走ってナンボ

アルファ・ロメオを始めとする「ちょっと旧いイタ車」を一生懸命維持する中での天国と地獄をご紹介します。

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10年前のアルファ・ロメオはどーなのよ?(その四)

私なりのエンジンの判断の仕方は、実にシンプルでオイル漏れのチェックに加えて、ゴム類の程度を見ることです。私は中古車を品定めするときには、ゴムというゴムを摘みまくります(笑)
昨日のブログでsylpheさんからコメントいただいたように、ジドーシャという機械は、動いたことによる消耗だけでなく、動かなかったことにより発生する問題もあるのです。

アルファSpiderのようなオープンはどうしてもセカンドカーとして使用されることが多く、10年オチで走行20,000kmなどという低走行車の場合は、長い間店頭在庫として動かずにいたか、オーナーの下で乗らなくなってしまったから手放されたかのいずれかの理由が考えられます。
長い間、動かなかったクルマはゴム類が劣化して硬化していたり、グリスやベアリングが固着していたりして、必ずしも程度抜群とは言えないのです。そしてこれらの部分を修復するには走って痛んだ部分の修復よりも費用がかかる場合もあるのです。
ですので、私はエンジンルーム内のゴム類を嫌がられてもチェックします。ゴム類が柔らかくクランプがきちんとしているエンジンはある程度安心できますが、そうでないものは、永らくエンジンを回しておらず、回していたとしても充分温まるまで走っていなかったと思われます。

916SpiderRubber.jpg

10年オチであってもアルファSpiderには必要にして充分な装備が付いています。個人的にはこれ以上は必要ないと思われますが、キーレスエントリーやナビゲーションシステムなどは好みに応じて後付けでも装備することができるでしょう。

916SpiderCockpit.jpg

唯一の問題はインパネの材質で、この樹脂は紫外線によって劣化し、ベタベタになってしまうのです。具体的には下の部品図で印をつけた部分ですが、仮に新品に交換したとしてもいずれは同じ結果になってしまいます。
解決方法は、一旦この部品を外して表面の樹脂を剥離剤で剥がして再塗装することです。この作業の際に自分の好みの色に塗り替えたりする方もいらっしゃるので、これも一つの楽しみと思えば気が楽ではないでしょうか(笑)

916Dashboard.jpg

オープンにとって幌は最もチェックしておく部分です。幌の張替えには工賃を含めるとびっくりする程のコストがかかります。また、リアウインドウは樹脂製ですので、傷や曇りがあるとどうしようもありません。
意外にぞんざいに扱われてしまうのですが、幌の開閉を行う際には、必ず平らな場所で行うようにすべきです。車体が傾いた状態で幌の開閉を行うと、幌骨が曲がってしまい、雨漏りの原因となります。
幌を収納する際にはリアウインドウの部分にヘンな皺ができないように畳んで収納するようにしましょう。冬場などで樹脂が硬くなっている場合はひび割れや傷の原因となります。
また、アルファSpiderに限って言えば、電動のオープン機構はトラブルの元となっているようです。初期型ですと手動ですので問題はありませんが、後期型の電動タイプを購入する際にはそれなりの「覚悟」が必要だと思います。

916SpiderMaffler.jpg

純正のマフラーは随分丈夫になりましたが、錆とは無縁ではありません。10年オチとなるとそろそろ錆が出て来る時期ですのでチェックが必要です。仮に交換するにしても社外品も含めてパーツは豊富ですので、これも「交換する楽しみ」と割り切るほうが良いでしょう。

916SpiderWheel.jpg

純正のタイヤサイズは16inchです。これも持論ですが、アルファSpiderに限らず、アルファ・ロメオにはインチアップは百害あって一利なしだと思います。どうしてもやりたいならば+1inchに留めるべきです。従ってアルファSpiderの場合には17inchまでということになります。どんなに格好良くても、それ以上のサイズのタイヤを履いている中古車は避けるべきでしょう。痛んだシャーシーは元には戻りません。

916SpiderTire.jpg

アルファSpiderはリアがマルチリンクとなっています。この形式のサスペンスションの弊害としてタイヤの偏磨耗があります。ある程度は止むを得ないのですが、ホイールアライメントが狂っていることにより症状が悪化しているものもありますので、できればアライメントを取り直しておくと良いと思います。

仮に中古のアルファSpiderを100万円で購入するのであれば、30万円の予算を追加して、その初期化に使用することをオススメします。
つまり総額で130万円となるのですが、それでも新車では400万円したクルマです。しかし、最初にかけるこの30万円が重要で、ここでその個体の程度に応じた初期化をしておくと、まずはトラブルの心配なしに、この名車を堪能することができるでしょう。
このブログをお読みいただいている方で、sylpheさんのように修羅場?をくぐってこられた方もいらっしゃいますので、足りないチェックポイントは恐らく追加でコメント頂けると思います(笑)

いかかでしょうか? アルファ・ロメオのSpiderに乗るという、非日常の対価としては極めてリーズナブルだと思うのですが・・・(笑)

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テーマ:アルファロメオ - ジャンル:車・バイク

コメント

ご指名いただきましたので(笑)

ご指名いただきましたので自分なりに思うことを書いておきます。
510さんはたぶん「問題外」という扱いにされていると思いますが、意外と多いのがタワーバー&ロワーバーが取り付けられている個体です。購入後に、よりダイレクトなハンドリング性能を求めて取り付けるのならそれは各オーナーの趣向の問題だとは思うのですが、すでに取り付けられている場合その個体は走行距離x1.5ぐらいで見てイイと思います。個人的にはSpiderは決して剛性の低いオープンカーだとは思っていません。ただ試乗されると分かるのですが、いたるところから軋み音がするためガタガタに感じてしまいます。これは緩衝材のスポンジ・ゴム類の影響がかなり大きいのではないでしょうか?
現に私のスパイダーは”湿気の多い日はいつもよりもガタピシ音が大きい”という冗談みたいなことが起こります(笑)
もし気になるようであれば内装パーツを一度外してシリコーングリスやブチルゴムテープなどで他のパーツと擦れる場所をコーティングすると驚くほど音がしなくなります。

