデザインはサーキットで映えるであろう獰猛さはなく、むしろ街中で魅せる優雅と気品が感じられるものです。絶対にボロいまま乗ってはいけないのがこのSSです。

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一方のGiulia Sprintは何でもアリだと思います。ちょっとボロいまま乗り倒されているGiuliaも生活感が漂って格好良いものですし、オリジナルに拘ってレストアされたものも素敵だなと思います。モディファイもサンデーレーサー風からこの個体のように徹底的なものまで、その各々に魅力があります。

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オリジナルで乗るとこんな感じになります。どちらも同じGiuliaではありますが、オーナーのクルマ観が見て取れます。では、お互いに相手に対して否定的かというと全然そんなことはなく、どちらもGiuliaの愛し方なのです。

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ALFETTAは好きなのでつい写真を撮ってしまいます。もはや「ちょっと旧い」から「旧い」に昇格した感のあるALFETTAですが、ちゃんと程度の良い個体はあるもので、同じくやって来ていたGTV6ともども素晴らしいコンデイションでした。誤解を恐れずに言いますと、Giuliaより新しいALFETTAを維持するほうが遥かに資金と根性を必要とします。

ヒストリックモデルとして定着しているGiuliaに関しては、その部品から整備ノウハウまで蓄積されており、これから新たにオーナーになったとしても、ちゃんとした主治医さえ見つかれば何の心配もないと言えます。またこの時代のクルマ全般に言えることですが、最初にやるべき初期化をちゃんとしてやればそうそう壊れることもありません。
一方でALFETTAのような70年代から80年代のクルマは、未だにその立場が微妙で、ヒストリックモデルと言うには新しく、現代車と言うには立派に旧い(苦笑)という年代で、部品の欠品から原始的なカーエレクトロニクスの問題まで、ちゃんと走らせるためのハードルが高いのです。しかも、Giuliaと異なり、一生懸命維持していても「変人扱い」しかされないこともしばしばなのですから、オーナーには相当な負担を強いることになります。
ですので、私個人はALFETTAやALFASUDを維持していらっしゃるオーナーには本当にアタマが下がります。
さて、女神湖を後にした私たちは、いつもの蓼科パークホテルで温まることにしました。このホテルでは、もはや「顔パス」の極みで、お風呂にもタダで入れていただいたりと歓待してくれました。毎年クラブランで使っている会場ではあるのですが、その「おもてなし」には感謝です。
蓼科パークホテルに寄ったのは冷えたカラダを温めたかったのと、渋滞情報を確認して帰路の計画を立てるためでもありました。毎回のことながら帰りの中央道は楽しかった思い出が吹っ飛ぶほどの渋滞に悩まされるのです。渋滞の元凶は例の小仏トンネルで、その自然渋滞のメカニズムも解明されているのですから、JHには早急な対策を望みます。

渋滞の最後尾までは笹本氏に隊列を引っ張ってもらい連なって走行したのですが、その結構なペースに115Spiderはついて行くのがやっとで、疲れる間もなく無事に都内まで帰ることができました。
それにしても帰りの中央道は路肩に停まっている故障車が多く、渋滞の原因にこそなってはいませんでしたが、停まっているクルマには気の毒な状況でした。そしてその故障車とは、シトロエンCXやBXといった「ちょっと旧い」フランス車ばかりで、DSや2CVといった「旧い」シトロエンがいなかったのは、やはりアルファ・ロメオと同様の現象なのでしょうか。

旧いクルマは壊れない・・・を実感しました。

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テーマ:イベント - ジャンル:車・バイク

コメント

CXやBXといった「ちょっと旧い」フランス車ばかりで

だから嫌なんです、フラ車は(苦笑)
どんなに旧くても所詮はクルマ、動かなければただに¥の鉄屑ですからね。

>70年代から80年代のクルマは、未だにその立場が微妙
164ももうちょっとでその域に達するのでしょうか・・・。
以前、教えていただいた部品調達の「地下組織」について今度詳しく教えてください。ちょっと旧いクルマを維持するポイントはまさにそこだと思いますので(苦笑)

  • 2008/11/01(土) 05:19:50 |
  • URL |
  • きゃつお #-
  • [ 編集]

