走ってナンボ

アルファ・ロメオを始めとする「ちょっと旧いイタ車」を一生懸命維持する中での天国と地獄をご紹介します。

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F-1 デザイン史

もっと早くご紹介したかったのですが、私自身も先週やっと見ることができました(泣)
会期は今週の日曜までなのですが、現在新宿のオペラシティ内のアートギャラリーにおいて、「F-1疾走するデザイン」と題した、展示会が行われています。
実は、それほど大きく報道もされなかったので、私も良く知らなかったのですが、実際に訪れてみると結構見ごたえのある展示でした。

F1-1.jpg

自動車の究極の姿がフォーミュラーカーであり、その最高峰がF-1であることに異論がある方はいないでしょう。しかし、レコードブレーカーのような最高速のみを記録するための自動車と異なり、フォーミュラーカーはレースという規則の中で様々な制限を受け、その範囲内での技術革新とデザインの変遷を遂げてきたということが、この展示を見ると良く分かります。
内容が内容だけにもっとF-1ヲタクが多いかと思いきや、意外にマトモだったのは場内が撮影禁止だったからかもしれません(苦笑)

会場に入ると真っ先に目に飛び込んでくるのが、1950年のイギリスGPでファンジオが駆ったアルファ158のパネル写真でした。フロントエンジンのF-1としては最高峰と言って良い、Tipo158の大型パネル写真だけでも狂喜モノですが、その前に展示されているのは1959年クーパーT51というミッドシップのF-1です。今回の展示車の中では最も旧いものがこのクーパーT51なのですが、現在のF-1のような空力パーツを一切持たないシンプルなボディではあるものの、そのフレーム構造といい現在のF-1と原理的には何も変わっていないことが分かります。

次の展示はそのクーパーから7年後の1966年のブラバムBT20です。この7年間でミッドシップレイアウトは完全に定着し、エンジンを搭載物としてフレームに載せるのではなく、フレームの一部として応力を担わせるという進歩を遂げました。しかし未だにリアウイングなどの空力パーツはなく、個人的には最も好きなF-1のカタチをしています。

そして時はさらに10年が経過し、1976年のロータス77が展示されています。黒に金のピンストライプが入れられたJPSカラーに塗られたマシンは、F-1が各国を代表するナショナルカラーに塗られていた時代から、スポンサーの「走る広告塔」となったことを物語っているのですが、同時にグランドエフェクトと呼ばれる、空気の流れを利用してダウンフォース(クルマを地面に押し付ける力)を発生させるボディデザインにも変わって行きます。

現在のF-1の基礎はこの年代で完成し、以降は電子制御やターボチャージャー、加えてカーボンなどの素材技術の進歩により発展したと言えます。
それは次に展示されているさらに10年後の1988年マクラーレンMP4/4を見ることにより理解することができます。
F-1のデザイン史としてはここまでで完結しているのですが、これ以降のデザインはどんどん空力付加物が加えられて行き、正直言ってデザインとしてはどんどん悪くなっているような気がします。
展示されているのは・・・

1992年ウイリアムズFW14B、2004年BAR Honda006、2005年FerrariF2005、2005年ルノーR25なのですが、F-1のデザイン史という意味ではフェラーリ1台で充分なような気がします。
それでもこれだけのF-1を間近で見ることができるのは圧巻で、さすがに触ることはできませんが、360度どの位置からでも見ることができるよう配慮された展示方法には好感が持てます。

F1-2.jpg

それ以外にも貴重なビデオの映写や、ホンダF-1エンジン、ブリジストンのF-1タイヤの展示などもあり、見ていて飽きない内容となっています。
繰り返しになりますが、これほどの展示内容にもかかわらず、入場者数が思ったほどではないのは、宣伝が不十分なのでは?と思いますが、その分ゆっくりと鑑賞することができましたので、個人的には嬉しい展示会でした。

会期は今週末までですので、興味がある方は是非出かけて見てはいかがでしょうか。

クリック↓お願いします!
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テーマ:イベント - ジャンル:車・バイク

コメント

私は見に行っていないのでなんともいえませんが、デザインという言葉が「広義のデザイン」、つまりテクニカル・デザインまで含めた考え方と、「狭義のデザイン」、こちらはビジュアル・デザインということになるかと思いますが、そのどちらで捉えるかによって歴史的に必要な車は変わってくるでしょうね。
前者で言うならウィリアムスFW-14BとマクラーレンMP4/4は絶対に外せませんし、後者であればフェラーリだけでも構わないかと思います。
でも結構な展示台数ですね。これにウィングカーと現代F-1の間の1台があるといいですね。個人的にはブラバムBT-52を見たいですが、ブラバムは資金難になったときに車をほとんど売り払っちゃったらしいので、まともに残っているのがほとんどないらしいですね。
行きたいのですが、撮影禁止か・・・・。FW-14Bは撮影したいなぁ・・・。

>もりおかさん
確かにエンジニアリングベースで考えると仰るとおりでしょうね。展示の説明でもう少しその辺を突っ込んで書いてあると良いかもしれません。
FW-14Bはマンセルのドライビングしたクルマでした。
撮影は禁止ですがその代わり手が届く距離で360度舐めるように見ることができますよ~(笑)

邪道なことはわかってますが、タイレルの6輪を思い出しました。
子供の頃テレビで走っている姿を見られたことはある意味、しあわせだったように思います。

今更ながら恐縮ですが、師匠のブログをリンクさせていただきました。(ブログもアルファも初心者で失礼なことばかりですが、よろしくお願いいたします。)

  • 2008/06/28(土) 21:38:02 |
  • URL |
  • きゃつお #-
  • [ 編集]

>きゃつおさん
リンクの件は了解です。ありがとうございます。こんなブログですがどんどんリンクしてくださいね。
ティレル6輪は「キワモノ」だったかも知れませんが、ブラバムBT46のファンカーと並んでF-1史に残るクルマだと思いますね。

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