  • 2007/05/20(日) 23:43:10 |
  • URL |
  • sylphe #7Vwe54W6
  • [ 編集]

コンソールの塗装は相当厄介だったと、塗装屋さん談。ただ、費用対効果は抜群でイッキにクルマが新しくなりました☆

  • 2007/05/20(日) 23:56:25 |
  • URL |
  • もとひろ #-
  • [ 編集]

ゴム類、確かに重要ですね。
ウチの405も2年前にゴムホース類をほぼ全交換しましたがそれだけで70万円以上の出費でした。
車の購入費用よりはるかに高いのはご愛嬌(笑)
プジョーもウインカーレバーやオーディオの蓋がベタベタしてきますよ。
それより酷いのは経年劣化による内装部品のプラスティックの割れで、ダッシュボード周りはそれはもう酷いモンです(苦笑)

  • 2007/05/20(日) 23:58:44 |
  • URL |
  • こ~んず #JalddpaA
  • [ 編集]

>sylpheさん
早速のご登場ありがとうございます(爆)タワーバー/ロワーバーに関しては忘れてました(笑)
これも百害あって・・・とまでは言いませんが、ボディ剛性には厳しい装備ですね。アルファ・ロメオはブッシュのゴム弾性とボディの捩れで曲がっていくクルマだと思っています。115系のSpider(ジュリア系)はその典型で、それから比べると916系のボディは頑強この上ない(笑)ボディ剛性だと思いますね。これでユルいというのはドイツ車の味付けに慣れたオーナーの感想ではないでしょうか?
ちなみにタワーバーを装備してフロントをブツけたら全損を覚悟しましょう。

>もとひろさん
殺風景な初期型のインパネですので、アクセント・・・と思えばオーナーのセンスの発揮できるところだと思いますね。
あと、安く上げたければ、耐水ペーパーで自分で剥離して塗装でしょう!

>こ~んずさん
それはスゴイっ!でもヨーロッパ車の樹脂パーツは劣化が激しいですね。まだパーツが出るものは良いですが、内装関連は欠品が多いですから補修するのも一苦労です。某クラブではハンダゴテの神様がいて、粉々に割れた樹脂パーツをまるで考古学者が骨の化石を繋げるように補修する名人がいます(笑)

ウチのはピアノブラックで塗装してもらいました!2万5000円だったかなぁ・・・?

自分で塗装、上手く出来ればいいのですが、目立つ部分でかつ自信がなかったので業者の人に頼んじまいました~(笑)

  • 2007/05/21(月) 00:19:14 |
  • URL |
  • もとひろ #-
  • [ 編集]

>もとひろさん
下地の樹脂を侵さないリムーバーを見つければ結構簡単なんですが・・・(笑)
仲良くお風呂に入ってゴシゴシ・・・ってのも変態っぽくって良いかも(爆)

私のgtvもペタペタになっています。悲。

  • 2007/05/21(月) 10:53:11 |
  • URL |
  • o #SFo5/nok
  • [ 編集]

>oさん
ここのベタベタはビンボー臭いですよね(笑)
この年代のイタ車はみんなこの樹脂を使ってるみたいで、あちこちで被害を聞きます。

え~忘れてただけですか~(笑)
センターコンソールのベタベタはGTVもSpiderもすごいですよね・・・私の一押しリムーバーは「Mrカラーうすめ液」です(笑)模型用塗料の伸びを良くするためのシンナーですが、これが絶妙でちゃんと表面シボが残ります♪同系列の商品に「Mrカラーレベリングうすめ液」と「ペイントリムーバー」がありますがこちらは取れすぎるので注意が必要です。100円ショップのマニキュア剥がしでも取れることは取れるのですが、こちらも取れすぎます(笑)
とはいえ自己責任ですので不安な方は目立たないところで試してみてください。

  • 2007/05/21(月) 19:00:27 |
  • URL |
  • sylphe #7Vwe54W6
  • [ 編集]

>sylpheさん
やはりラッカー系ですか。紫外線で劣化するということはベースレジンに感光性の樹脂が含まれているとは思っていたのですが・・・。リターダーをあまり含んでいないほうが落ちも良いでしょうから、Mr.カラーうすめ液なら大丈夫でしょうね・・・って実は私、プラモ小僧でした(爆)

やはりその手段しか無いようですね。
クーペフィアットもペタペタ病になるそうです。
フェラーリ348のコンソールパネルも。
ペタペタ。

  • 2007/05/22(火) 09:21:58 |
  • URL |
  • o #SFo5/nok
  • [ 編集]

>oさん
フェラーリもですか。ということは樹脂パーツは皆同じ材質で同じ作り方だったということですよね。じゃああの部品の価格差は???(笑)

初めてお邪魔します。
なんか916スパイダーのベタベタ話が気になって(笑)。
皆そうなんですね。うちのも結構キテマス。

  • 2007/05/22(火) 12:39:46 |
  • URL |
  • pekepeke #sSHoJftA
  • [ 編集]

>pekepekeさん
いらっしゃいませ~。ベタベタは材質による宿命ですので、オーナーの手がベタベタしてるから・・・とかいう個別の理由ではないんですよ(笑)
修復の方法は皆さんが書かれている通りですから、是非チャレンジしてみてください。

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