走ってナンボ

アルファ・ロメオを始めとする「ちょっと旧いイタ車」を一生懸命維持する中での天国と地獄をご紹介します。

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10年前のアルファ・ロメオはどーなのよ?(その参)

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長々と説明して来ましたように、アルファ155後期型以降のアルファ・ロメオは明らかに従来のアルファ・ロメオとは異なっていました。
私が新車で購入したアルファ155V6もエンジンを除けば、新しいアルファ・ロメオで、製造品質により発生するトラブルは激減しており、そのV6エンジンも一方で長期製造の効果で設計上の弱点はあるものの、個体としての問題は殆どなくなっていました。
つまり、アルファ155後期(Sportivaボディ)以降のモデルであれば、アルファ・ロメオだから…という特有の問題ではなく、中古の10年オチのジドーシャが持つ経年変化の、何を我慢し、何をリフレッシュするか…というポイントを決めれば、全然問題なく付き合っていけるのではと思います。

それでは、現実的に1996年~1997年式のアルファSpiderを中古で購入するとして、気をつけるポイントを挙げて行きましょう。
まずは車両価格ですが、だいだい中古車相場の実勢は100万円前後でしょうか。もともとの新車価格は400万円ほどでしたから国産車と比較すると高値と言って良いかと思います。
個体の金額の差は車検の有り無しであったり走行距離の差であったりなのですが、高いから程度が良いか…というと必ずしもそうではありません。10年オチの中古車は、整備環境から来るその個体の程度のバラツキが大きく、走行距離が短いこと=程度が良いこととは限らないのです。

まずはボディですが、当然のことながら錆の心配は殆どありません。事故歴、修復歴のみチェックすればOKでしょう。唯一気になるところはリアバンパーの建て付けで、微妙にズレている個体もありますが、新車時からズレているものもあったようですから、あまり神経質になる必要はないと思います。

916RearBamper.jpg

ドアの閉まりが悪い個体もありますが、ドアの重さのせいですので、キャッチを調整すれば大体は問題なくなります。
ただ、塗装に関しては悪名高い?赤色の退色は止むを得ませんので、この色を選ぶ場合は我慢するか、再塗装するしかないと思います。特に樹脂製部分(幌カバーなど)の退色が酷いので、安く仕上げようと思えば部分的に再塗装するだけでも、随分と見栄えが良くなりますので、購入する際に販売店との交渉材料にしても良いかもしれません(笑)

次にエンジンですが、ここはしっかりチェックしておくべきです。すでにご紹介したようにこの4気筒エンジンはフィアット製の腰下に、アルファ・ロメオ製のツインプラグヘッドを組み合わせ、振動を押さえるためにバランサーシャフトを装備しています。エンジンそのものの耐久性は大変優れていると思いますが、イタリア車のエンジンの特徴で、同排気量の国産エンジンに比べるとオイル量が多く、その管理が重要です。

916SpiderEngine.jpg

オイル交換のインターバルは5000km毎で、2回に1回はオイルエレメントも交換するのが良いでしょう。使用するオイルは好みもありますが、日本の気候であれば10W-40の化学合成油で充分だと思います。オイル消費はV6エンジンに比べると少なく、交換まで補充する必要はないでしょう。逆に補充しなければならないとしたら、何か問題がある可能性があります。
オイル交換履歴がはっきりしない中古車の場合は、買ってすぐにフラッシングとともにオイル交換をすることをオススメします。

916EngHead.jpg

オイル漏れのポイントはヘッドガスケットとオイルパン、そしてバランサーシャフトシールの3箇所です。ヘッドガスケットの場合はそれほど気にすることもありません。交換も容易ですし、部品代も大したことはありません。オイルパンから漏れている場合は、その個体の走行距離にもよりますが、下回りを打ったりしている可能性もありますので、リフトアップしてチェックしたほうが良いでしょう。
バランサーシャフトシールからのオイル漏れも多くなければさほど気にする必要はないと思いますが、タワーパーキングなどに駐車する場合は下のクルマに迷惑をかける可能性がありますので、オイルパンを置いておくか(笑)、シール交換をした方が良いでしょう。交換にはクラッチ交換と同様の手間がかかりますので、できればクラッチを交換する際に一緒にやりたい作業です。クラッチは乗り方にもよりますが、70,000kmから100,000kmは保つと思います。

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このエンジンの最大の問題は、タイミングベルトです。よく話題になる交換のタイミングですが、だいたい50,000kmと見ていれば良いかと思います。その際にはテンショナーやバランサーベルト、ウォーターポンプなども併せて交換となりますが、それなりの費用がかかります。
テンショナーベアリングですが、初期型はプーリーが樹脂製で耐久性に問題があります。その後に対策品に変更されていますので、確認して樹脂製のままならば、新車から無交換か若しくはベルトだけを「お手軽交換」した可能性がありますので、交換しておくことをオススメします。

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冒頭で書きましたように私なら、新車から乗りっぱなしの走行40,000kmの個体と、きちんと整備され、タイミングベルトなど全て交換された走行60,000kmの個体であれば、迷わず後者を選びます。
Spiderに限らずイタリア車の場合は、この走行50,000kmというのがひとつの区切りだと思います。

実は、私なりのエンジンのチェックポイントがあるのですが、そのお話しはまた明日…。

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テーマ:アルファロメオ - ジャンル:車・バイク

コメント

そうですね、中古で買う場合は如何に前オーナーが手入れしながら乗っていたかが重要ですよね。
距離は二の次で考えるのは正解だと思います。

  • 2007/05/19(土) 21:02:59 |
  • URL |
  • こ~んず #JalddpaA
  • [ 編集]

チェックポイントが気になる

510さんこんばんわ~
その1から興味津々で読ませてもらってます♪一応916Spiderばかり3台目なのでわたくしめもちょっと語っちゃいます(笑)
購入時、やはり前オーナーの手入れも重要なのですが、ショップに並んでいた期間も重要になってきます。あまり動かない状態で半年~1年くらい置きっぱなしのケースが結構ありますから購入時に店員さんに必ず聞いた方が良いです。走行20,000km台とかだとそれなりの車両価格が付いていますので逆に売れないで居座ってた車だったりしますよね。。。
あと、納車時にエンジンルーム左右のカバーを開けると納車整備を丁寧にやってくれているかどうかわかりますよ~。

  • 2007/05/19(土) 21:30:29 |
  • URL |
  • sylphe #7Vwe54W6
  • [ 編集]

>こ~んずさん
いつもご愛読いただきありがとうございます。距離をどーこう言うのは日本だけじゃないかと思います。まず程度が最初で、距離はその参考にすべきでしょうね。ヨーロッパ車のメーター戻しなんて簡単にできちゃいますし・・・(笑)

>sylpheさん
良いポイントのご説明ありがとうございます。実は明日ご説明しようと思ってたんですが(爆)、機械は動かさないことによる問題のほうが、動いた結果の問題よりも大きいことがあるんですよね・・・。

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