走ってナンボ

アルファ・ロメオを始めとする「ちょっと旧いイタ車」を一生懸命維持する中での天国と地獄をご紹介します。

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アルファ164Q4のメンテナンス・・・その参

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2回に亙ってアルファ164全般のメンテナンスについてオハナシして来ましたが、今回はアルファ164Q4特有のメンテナンスに関してオハナシしたいと思います。

アルファ164Q4が他のアルファ164と異なる部分は大別すると3箇所となります。
まずはエンジンのエミッションで、エアインテークを大径化し、ECUチューンにより232hpを発生させています。従って、エンジンの基本的な機構は同じですが、細かい仕様はノーマルのSuper24Vとは異なります。

そして、最大の特徴であるViscomaticシステムです。この4WDシステムは他のモデルに使用されることのなかった特有の機構ですので、トラブル情報もアルファ164Q4のものしかありません。またその機構は制御系を含めて非情に複雑?で、万が一故障するとその原因の究明を含めて、オオゴトになってしまいます。

最後はゲトラグ製の6速ミッションです。このミッションもアルファ164Q4独特のもので、そのミッションケースの大きさからエンジンルーム内のスペースはかなり厳しくなってしまっています。

しかしながら結論から言いますと、Q4特有のこれらのシステムに起因するトラブルは驚くほど少なく、むしろViscomaticと6速ミッション搭載による重量増に起因する部品の消耗の速さのほうが顕著だったと思います。
その重量のためか、ノーマルのアルファ164に比べてブレーキの磨耗劣化は速いと思います。特にリアのブレーキパッドは純正相当品(Ferodo製)だと5万キロが限度でした。フロントは最終的には社外品のハイパフォーマンスパッドに交換してしまいましたので、交換インターバルに関しては何とも言えませんが、その重量負担を考えるとリアと同等程度ではないでしょうか。
アルファ164Q4のリアブレーキはノーマルのアルファ164と異なり、ベンチレーテッドとなっています。従ってキャリパーの形状が異なり、このサイズのキャリパーは製造中止となっています。シールキットは設定がありませんので、同径のピストンのシールを探すか、中古キャリパーを持っておくしかありません。

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エンジン関連ですが、ECUチューンがメインのためエンジンそのものの耐久性は他のアルファ164に準じ、基本的には丈夫なエンジンだと言えます。タイミングベルト関連の交換インターバルにさえ注意を払えば、日常のオイル交換などの定期メンテナンスでアルファ・ロメオのV6エンジンを堪能することができます。
ただ、最近はハーネスやセンサーの劣化による、エンジンのアイドリング不良が発生しています。BOSCHのエンジンテスターでチェックしても原因が特定できないケースもあり、対処療法的にO2センサーやらエアフロメーターやら交換しても治らないケースもあるようです。

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実際、Super12Vの例で、その辺を手当たり次第に交換しても結局治らず、最終的に主治医のところにやってきた個体は、最後にコンピュータを交換して完治したのですが、このように原因を特定しないままに部品を交換して行くと、結果として結構な整備コストになってしまいます。
私の場合はアイドリングのバラツキが発生して、主治医にテスターでチェックしてもらったのですが、テスターでは原因が分からず、イグナイターを差し替えてみたりしながら確認していったところ、結局メインハーネスの劣化による電気リークというのが原因だと分かりました。

Viscomaticシステムに関しては、他車への搭載例がないために、トラブル情報はこのアルファ164Q4に限定されてしまいます。実際、私も購入時に随分脅かされましたし、そのトラブル情報を得るためにオーナーズクラブに入会したくらいです(苦笑)
仮にViscomaticシステム全体を交換するとなると、ePERで調べるとその総額は250万円にもなってしまい、すなわちそれは廃車を意味します。
ところが実際に乗ってみると、このViscomaticそのもののトラブルは皆無と言ってよいほどありませんでした。
Viscomaticの構成システムはそのメカニカルパーツに加えて、制御系のオイルラインと信号コンピュータ系とに分かれるのですが、メカニカルパーツは本当に丈夫だと思います。トルクを伝達するシリコンオイルも全く交換の必要はありませんでした。

