走ってナンボ

アルファ・ロメオを始めとする「ちょっと旧いイタ車」を一生懸命維持する中での天国と地獄をご紹介します。

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ハイブリッド車では・・・の反響

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先日の一連のブログテーマに関しては本当に多くの方から様々なご意見を頂きました。直接皆さんがご覧になれる「コメント欄」でご意見をいただいた方だけでなく、私宛に直接メールでご連絡いただいた方もいらっしゃいました。そしてその中には「なるほどなぁ…」という意見もあり、本当に「勉強させていただいた」と思っています。
しかしお蔭様で、一部の友人達から心配された誹謗中傷といったことは全くなく、反論された方も感情論ではなくきちんと論理的に反論を述べていらっしゃいましたので、今回取り上げたこの環境問題は、既に議論を深めるためには成熟したテーマであるということをつくづく感じることができました。

今日は、直接私宛にいただいたブログへの異論や疑問とともに、私からお返事させていただいた内容も紹介したいと思います。

1.「ハイブリッド車では地球を救えない」という論旨の根拠はハイブリッド車の性能が充分ではないということなのか?それとも絶対数が少ないからということなのか?絶対数が少ないからであれば、どんどん買うべきだという意見は決して間違ってはいないはずではないか?

A.ハイブリッド車の環境性能が従来の自動車に比べて優れていることはその通りだと思います。そして私もこのご意見は「総論としては何も間違っていない」と書かせていただきました。しかし問題はその数で、どんどん買ってもその環境へのインパクトは限られているのではと思います。その最大の理由はコストにあります。今や環境問題は一部の「心あるヒト」だけの行動によってどうなるものでもなく、経済活動の中で解決して行かなければならない問題となっているのではないでしょうか。
すなわち、「環境に優しいことは企業にとって利益になり、個人にとっても得をすること」とならないと、ハイブリッド車に限らず、どんな環境対策も普及していかないのではないかと思うのです。プリウスとカローラを比較したときにその燃費差で価格差を埋めるには、税制優遇部分を含めても10年近くかかるという試算結果も出ています。また同時に長期使用に関して(バッテリーの寿命とその交換コストなど)は、まだ未知数の部分があることも確かだと思います。こういった理由から、火急の環境対策としてはハイブリッド車の導入促進だけでなく、昔からの教えである「モノは大切に長く使う」という倫理感に根ざした行動も必要なのではと思ったのです。そして事実、今回の試算の結果でそれが証明できたのではと考えています。

2.ハイブリッド車の燃費の仮定が低いのではないか?プリウスのメーカー公表10・15モード燃費は35.5km/Lである。

A.ハイブリッド車の実際の燃費は諸説があり、また一部の燃費マニア?による非常識な運転方法による燃費向上のみを狙ったデータが流布していたりで、定かではありません。ちなみにこれらの燃費マニアを称して、「ECO(エコ)」ならぬ「EGO(エゴ)」ドライバーと呼ぶそうです。
都市部の運転形態(短い距離でのストップアンドゴー)ではハイブリッド車のメリットは発揮されているようですが、一方で高速道路での運転など長距離の場合ではあまり効果がないとも言われています。試算の前提として一般車の平均燃費も辛目の10km/Lに設定していますので、比較対象のための仮定としてハイブリッド車は一般車の倍…は妥当ではないかと思っています。

3.試算で3つのモデルを上げているが、新車の製造エネルギー消費を計算に入れるのであれば、廃車にするための消費エネルギーも加えるべきではないか?

A.ご指摘のとおりだと思います。仮に解体するための消費エネルギーを試算に加えると、現状モデルではさらに600万台分の解体にかかる消費エネルギーが増えることになるでしょう。しかし、残念ながらクルマを解体するときの消費エネルギーを仮定しようがなかったために、今回の試算には加えませんでした。
しかし、その考え方は非常に重要だと思います。どうも世の中はリサイクルすることが素晴らしいことと思っているフシがありますが、リサイクルするにもエネルギーを消費することを念頭におくべきで、そもそもリサイクルは最後の手段と考えて、まずはモノを長く使うことが先決だと思います。
トシがばれてしまいますが、私が子供の頃は兄弟で服は順番に着て、最後は雑巾になったものです。その雑巾も最初は畳の拭き掃除などに使い倒され、いよいよダメになったら最後はトイレの雑巾になり、やっとお役ゴメンとなるというほど、「もったいない」精神が生きていたように思います。

4.ハイブリッド車の販売増加率が低いのではないか、20万台から年率50%で増えると仮定しているが、ある一線まで増えるとそれ以降はもっと爆発的に増えるのではないか?

A.確かに仮定ですので様々なご意見があるかと思います。世界規模で見たときには、これからハイブリッド車の販売はその生産能力(自動車メーカーのハイブリッド車製造計画による)から見ても50%以上はあると推測できますが、一方で日本国内の自動車保有台数は飽和状態にあります。ブログにも書きましたが、買い替え需要のみでの増加と仮定すると年率50%の増加という仮定は、私自身はかなり妥当な仮定だと思っています。またある市場調査会社の予測によると、2010年以降はハイブリッド車の販売は逆に頭打ちになるという予測もされています。いずれにせよ、ここ10年が勝負?でしょうから自動車全体の台数に比べて考えたときには、仮に年率100%(倍々ゲーム)であったとしてもその絶対数はまだ少ないのではないかと思います。

このように、いただいたご意見は本当にマジメなものばかりでした。
私自身は決して爆弾発言をしたつもりはないのですが、私の暴論が少しでも自動車を趣味とする皆さんが、環境問題を多面的に考えるきっかけになればと思います。本当にありがとうございました。

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コメント

確かにキチンとしたご意見が多いようですね。
車に限らず、多方面からこれからの環境を考えて、実際に効果のある(理論に終わらない)方法をメーカーだけでなく、個人レベルでも実践していく事が重要なんだと思います。
その選択肢の中に、乗り換えや長く使う、があるのだと思います。
車好きである以上、環境は決して無視出来ませんしね。
私も今回は勉強になりました。
ちなみに画像の車、私もある部分の製造を担当していましたよ。

  • 2007/04/17(火) 23:13:15 |
  • URL |
  • こ~んず #JalddpaA
  • [ 編集]

>こ~んずさん
ちゃんと議論ができるのは素晴らしいことだと思います。仰るとおりで、自分で自然体でできることを始めるのが一番良いと思いますね。
でもインサイトって最もホンダらしいクルマだと思いますね。往年のCVCCの初期を思い出してしまいます(古っ!)

議論はいい事ですよね。
私達は(510さんは特に)ずーっと同じ車に乗り続けるエコでいきましょう(笑)
それにしてもCVCCは古過ぎますよっ!RSとか(^^;
しかし、インサイトはわざわざ2シーターにしてひたすら燃費だけを追い求めた変な車だと認識しています。
実用性から見れば某プ○ウスにはコンセプトから負けてしまっています(笑)
どんなに燃費が良くても、ねぇ・・・(苦笑)

  • 2007/04/18(水) 10:44:32 |
  • URL |
  • こ~んず #JalddpaA
  • [ 編集]

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自動車解体

自動車解体業者ってあるんですね。長年使ってきた愛車を処分することにした。ディーラーだと値段がつかず引取り費用を取られてしまうが、自分で自動車解体業者に頼めば、自動車リサイクル法のことがあったりするので、逆にお金をいくらかでも貰える可能性があるんだそうです

  • 2007/04/18(水) 18:36:40 |
  • 自動車解体!

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