
海と山とどちらが好きと問われるとやはり海が好きです。
出身が関西の芦屋と呼ばれる六甲山と瀬戸内海に挟まれた街であったこともあり、小さい頃は自宅から歩いて海水浴に行っていました。当時の芦屋浜は松林の先に砂浜が広がり、小さな海の家が1軒しかない、海水浴場とも呼べないような浜でしたが、その分泳ぎに来ているのは地元の住人ばかりで、おおよそ混むことのない砂浜でした。その後にこの美しい砂浜は埋め立てられてしまい、皮肉なことにその埋立地に家を建てて引っ越すことになったのですが、今尚、海水浴と聞けば子供の頃の芦屋の砂浜を思い出します。
当時は自宅で海水パンツに着替え、浮き輪を腰にまいて歩いて通った砂浜でしたが、東京に住んでいる現在は、海水浴に行きたいと思えば歩いていけるワケもなく、クルマ好きの私としては当然のようにクルマで行くことになります。そしてそのクルマはSpiderで、また不思議なことにSpiderは海が似合うと思います。
今回出かけた海はいつもの伊豆から趣向を変えて、千葉の御宿にしてみました。ルートはアクアラインを通り、木更津から房総横断道路と呼ばれる国道409号線で九十九里浜まで出てから海岸線を戻るコースにして、早朝の都内を出発です。

早朝の「海ほたる」はガソリン高騰の影響か、夏休みにも関らずさほど混んではいませんでした。
デッキに出てもガラガラ状態で、ちょっと休憩を楽しんだのですが、天気も良くこれから出かける海水浴気分を盛り上げてくれます。

都内を出発して約3時間で御宿と部原の間にある目指す海岸に到着したのですが、ここは海水浴場というよりサーフポイントで、以前から目をつけていた海岸ではありましたが、実際に海に入ってみると足許は岩で波も荒く、殆ど海水浴を楽しむどころではありませんでした。しかし、そのためもあって海岸はヒトも少なく、のんびりすることができました。しかも駐車場は無料で綺麗なトイレと無料のシャワーも完備されていますので、泳がないのであれば穴場だと思います。

それにしても関心するのは、115Spiderの収納力で、今回も2台の折りたたみビーチベッドにビーチパラソルに加えて、クーラーボックスなどを積み込むことができました。理由は幌が電動開閉ではないことによる、最小の幌収納スペースに加えて、トランクルームが浅いながらも広いことによるもので、このサイズのオープン2シーターでこの収納力は本当に素晴らしいと思います。

ひとしきり海を楽しんだ後に向かったのは鴨川で、宿泊場所に選んだのは鴨川館という鴨川シーワールドの向かいにある温泉旅館でした。

この鴨川館そのものは日帰り温泉も楽しめる普通の温泉旅館なのですが、今回予約したのはその鴨川館の中の「ラ・松蘆」と名づけられた別邸で、この別邸が素晴らしい場所でした。

専用のロビーでチェックインを済ませ、これまた専用のエレベーターで別邸のスペースに向かうとそこは6室だけの別世界でした。

入り口から玄関までは各部屋の専用通路となっています。ここを通るともうそこは宿泊者だけのスペースです。

部屋に入ると左手には和室、右手にはリビングがあり、ちょうどコテージのような造りになっています。


リビングからは裏庭も楽しめるように窓が組み込まれており、実際に座ってみると実に居心地の良いリビングルームです。

ベッドルームも広々としており、高い天井と窓からの庭の眺めが素晴らしい空間です。

そして洗面所からお風呂ですが、これまた豪華ではあるのですが、調度品のセンスが良く、お風呂は露天風呂となっています。


これだけの設備でもう充分満足なのですが、一番のもてなしは専用の庭にありました。
そこにはナンと!水深1.5mのプールにジャグジーが設置されていたのです。


ここまで来ると、もはや居心地がどうのこうのというレベルではなく、ただただ寛ぐばかりです。そして夜になっても慣れることはなく、ライトアップされた幻想的な庭の景色に感激するばかりでした。


海外では良くあるコテージ風のこういったホテルが日本の、しかも千葉にあるのにビックリしました。そしてこんなところに連泊でもしようものなら社会復帰ができなくなるのでは・・・と思い、ホテルに聞いてみたのですが、ナンと連泊のお客様が多いとのことでした。一体どんなヒトが連泊するのでしょう??
確かに1泊のお値段もそれなりではありますが、燃料サーチャージを払って海外に行くことを思えば、千葉で俗世を忘れてのんびりするのもアリだと思います。
恐らくこのブログをご覧頂いている皆さんには顰蹙を買うのではと思いますが、一番の贅沢はこのホテルではなく、Spiderに荷物をガンガン積んで海水浴に出かけることだと思っています。ともすればこの種のクルマはイベント用になってしまい、猫可愛がりされるものですが、私自身はSpiderをどこまで使い倒すことができるのか、これからもイロイロと挑戦して見たいと思います。
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