走ってナンボ

アルファ・ロメオを始めとする「ちょっと旧いイタ車」を一生懸命維持する中での天国と地獄をご紹介します。

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畑の中のお宝

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やっと辿り着いた工場の近くの農道の脇に皆のクルマを駐めて、歩いて行った工場は、おおよそ工場とも思えない外観でした。板金工場は工場の前にスクラップ寸前のクルマが置いてあったりしてどちらかというと雑然としているものなのですが、シャッターが半分閉められたその場所は、民家のちょっと大きなガレージといった佇まいで、どちらかと言うとトラクターやらの農機具置き場の体でした。

ところがシャッターを開けて最初に目に飛び込んできたのが、総アルミボディのランチア・フルヴィア・スポルト・ザガートだったのです。
ご存知の方はその凄さが分かると思うのですが、もともとのフルヴィア・ザガートのボディを全てアルミで作り替えているのです。そのボディラインといい、フロントライト周りのデリケートな造形といい、とても常人の仕事とは思えません。
聞けば、この板金工場はご主人一人で作業されているとのことで、さらに驚いてしまいました。しかしこのクオリティであるならば、Tipo33/2のような貴重なクルマの板金をお願いしたオーナーの判断は正しかったと思います。

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どの業種の工場にも言えることだと思いますが、設備や建物が立派かどうかは別にして、掃除が行き届いているかや工具の収納など、品質が優れた工場はそういった手入れが行き届いているものです。チリ一つない工場の床と整然と片付けられた工具に、このご主人の几帳面さとその技術力を見た思いがしました。
聞けば請われてイタリアに出張したりもするそうで、日本のというより世界でも貴重な職人さんなのでしょう。

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フルヴィアの隣には素晴らしいコンディションのES30が佇んでいました。一体これの何を修理するのかと思っていたら、これはご主人の愛車だそうです。正直、こんなに行き届いたES30を見たことはありませんでした。新車以上のコンディションのES30は恐らく、買って大事にされて来ただけでなく、ご主人の手でそのいい加減なボディパネルの建てつけを修正されたのではないかと思います。それほど佇まいの良いES30でした。

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(撮影えんどろんさん)

そしてさらにその隣のビニールカバーがかけられた車両にもビックリしました。それはジュリエッタSSだったのですが、それは塗装を終えて細部の仕上げに取り掛かる前の段階でした。ジュリエッタSSはそのボディの全てが曲面で構成されており、ベルトーネデザインの美しいフォルムが特徴なのですが、そのテロッとした塗装面が美しくまるで新車のような仕上がりでした。

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そして驚愕の車両は工場の一番奥にありました。それはアルピーヌA110なのですが、オーバーフェンダーを装備し、GITANESのスポンサーカラーを纏ったワークスカー仕立てです。
近づくまではてっきりレプリカのコスメティックカーだと思っていたのですが、それはナンと!ホンモノのワークスカーだったのです。
日本の木更津の畑の中でアルピーヌA110のワークスカーに出会えることが、にわかには信じられませんでしたが、じっくりと細部を観察することができました。

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(撮影えんどろんさん)

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レジスターナンバーもワークスカーそのままで、恐らくヨーロッパから日本に上陸して間もないクルマなのでしょう。ボディはその歴戦の傷跡がそこここに見受けられます。これからこのFRPボディを補修するのでしょうが、ここなら安心してこの貴重なクルマを任せることができます。

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エンジンはゴルディーニチューンの1800ccです。ウェーバーのツインを装着してリアにマウントされています。

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フロントのスペースには燃料タンクが装備されているのですが、付けられているプレートにCORSEの文字が見て取れます。

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過酷なラリーで走行するためにリアのショックはデュアル化されています。

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もはや悶絶ものの光景だったのですが、さらりと置かれている何の変哲もないフィアット126も良く見るとGIANNINIチューンエンジンが載っています。

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個人的にはこの工場に一日中いても充分なのですが、ツーリングなのでそうも行かず、現地案内人にこれからも引き続き偵察を続け、何かお宝に変化があれば教えてもらえるように頼み、後ろ髪を引かれる思いで工場を後に、昼食場所に向かうことにしました。

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コメント

>個人的にはこの工場に一日中いても充分なのですが
 
 510さん!是非164OCの寄り合いコースに加えてください!!参加1名決定です。ヲタク心に火が付きました(爆)。もちろん工場さんのご迷惑にならねければの話ですが・・・

  • 2008/02/21(木) 21:51:02 |
  • URL |
  • kobu #-
  • [ 編集]

>kobuさん
次回の木更津ツアーのメニューに加えますね。今回案内してくれた番頭さんが引き続き偵察してくれるそーなので、もっと凄いお宝が見られるかも知れませんよ~。

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

  • 2008/02/22(金) 10:26:28 |
  • |
  • #
  • [ 編集]

お礼

本件については、164OCには本当に感謝しています。私は無知なため、この車達の価値がよくはわかりませんが、あのご主人の情熱と技術力は理解できました。今回のオフ会参加者は価値のわかる方が多くとても喜んでいました。本当にありがとうございました。現地の164OC駐在員の方にも日曜の貴重なお時間を拝借し、感謝の次第もございません。是非、お礼をお願いします。

  • 2008/02/22(金) 12:44:40 |
  • URL |
  • ESタケ #DdMDrPns
  • [ 編集]

>ESタケさん
珍しく?ちゃんとした文章を書かれるのを拝読し、感激しました(爆)
柄にもなくそんなにお礼は言わないでくださいね。みんな好きでやってるんですから・・・。

1日中どころか1泊2日でも飽きません(爆)
どれも希少なクルマばかりです。
Tipo33/2が見れなくて残念でしたね。僕にとってもTipo33/2は思い入れのあるクルマです。その昔、日本にあったTipo33/2ストラダーレが売りに出た事があるんですよ。値段は忘れもしない800万円でした。
本気で買おうと思い、お金を掻き集めた事を懐かしく思い出しました。

  • 2008/02/22(金) 22:09:53 |
  • URL |
  • IKEA #-
  • [ 編集]

Tipo33ストラダーレが800マンなら本気になりますね。今ならその10倍以上でしょう。というかお金では買えないんじゃないでしょうか・・・。

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