走ってナンボ

アルファ・ロメオを始めとする「ちょっと旧いイタ車」を一生懸命維持する中での天国と地獄をご紹介します。

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ALFA ROMEO Sport Collection 66

ようやく80台で終了したこのシリーズですが、本日ご紹介するのはアルファ・ロメオの戦後の高級車である2600シリーズの中のSprintと呼ばれるクーペです。

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戦後1900シリーズの成功で高級車の少量生産メーカーから量産車メーカーへの転進に成功したアルファ・ロメオでしたが、そのエンジンはDOHC4気筒のみでした。確かに戦前は6C、8Cと多気筒エンジンを惜しげもなく開発していたのですが、それも少量生産故の手作り然としたものに加えて、コストを無視したハイチューンエンジンであったために、量産車に搭載するには不向きなエンジンでした。

2600シリーズの起源は1958年に遡ります。1950年に発表された1900シリーズのデザインを一新するために、その4気筒エンジンやメカニズムはそのままに、ボデイをリデザインして発表されたのが2000シリーズでした。
この2000Berlinaは1900シリーズのホイールベースを90mm延長して大型化させBerlinaを少し高級路線に振ったモデルで、イタリアの戦後復興の速度にあわせたモデルだったと言えます。外見もメッキパーツを多用したそれは当時のアメリカ車の影響を受けたデザインでした。

そしてこの2000シリーズはそれ以降のアルファ・ロメオのボディラインアップの定番となる、Berlina、Sprint、Spiderの三種類のバリエーションで発売されました。1900シリーズと同じホイールベースのトゥーリング製のSpiderがBerlinaと同じく1958年に、BerlinaとSpiderとの中間となるホイールベースを持つベルトーネ製のSprintが1960年に発表され、この定番三部作となったのですが、このベルトーネデザインのSprintは、以降の大ヒット作となるGiulia Sprintのデザインに大きく影響するのです。

滑らかな曲線で構成されたボディラインと+2ながら4シーターとして充分通用するキャビンスペースを持つフォルムは後のGiulia Sprintのデザインに受け継がれ、若きジゥジアーロによって完成されます。
テールは当時最新の理論であったコーダトロンカに従って切り落とされ、そして同時代のGiulietta SSと同じくフェンダーラインがリアのタイヤハウスから延ばされてスピード感を演出しています。
この現代でも通じるクーペボディは1960年当時は最先端で、まるで未来のコンセプトモデルがそのまま発売されたかのようだったでしょう。

そして2000シリーズは1962年に2600シリーズへと発展を遂げることになります。エンジンは戦後初の直列6気筒DOHCエンジンで、Sprint/Spiderはウェーバーキャブレターを3基搭載し、145hp/5900rpmに高められており、最高速度も200km/hを達成していました。
Sprintに関して言えば、そのボディデザインも一部手が加えられてボンネット上にメッキで装飾されたエアスクープが加えられています。

アルファ・ロメオの最高級モデルとしてこの2600シリーズは、Giulietta→Giuliaへの発展とは別に、1969年に至るまで製造し続けられました。しかし販売台数はその高価格故に少なく、戦後のアルファ・ロメオがもはや高級車メーカーではなく、むしろ高性能な量産車メーカーとして認知されたことを裏付けていると思います。
しかし一方で、この時代に2600シリーズを愛車にすることは特別で、「分かっている粋人」の証であったのではないでしょうか。

付属するミニチュアモデルは1968年のBologna-Passo間の公道レースに出場したモデルです。

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