走ってナンボ

アルファ・ロメオを始めとする「ちょっと旧いイタ車」を一生懸命維持する中での天国と地獄をご紹介します。

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ALFA ROMEO Sport Collection 41

またもや精神衛生によくない欠番が発生しました。しかもこの欠番というか未入手のNo.40はTipo33.2 Fleronです。こんなマニアックな車種がモデル化されるとは思いませんでしたので、とても残念ですが、No.49で再び取り上げられた33.2 Fleronはゲットしましたので、いずれご紹介したいと思います。

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そして、本日ご紹介するのはアルファ・ロメオ戦前のGPカーP2です。そしてこのP2こそ、現在まで続くアルファ・ロメオのレーシングヒストリーの華々しい最初のページを飾るべきクルマだと思います。

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1910年に設立されたアルファ・ロメオは最初からレースに勝利することを意識していました。そもそもがイタリアの精神文化でもある都市対抗意識から、トリノのフィアットに対抗して生まれた会社ですから、販売よりも何よりもフィアットより優れたクルマを「ミラノ人」は作れることを証明することのほうが重要で、商売なんて二の次だったフシがあります。それは設立の翌年に第1号車24HPで早速タルガ・フローリオに出場したことからも良く分かります。

ところがそれで勝てるほどレースは甘くなく、出場した2台はいずれもリタイヤに終わってしまうのです。奮起したアルファ・ロメオは、まずは優秀なレーシングドライバーをスカウトしてレースの勝利を目指しました。そしてその後に開発したRLタルガ・フローリオでようやく名実伴った勝利を手にします。
しかし、タルガ・フローリオという公道レースで勝利を収めてもGPレースの勝利を収めることがなかなかできなかったアルファ・ロメオは一人の技術者をその勝利のために招聘します。
それが内紛で混乱していたフィアットからやってきたヴィットリオ・ヤーノだったのです。

この稀代のエンジニアは、アルファ・ロメオに移るとすぐに、全くイケてなかったP1を捨て、新しいGPカーP2を開発します。ヤーノはその当時、過給器(スーパーチャージャー)に関しては第一人者で、彼が新たに設計した8気筒1987ccエンジンはそのスーパーチャージャーを装備し、出力140hpを発揮しました。そしてそのエンジンを搭載したP2は750kgの車重から最高速度225km/hを出したと言われています。

こうしてデビューしたP2は1924年のデビュー戦クレモナで、アントニオ・アスカリが優勝。続くリヨンではジュゼップ・カンパリが優勝するという連続優勝を成し遂げます。
そして、迎えた地元モンツァで開催されたイタリアGPでアルファ・ロメオにとって最高の勝利を手にすることになります。
それは出走した4台のP2が1位から4位を独占するという完全勝利で、この勝利によりアルファ・ロメオはようやく公道レースからGPレースまでの全てのカテゴリーのレースを制することになりました。

すなわち、その時代のアルファ・ロメオはそのスピードと耐久性に優れた、最も高性能の自動車メーカーになることができたのです。それはイタリアで一番優れているのがミラノ人であることを証明しようとした当時のアルファ・ロメオが実は世界で一番優れていることを証明した瞬間でもあったのです。

アルファ・ロメオは更なる勝利を収めるべく、このP2に続いて以前にご紹介したP3を開発するのですが、まさに破竹の進撃でその黄金時代は第二次世界大戦さえなければ永遠に続くかと思われたほどでした。

付属するミニチュア・モデルは1925年のイタリアGPで優勝したGastone Brilli-PeriがドライブしたP2を再現したものです。

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それにしても、いつも戦前のレーシングカーを見て思うことは、そのカーボンモノコックでもなければ、レーシングハーネスもないこの車体に、おそらくスグにバーストしたであろうバイアスタイヤを履き、ヘルメットも被らず、耐火スーツも着ずに、現在と変わらぬレイアウトのサーキットを200km以上のスピードで走ったレーシングドライバー達の技量と精神力がどれほどのものであったかということです。

勝ったとか負けたとかではなく、彼らは紛れもない英雄だったと思います。

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