走ってナンボ

アルファ・ロメオを始めとする「ちょっと旧いイタ車」を一生懸命維持する中での天国と地獄をご紹介します。

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ALFA ROMEO Sport Collection 47

本日ご紹介するのは、最も歴史と伝統を持つ、ル・マン24時間耐久レースの中でも、さらに歴史に残る1970年のレースに出場したTipo33/3 coda lungaです。

Tipo33-3-1.jpg

このTipo33シリーズに関しては以前もご紹介しましたので、重複は避けますが、1969年にエンジンをV8の3L化し、パワーアップを図ったTipo33もライバルのポルシェやフェラーリが軒並み5L以上の大排気量であったことから、苦戦を強いられていました。
そして迎えたこの1970年のル・マンは歴史に残るレースと言われたレースなのですが、残念ながらその主人公はアルファ・ロメオではありませんでした。

アルファ・ロメオと同じく、1969年にそれまでのポルシェ908の発展型として登場したポルシェ917でしたが、当初は新開発した5L水平対向12気筒エンジンの信頼性不足に悩まされ、目立った活躍はできませんでした。
しかし翌年の1970年から、ポルシェはワークス活動を休止し、そのチームマネージメントをイギリスの名門チームであるジョン・ワイヤ・オートモティブに依託します。これによりエンジン開発に集中することができたポルシェは、たちまちその信頼性を向上させ、一方でチームはボディの空力改善に取り組みました。

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これらが効を奏し、1970年のポルシェ917はライバルのフェラーリ512を全く寄せつけず、デイトナ、ブランズハッチ、モンツァ、スパ・フランコルシャン、ニュルブルクリンク、ワトキンズグレン等の名だたる耐久レースにことごとく優勝し、見事メイクスタイトルを獲得しました。中でも1970年のル・マンでは、赤地に白ストライプの23号車が優勝し、同じく908が2位と3位に入り、ポルシェが表彰台を独占するという快挙を成し遂げました。

このようにワンサイドゲームとなってしまった1970年のル・マンが何故、歴史に残るレースであるかと言うと、それはこのレースを舞台に1本の映画「Le Man」が撮影されたからなのです。

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スティーヴ・マックイーン主演の邦題「栄光のル・マン」は、まさにこの1970年のル・マンを舞台にした映画なのですが、その撮影は実際にカメラカーであるポルシェ908をレースにエントリーさせ、「レースをしながら」撮影されたのです。
カメラカーとなったポルシェ908は、なんと3台のカメラを搭載し、時には撮影をし、時にはホンキでレースをするというやり方でなんと24時間走りぬき、9位に入賞したというからオドロキです。
もちろんその搭載されたカメラも、現代のような小型軽量なデジタルカメラなどではなく、銀塩のロールフィルムを使用した重く大きなカメラだったのです。
もし、最初にリタイアでもしていたら一体どうやって撮影を続行したのでしょうか。
CGなどなかった時代に制作されたのですから、当然全てが実写なのですが、この映画の迫力を超えるモータースポーツを描いた映画は未だ登場していないと思います。

そして撮影された映像は、映画の随所にその迫力をもって登場しますので、映画を見るとこのル・マンというレースがいかに過酷で、その勝利がどれほどの価値があるかが良く伝わってきます。

しかし残念なのは、その主人公が駆るポルシェ917のライバルとして、撮影にも全面協力しているのが、フェラーリであり、アルファ・ロメオではなかったことです。
1970年のル・マンでは、アルファ・ロメオは主人公でもなければ脇役でもありませんでした。そしてそのリザルトが単に記録のみならず、映画の世界でも残ってしまっているのが本当に残念です。

付属するミニチュアモデルは、1970年のル・マンに出場したモデルです。
直線での最高速度を稼ぐためにテールを長くしたために"coda lunga"(Long Tail)と名付けられたのですが、その独特のスタイルを良く再現しているモデルだと思います。

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テーマ:ミニカー - ジャンル:車・バイク

コメント

栄光のル・マン

少し前に見たばっかりだったんですよね~
撮影方法までは知りませんでしたが、実際にエントリーしてたんですね。
スティーブ・マックイーン、好きなんですよ

>こ~んずさん
全て実写・・・というのが本当にスゴいことだと思います。それにしても運転するだけでもタイヘンなのに、カメラの操作もドライバーがしているのですから脱帽です。

マックイーンといえば、先月クリスティーズのオークションに愛車だった250GT Lussoが出品されてましたね。

  • 2007/09/23(日) 13:17:17 |
  • URL |
  • Shigeru #-
  • [ 編集]

お、来ましたね、ル・マン。私が好きなのはこれより後のCカーなのですが、70年代の草レースの雰囲気も捨てがたいですね。実際に撮影といえば最近の映画、ミシェル・ヴァイヨンもル・マンで撮影されたようですが、実際にはエントリーはしていませんもんね。

  • 2007/09/23(日) 16:33:57 |
  • URL |
  • もりおか #-
  • [ 編集]

>Shigeruさん
250GT Lussoって実は、「スキ者」は選ぶフェラーリだと思うんですよ。さしずめ現代で言えば、456GTあたりでしょうか。Lussoのシルバーかガンメタをさらりと乗りこなす粋が本当のクルマ好きなのかも知れませんね。

>もりおかさん
確かにこの後のポルシェ962などのCカーもインパクトはあったのですが、私個人は、1965年からの10年間くらいのル・マンが一番面白いと思うのですが・・・(笑)

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