走ってナンボ

アルファ・ロメオを始めとする「ちょっと旧いイタ車」を一生懸命維持する中での天国と地獄をご紹介します。

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ALFA ROMEO Sport Collection 60

暫くお休みしていたALFA ROMEO Sport Collectionのご紹介ですが、今回ご紹介するモデルで60号となりました。
既に、ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、この際限ない(苦笑)シリーズもやっと80号で終了することになるようです。現在、私の手許には79号までのミニチュアモデルがあるのですが、ようやくあと1台を残すのみとなってみると感慨もひとしおです。
当初は軽~い気持ちで集め始めたのですが、コレクションが増えるにつれてこのシリーズの意義というか意味が自分にとってどんどん深まって来ました。結果として結構な資金を投入してしまったのですが、それでも私自身にとっては余りある成果があったと思います。
このシリーズから見えてきたアルファ・ロメオの自動車造りの源流に関しては、いずれ考察したいと思いますので、ご期待ください。

Giulia T.I.

さて、今回ご紹介するのはあまりに有名なGiulia T.I. Superです。
1962年に従来のGiuliettaと呼ばれた101系から発展させた、この105系と呼ばれるGiuliaは、当初はSprintボディとSpiderボディのみが発表されたのですが、それは偏にアルファ・ロメオの体力に起因する問題でした。量産車メーカーに転進したばかりのアルファ・ロメオはその知名度とは裏腹に、企業規模としては中堅メーカーでしかなく、一度に三車種の新規モデルを市場に投入できる資金力がなかったのです。

しかし、満を持して投入されたこのBerlinaはそのデザインから「醜いGiulia」と呼ばれたにもかかわらず、大ヒットとなり1967年の生産終了までに71000台が販売され、もちろんそれまでのアルファ・ロメオの中では最多量産車種となりました。
一時はアルファ・ロメオと言えばこのGiulia Berlinaと言われるほど有名で、そのボクシーなデザインと卓越した居住性、そしてアルファ・ロメオならではの高性能から、一般ユーザーのみならず、タクシー、パトカーとイタリアの街中で見かけない日はないほどポピュラーなアルファ・ロメオとなりました。

そのGiuliaの中でも最も高性能なモデルがこのT.I. Superで、発表は1963年。そのチューンされたエンジンは、圧縮比を高めてウェーバーの45DCOEキャブレターを2基搭載し、出力を112hpとしました。さらにボディも軽量化され、サイドウインドーをアクリルに替えてボディの内装を簡素化し、車重910kgとノーマルに比べて100kgの軽量化を果たしていました。
外観上もフロントの4灯のライトの内側2灯が取り除かれ、ホイールもマグネシウム化されるなどレーシーなモディファイが加えられたこのT.I.Superは、それでも501台が生産され、この種のハイパフォーマンスモデルとしてはまずまずの販売だったと言えます。

Giulia T.I.のデザインそのものはカロッツェリアによるものではなく,アルファ・ロメオの社内デザインセンターによるものです。アルファ・ロメオは伝統的にBerlinaボディは自分達でデザインして来ました。例外はアルファ164のピニンファリーナとアルファ155のI.DE.Aなのですが、それ以外の歴代のBerlinaは現在のアルファ159に至るまで全てがチェントロ・スティーレ(デザイン・センター)から出たものです。
その特徴も、アルファ75まではどちらかと言うと無骨で実用的なデザインであったのですが、それもSprintやSpiderなどの珠玉と言って良いカロッツエリアの作品とコントラストを形成しており、メカニズムを共用したこのBerlinaはそのアンバランスの魅力を増していたと思います。
このようにアルファ・ロメオの伝統は美しいSprint/Spiderと無骨な実用的Berlinaの組み合わせであり、それがアルファ・ロメオのユーザー層を広げていたと思います。
そしてその根底にあるのがスポーティであり、Berlinaだからといって決してチューニングに手を抜かないアルファ・ロメオの姿勢は、ユーザーに評価されたのであろうと思います。

実際にレースシーンで活躍した、このGiulia T.I.Superは思いのほか格好良く、他社の「いかにも」速そうなクーペを蹴散らして走る「醜いGiulia」に声援を送ったアルフィスタは数多かったと言われています。
同様な事例としては後にETCで活躍したVolvoのセダンがありますが、「空飛ぶレンガ」と呼ばれ、他車を蹴散らして走るハコのVolvoはこのGiulia T.I.の再来と言われたものです。

付属するミニチュアモデルは1990年にアルゼンチンのブエノス・アイレスで開催されたレースに出場したモデルなのですが、このレースがヒストリックカーレースだったのかどうか良く知りません。しかしカラーリングは当時のシンプルなものですので、好事家のマニアの仕業だったのでしょう。

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コメント

この間、うちの近所で綺麗なジュリア・スーパーを見かけました。生産台数は多かったようですが、日本に入ってきたのはそんなに多くはなかったんでしょうね。

ところで155のデザインってIDEAじゃなかったでしたっけ?

  • 2008/01/16(水) 01:36:08 |
  • URL |
  • もりおか #-
  • [ 編集]

別件でスンマセン。。

こ~んず兄~サイトにての
510サンのカキコ、こ~んず兄~同様、バカラに纏わる当時の逸話、
大変興味深く!!!

  • 2008/01/16(水) 02:58:38 |
  • URL |
  • いちまた #uAGuP8FM
  • [ 編集]

>もりおかさん
T.I.Superは本当に少ないですよ。後にモディファイされたものの方が多いのではないでしょうか。
それと・・・あっ!155はIDEAだった・・・

>いちまたさん
これからもヘンな逸話を書き込んで行きますね~(苦笑)

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