一方で制御系のオイルラインはパワーステアリング系と共用しているため、オイル漏れを起こしたりする場合があるようです。パワーステアリングポンプは2層構造になっておりパワーステアリングに供給するオイル圧と4WDアクチュエーターに供給するオイル圧を変えています。
オイルに関しても諸説ありますが、純正指定は通常のオイルより粘性のないもののようですので、明らかに4WD用の細いラインをオイルが流れることを想定しているのだと思います。
ボディ下を通り、リアのアクチュエーターまで繋がるオイルラインのパイプは一部欠品となっていますので、心配な方は予備部品を確保しておいたほうが良いと思います。

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書いていると結構な文章量になってしまいましたので、続きは次回に・・・ということにさせてください。

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テーマ:アルファロメオ - ジャンル:車・バイク

コメント

確かに

164で機関が壊れた話しはほとんど聞いた事がありません。
その他もろもろで地獄を見るケースの方が圧倒的に多いんでしょうね(笑)

>こ~んずさん
私は2回壊しましたが・・・(爆)

壊れたのと壊したのは大きく違いますよ(爆)

>こ~んずさん
「壊れた」と「壊した」は確かに違うのですが、その原因は紙一重なんですよね。オーバーレヴでも平気で「壊れた」と言うヒトもいますしねぇ(苦笑)

ちょっと待て!

うちの164、FFでしたが、リアのブレーキパッドは3万キロ弱で無くなりましたよ。ちなみにフロントは2万キロ弱。
Q4だと5万キロももったんですか? 驚き!
AT車はブレーキ多用する傾向があるからかな?

  • 2007/12/14(金) 15:41:30 |
  • URL |
  • もりおか #-
  • [ 編集]

>もりおかさん
そんなにスグに減ったんですか??!
確かに、ヨーロッパ車はパッドもディスクも消耗が早いと思いますが・・・。
それにしてもちょっと異常だと思いますよ。個体差だったんでしょうか?

あらら

今の156も走行5万キロちょいですが、フロントパッドはそろそろ2回目の交換を必要としています。つまり1回あたり2.5万キロ。
ってことは問題は俺の運転?

  • 2007/12/15(土) 21:28:43 |
  • URL |
  • もりおか #-
  • [ 編集]

追伸

ただ、アルファでブレーキが甘いとか、効かないと思ったことはありません。
床までガツンと踏むこともあるので、もしかして踏み方が結構激しいのかも。

というか、以前乗っていた国産車はもっと効かなかったから・・・。

  • 2007/12/15(土) 21:31:59 |
  • URL |
  • もりおか #-
  • [ 編集]

>もりおかさん
それはちょっと極端ですねぇ。ブレーキパッドも結構なお値段しますから、財布にはキツいんじゃないでしょうか。確かに、日本はゴー・ストップが多いですから、ヨーロッパに比べるとブレーキの消耗が速いとは思いますが・・・。

ブレーキパッド

確かに結構な金額になるのですが、消耗品と思って割り切っています(泣)

  • 2007/12/16(日) 14:55:55 |
  • URL |
  • もりおか #-
  • [ 編集]

>もりおかさん
ヨーロッパ車の消耗品の磨耗が速いとは良く言われますよね。特にブレーキに対する考え方は日本とは違うようで、ローターを削りパッドを削って止めるのがヨーロッパ車の特徴だそうですね。ホイールが真っ黒になってるドイツ車はその良い例でしょう。でも日本車のブレーキが効かないとも思えないのですが・・・。

ブレーキ

>でも日本車のブレーキが効かないとも思えないのですが・・・。

効かないというよりコントロール性じゃないですかね、国産はサーボ効き過ぎな感じもしますし。
高速のフルブレーキ2回で国産車はほとんどがブレーキは抜けてしまいますしね。

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