走ってナンボ

アルファ・ロメオを始めとする「ちょっと旧いイタ車」を一生懸命維持する中での天国と地獄をご紹介します。

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クルマの寿命

お気楽な?旅紀行で随分と皆さんからご批判を頂戴しましたので、ちょっとマジメなハナシをしたいと思います(苦笑)

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私のブログを続けて読んでいただいている方は、私がアルファ164オーナーズクラブの事務局をやっていることや、海外部品輸入地下組織と銘打って、部品の調達のとりまとめをやっていることなどをご存知かと思います。
アルファ164オーナーズクラブは最近どういうワケか(笑)、入会ラッシュで平均すると月に2名の割合で新規入会を受け付けています。アルファ164のオーナーの方やそうでない方も入会は大歓迎なのですが、やはりオーナーの方が圧倒的に多く、その大多数の方がクルマを診てくれる整備工場と、入手できないパーツについて悩みを持って入会されています。
アルファ164が大好きでずっと乗っていたいと考えれば、この整備工場と部品の問題は避けて通れないと思います。そしてアルファ164に限らず、全てのクルマが多かれ少なかれ直面するのが部品供給の問題ではないでしょうか。

クルマは消費財ですので製造中止から一定年数を過ぎればメーカーとしての部品供給の責任はなくなり、それ以降はどうぞご勝手に・・・となるのは無理からぬことだと思います。それはメーカーや製造国によってもまちまちですが、だいたい製造中止から10年というのが一つの目安ではないかと思います。アルファ164もこの節目を迎え、最近は純正パーツの欠品が増えて来ています。
また整備工場に関しても、当時新車で販売していた大沢商会やコーンズ・モータースは販売から撤退していますので、現在の正規ディーラーはアルファ164に対しては何の責任もありません。事実、責任がないということはテスターやSSTと呼ばれる整備のための専用工具も持っている必要がないワケで、同じアルファ・ロメオだから・・・と正規ディーラーに持ち込むこと自体がもはやナンセンスという状態です。

新しく入会されたメンバーの方から、整備を断られた・・・とか診てくれるところがない・・・という悲痛な訴えを聞くのですが、それは上記の事情から無理からぬことだと思います。
以前にも書きましたが、アルファ・ロメオだから正規ディーラーがなんでも整備できると思ったら大間違いで、それぞれの車種の整備に関してはサービスマニュアルや専用工具などの設備環境に加えてメカニックの経験とノウハウが必要となりますので、アルファ164を診た事がない工場や、過去に診た事があって懲りた(苦笑)工場は、新規でアルファ164を預けようとする顧客を断ってしまうのだと思います。
加えて、部品が欠品しているクルマは基本的には預かりません。理由は簡単で、整備途中の不動車が部品待ちや部品がないために工場内で他の整備車両の邪魔をすることになってしまうからです。
整備工場の経営を考えると、手が付かないクルマがピットを塞ぐという事態は最も避けなければならず、その可能性が高いクルマは引き受けないのが原則です。

整備工場の部品の調達はメーカーの部品販売部門か専門の問屋経由で行われます。FAXや電話で在庫確認を行い、注文書を送るという作業のみで部品が届くという環境が整備工場の業務を支えているのですから、正規ルートで入手できない部品を探し回るという面倒なことはやりたくないし、やらないのが当たり前です。
仮に1000円の部品を6時間かけてあちこち探し回って見つけたとしても、客に部品代として請求できるのはやはり部品代の1000円と交換工賃でしかないのです。
私たちのようなオーナーズクラブは自分達の愛する車種を維持するために様々な活動をしていますが、代用できる部品の情報や欠品となった部品のオーダーを取りまとめて再生産させたり・・・という活動をしているところが多くあるのはこのような理由からなのです。

このように生産中止から年月が経過したクルマを維持していくためには、通常の新車を購入してディーラーでメンテナンスするのとは全く異なる心構えとネットワークが必要です。
敢えて、厳しいことを言わせていただけるなら、その心構えと環境がクルマの寿命を決めていると言っても過言ではないと思います。
そして、その心構えと環境なしに持ってはいけないクルマの中にアルファ164は仲間入りしようとしています。

では、これからアルファ164を維持して行くためにはどんな心構えが必要なのか・・・について次回は論じてみたいと思います。

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テーマ:アルファロメオ - ジャンル:車・バイク

コメント

私もこの事については思い知らされました。まだ、今なら手に入るが今後はどうなるかわからないという不安が付きまといますね。で、手に入った部品が合わなかったり合わないと分らずに組立てて後で完成させてから不具合を発見するなどもあるでしょう。以前は敢えてしなかったのですが最近、部品交換作業はすべて自らの手で行うようになりました。そして、タイベルのテンション調整とタペット調整もこの盆休みにやろうと思っているのです。

  • 2008/08/11(月) 23:55:08 |
  • URL |
  • Chousuke #-
  • [ 編集]

>Chousukeさん
それはスゴイことですね。整備工場に頼らず全部自分でヤル・・・というのも一つの解決策だと思います。
次回は私なりの答えをご説明したいと思っていますので、またご意見をお寄せくださいね。

>510190さん
DIYはみなさんがふつうにされている事ですし特別な事ではないと思います。エンジン等SSTが必要な24Vがありますが本気でやる気があれば不可能も可能になると思っています。
でも一番大切なのは164メンテナンスガレージや164を大切にしている人との「人と人との付き合い繋がり」を大切にするという基本的な事がとても大事だと思うのです。やはり、人の力は大きい。

  • 2008/08/12(火) 09:58:04 |
  • URL |
  • Chousuke #-
  • [ 編集]

>Chousukeさん
最後はヒトでしょうね(笑)
アルファ・ロメオはヒトと出会わせてくれるクルマだと思います。特に手がかかるアルファは・・・。

こんばんは。

私はシトロエンに乗っているのですが、
同じく部品供給の問題に直面しつつあります。
全然古くないXantiaなんですけど。
まだ供給中止はしていないですが、
在庫が無いことがあります。
続編期待しています。

  • 2008/08/12(火) 23:11:26 |
  • URL |
  • savoy #-
  • [ 編集]

>savoyさん
メッセージありがとうございます。Xantiaの部品がもう欠品とはビックリですね。シトロエンは比較的部品供給が良いと聞いていたのですが・・・。
お役に立てるかどうかは分かりませんが頑張って執筆中(笑)ですので、引き続きのご愛顧をお願いします。

164はもう、情熱とか根性といった精神論だけでは維持できない車なんですね。後編を読んで、もう少しじっくりと考えてみたいと思います。

  • 2008/08/13(水) 00:04:46 |
  • URL |
  • きゃつお #-
  • [ 編集]

>きゃつおさん

50年以上前のクラシックカーがラ・フェスタミッレ・ミリアでたくさん走ってるじゃないですか(笑)
大丈夫大丈夫。

>きゃつおさん
クルマは好きで買うものですよ~(笑)
でも情熱に加えて自分の周囲の環境整備は必要でしょうね。

>こ~んずさん
ある意味、コンピュータを使ってない分だけ旧い車のほうが楽なんですよね。
むしろ現代の基準で部品を再生産すると当時よりも性能が上がっちゃうかも・・・(苦笑)

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