
現在、私の愛車だったアルファ164Q4は一時抹消登録をし、解体の時を待っている状態です。このようなクルマの処理の仕方は大別すると3種類あります。
まずは、クルマとして売却するという方法です。どんなに年式が古く、市場価値のないクルマであっても、クルマとしての機能が完全であるならば、中古車として再販されることになります。以前にも書きましたが、このテの国産車は輸出され海外で元気に走り続けることになったりします。
次に、外国車の事故車などに多く見られる方法ですが、専門の解体業者に売却する方法です。これは通常の解体業者とは異なり、仮に全損事故と査定されても、その程度により修理し、ちゃんと事故再生車と断った上で再販されたり、使える部品を取り外して販売したりしますので、仮に不動車であってもそこそこの値段で売却することができます。
そして、最後はスクラップ業者に引き取ってもらう方法です。この場合はクルマは廃車となりますので、解体証明が発行されます。現在はリサイクル法が施行されていますので、その管理は厳しく、解体証明が発行されたならば、そのクルマはまずスクラップとして処理されると考えて間違いはないでしょう。
そして、私が今回選んだ方法は、自分達が必要な部品をはずして、スクラップ業者に引き取ってもらうというものでした。理由は少しでも部品を仲間に使ってもらおうと考えたからです。
そういった意味では、2番目の専門業者に売却するのと同じなのですが、確かに売却してしまった方がはるかに面倒は少なくて済みます。しかし、結局は部品として販売されるのであれば、オーナーズクラブのメンバーに使ってもらいたいと考えたので、面倒な方法を選んでしまいました。
そしてこの方法を選べたのも、快く手伝ってくれる仲間がいてくれたからに他なりません。
葬儀委員長(苦笑)は私が作成した部品リストに従ってメンバーの希望を取り纏めてくれました。また、自分の主治医に掛け合って、解体する場所を確保してくれた仲間がいました。
工賃を安くするために、自分達で出来る解体を手伝ってくれた仲間がいました。
こういった仲間がいてくれたお陰で、私自身は解体に立ち会わずにいられるため、私が最後に見た愛車は、かつてのままの姿で脳裏に残り続けていられるのです。
そして先日、いよいよ自分達での解体作業が始まりました。メンバーからの希望の部品を取り外して行くのですが、やはりプロでなくては手が出せないものもあり、今回は内外装パーツが中心となったようです。
でも、こうして私の愛車が何らかの形で生き残っていくのは本当に有難いことだと思っています。





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