走ってナンボ

アルファ・ロメオを始めとする「ちょっと旧いイタ車」を一生懸命維持する中での天国と地獄をご紹介します。

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ALFA ROMEO Sport Collection 53

本日ご紹介するのはアルファ・ロメオのスポーツプロトタイプ挑戦の歴史の中で、有終の美を飾ったTipo33TT12です。

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アルファ・ロメオは1967年からTipo33で世界スポーツプロトタイプ選手権にチャレンジしたのですが、当初のエンジンは2LのV8でしかありませんでした。
これでは総合優勝はムリと判断したアルファ・ロメオとそのワークスであったアウトデルタは、すぐさま排気量をUPした3LのV8エンジンを開発し、ようやく1971年に総合2位の座を獲得したのですが、それでもライバルの5Lエンジンを搭載したポルシェ917やフェラーリ512に対して、3LのV8エンジンを搭載したTipo33/3は不利でした。
総合2位を獲得できたのは、絶対的な速さではなく、そのマシンの信頼性と3Lエンジンによる軽量車体によるものが多かったのです。

そしてようやくアルファ・ロメオにチャンスが到来します。レギュレーションの変更により、1972年より総合タイトルが排気量3L以下に変更されたのです。
ところが結果は、全10戦で10勝という驚異的な強さでタイトルを獲得したフェラーリ312のものでした。
排気量3Lという同一条件で、フェラーリに破れたアルファ・ロメオは、根本的にTipo33の改良に着手します。開発からすでに5年が経過したTipo33はその改良が限界に達していたのです。

Tipo33改良のポイントは車体の軽量化と高回転高出力エンジンの搭載でした。
しかし、既存のTipo33のボディ軽量化は限界に達していたため、新たに鋼管チューブラーフレーム構造を採用し、細い鋼管をトラス状に組み合わせることにより剛性を確保しながら、軽量化することに成功しました。
そして、出力の限界に達していた440hp/9800rpmのV8エンジンを、新たに開発した水平対向12気筒エンジンに替えることにより、500hp/11000rpmを達成し、この新エンジンを搭載したTipo33TT12はそのエンジン重量の増加にも関わらず車重はわずか670kgと、Tipo33/3に比べて20kgの増加に抑えることに成功したのです。

1973年のシーズンに勇躍実戦投入されたこのTipo33TT12は、加えて蒼々たるドライバーによって、ライバルを蹴散らすはずでした。
マリオ・アンドレッティ、デレク・ベル、ヴィットリオ・ブランビラ、カルロ・ファセッティ、ジャッキー・イクス、ジャック・ラフィット、ヨッヘン・マス、アルトゥーロ・メルツァリオ、ジョディ・シェクター、アンリ・ペスカローロ、ロルフ・ストンメレン
といった、さしずめドリームチームと呼んでいいドライバー達がこのTipo33TT12で戦いました。
これで勝てなきゃ…と思いきや、新たに台頭してきたフランスのマートラにタイトルを奪われてしまうのですが、それでもアルファ・ロメオはあきらめず、1975年にようやく念願のタイトルを獲得するのですが、それはマートラがレースから撤退したからでもあったのです。
極めて消化不良な結果ではあったのですが、この水平対向12気筒エンジンはブラバムに供給されF-1を戦うことになります。

付属するミニチュアモデルは1975年のニュルブルクリンク1000kmレースにジョディ・シェクターとヨッヘン・マスのドライブによって出場し優勝したモデルです。ワークスの赤のカラーリングと異なり、トリコロールカラーは新鮮ですが、一方でその後に訪れるナショナルカラーの衰退と、スポンサーカラーの台頭を予感させるカラーリングでもあります。

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