走ってナンボ

アルファ・ロメオを始めとする「ちょっと旧いイタ車」を一生懸命維持する中での天国と地獄をご紹介します。

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アルファ164Q4の総括

アルファ164Q4と別れてから4ヶ月が経とうとしています。
そしてようやく、私が所有した8年間は、殆ど毎日と言って良いほど一緒に過ごしたこのクルマに関して、少し冷静に考察できるようになって来ました。
今回は私なりに理解したアルファ164Q4というクルマについて書いてみたいと思います。

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ちょうど日本ではバブル期に発売されたアルファ164は、イタリア車好きだけでなく、メルセデス・ベンツやBMWという「当たり前」の選択に厭きた購買層までも巻き込み、その500万以上という価格にもかかわらず、結構な台数が販売されました。しかし、最近では殆ど街中で見かけることはなくなってしまい、オーナーズクラブでは当たり前の(笑)、アルファ164もALFA ROMEO DAYなどのイベントですら珍しがられてしまうのが現状です。

特にQV(Quadrifoglio)やQ4などという稀少車に至ってはまず日常で出会うことはありません。ところが、これらの稀少車はオーナーズクラブでは当たり前?で、現在クラブで登録されているQVはナンと40台!にも達し、Q4ですら16台が登録されているのです。クラブメンバーは100人ですので、半数以上のオーナーがQVもしくはQ4を所有していることになります。
もちろん、これは稀少車ゆえにオーナーに大切にされていることの証であるのですが、一方でこれらのモデルが大切にするに値する魅力を持っているためでもあります。

では、私が人生の中で一番長く所有し、もちろん一番走行距離を重ねたアルファ164Q4とはどんなクルマだったのか…というオハナシをしたいと思います。

そもそもアルファ164Q4とは1994年に追加されたアルファ164の一グレードであったのですが、その構造はとても同一モデルとは呼べない代物でした。
1991年のジュネーブ・ショーで発表されたアルファ・ロメオのコンセプトモデルであった「プロテオ」に搭載された全く新しい4WDシステム"Viscomatic"を搭載したモデルとして発表されたQ4は、むしろこのViscomaticを搭載するために設計されたと言っても良いほどの改造が加えられていました。
すなわち、アルファ・ロメオはこのViscomaticを世に出すためであれば、そのプラットフォームはアルファ164である必要はなかったのではないかと思うのです。

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本来ならばプロテオそのものの市販化が前提で、親会社のFIATが4WDシステムはLANCIAと共有するという判断をしたために、それが叶わなかったからこそ、アルファ・ロメオは発表から7年が経過し、初期の好調だったセールスが一段落した、どちらかと言うとモデル末期のアルファ164を大改造してまでも、このQ4を無理やり発表したのだと思います。
もし、新型車としてプロテオがこのViscomaticを搭載して発表されていれば、その後のアルファ・ロメオの上級車種(グレード)は、そのハイパフォーマンスエンジンのパワーを受け止める器としてこのViscomaticが標準となったと思われます。またそれは、当時のアルファ・ロメオが考えていたスポーツモデルは4WD…という方針にも合致していました。

そもそも、この考え方は当時のアウディ・クワトロの活躍が影響していたと思われます。アルファ・ロメオのエンジニア達は自分達の考えるハイパフォーマンスモデルはFF形式ではムリだと考えていたのでしょう。かと言ってFIAT傘下に組み入れられた以上、今後は独自でシャーシー開発はできそうにありません。だとすると、少しでもFRに近いアルファ・ロメオらしい走行フィールを追求すると、それが行き着く先は、FFをベースにしたスポーツ4WDしかなかったのだと思います。

かくして、日産1台が限界で、作れば作るほど赤字だったと言われるアルファ164Q4は世に出ることとなりました。そして、そのパフォーマンスと走行フィールは絶賛されたのですが、このViscomaticはこのモデル限りでそれ以降のモデルに搭載されることはなかったのはご存知の通りです。
そして、それはアルファ・ロメオのエンジニア達も分かっていたことであり、むしろ最初からこのモデルのみ…という覚悟で設計したのではないかと思います。そう考えるとこのアルファ164Q4の量産を前提としていない細部の設計も理解できます。

それでは私が考えるアルファ164Q4のドライブフィールは?というオハナシはまた次回にさせていただきたいと思います。

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テーマ:アルファロメオ - ジャンル:車・バイク

コメント

Q4

確かに164でなくてもよかったのかもしれませんね。
ある程度までは抜群のフィールも、その後を考えていなかった様に思えます。

>こ~んずさん
残念ながら当時のアルファ・ロメオには164しかなかった・・・というのが正解だと思います。例えばV6の3.2Lにツインターボを付けてもこのViscomaticは受け止められたと思いますね。むしろその回転数によるトルク変動を消す意味でも4WDは効果があったのではないでしょうか。

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