CXやBXといった「ちょっと旧い」フランス車ばかりで

同じフラ車乗りとして申し訳ない限りです。
私のは販売終了後まだ8年と現代のクルマですが、
それでも日本では供給があやしくなってきています。
CXは20年弱~30年になりますから相当厳しいでしょう。
自社の古い車を大切にしないことでは定評あるシトロエンですのでね。

>こ~んずさん
そんな自虐的な・・・(笑)
でも、路肩に点々と停まっているシトロエンはシュールでした(苦笑)

>きゃつおさん
地下組織は何でも調達できるワケではありませんよ。イタ車のみが対象でお馬さんは意味がないのでやりません。

>savoyさん
いやいや皆さんちゃんと路肩で停まってましたから大丈夫でしたよ。というかむしろ停まり慣れてる感じでした(苦笑)
シトロエンはフランスでも部品供給に不熱心なんでしょうか?日本だけの問題なのでしょうか?

フッフッフッ

フラ車は壊れて部品が無ければ捨てるんです、なんだかんだ言っても所詮実用車ばかりなのでそれは仕方のない事・・・(苦笑)

フランス人はケチだからなぁ・・・(爆)

このGuilietta spiderのオリジナルステアリングは華奢なエボナイトでホーンリングが付いたやつだよ! 60年式の我々はこの辺を買って一生乗りたいですね?

  • 2008/11/01(土) 17:08:56 |
  • URL |
  • BUSSO #-
  • [ 編集]

帰りの中央道、
2CVの多いこと多いこと
普段どこに潜んでいるんでしょう?
そして更にシトロエンの屍もいっぱいいましたね?

イタ車でとまってしまったのは
・・ストラトスがいました。

  • 2008/11/01(土) 18:46:13 |
  • URL |
  • 笹本隆太郎 #-
  • [ 編集]

>BUSSOさん
オプションのスポーツステアリングかと思ってました。確かVeloceはこっちが標準じゃ・・・?
私も自分と同じ年のクルマを持つのが夢なんですよね。

>こ~んずさん
捨てるなんて(苦笑)
でも、フランスの合理主義は治すか捨てるかの判断を冷酷に下しそうですね。そのヘンを偏執狂的に治し続けるのがイギリス人でしょう(笑)

笹本さん
確かに2CVはいっぱいトコトコ走ってましたね。残念ながら皆同じ形なので年式が良く分かりませんが、最終モデルであるチャールストンは以外に少なかったように思います。
ストラトスは停まっていたのか休んでいたのか定かではありませんでしたし、オリジナルなのかレプリカなのかも良く分かりませんでしたが、できれば併走したかったですね。

>思わず乗り逃げしたくなるほど
乗り逃げして、僕にGiulietta SSを運転させてください(笑)
昔のAlfa Romeoはたおやかなデザインだなって思いますね。特にGiulietta SSは美しいデザインだわ。

>こ~んずさん

>フランス人はケチだからなぁ・・・(爆)

確かに(爆)
それと金の使い方が一極集中だよね(苦笑)

  • 2008/11/02(日) 11:02:31 |
  • URL |
  • IKEA #-
  • [ 編集]

>IKEAさん
Giulietta SSはベルトーネの傑作だと思います。ディテールにはアメリカの自動車デザインの影響を受けている箇所が見受けられますが、全体的に良くまとまったスタイリングだと思いますね。

>510190さん
 Giulietta SS は美しかったですね、コレだけでも満足でした。でも510190さんの次はGTV6です、早く逝ってくださいね(笑)で明日は大磯に?行かれるのですか?

  • 2008/11/02(日) 19:10:12 |
  • URL |
  • kobu #-
  • [ 編集]

>kobuさん
程度の良い個体があれば逝きたいですねぇ。
明日は顔だけでも出そうと思っていますよ。

> Giuliaに関しては...何の心配もないと言えます。

いつかは1300GTJrが夢なのですが、先にいい主治医を見つけるべきなんですね(笑)。

  • 2008/11/04(火) 15:30:07 |
  • URL |
  • pekepeke #-
  • [ 編集]

>pekepekeさん
どちらが先でもいいと思いますよ(笑)
良い主治医に出会えれば、そこから良い物件が出てくるでしょうし、物件が出ればその前オーナーから良い主治医を紹介してもらえますからね。

なぁるほど!気長に探してみます。

  • 2008/11/05(水) 12:22:53 |
  • URL |
  • pekepeke #-
  • [ 編集]

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