走ってナンボ

アルファ・ロメオを始めとする「ちょっと旧いイタ車」を一生懸命維持する中での天国と地獄をご紹介します。

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600万台の行方

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昨日は、年間600万台の新車が日本国内で販売されているにもかかわらず、総量としては3万台しか増えていないと書きました。
では、昨年1年間でいったい何台が廃車になっているのかと調べて見たのですが、実は確固たる統計資料が見当たりませんでした。
しかし、大雑把ではありますが、以下の計算式で廃車ではなく抹消登録された自動車の数は推定できます。

前年度保有台数+当年度新規登録台数-当年度保有台数
この計算式を2006年度にあてはめてみると…、
7466万台+600万台-7469万台=597万台となります。

このことから、2006年についてイメージされる状況は、7466万台の自動車オーナーのうち597万台のオーナーは、クルマを廃車にするか下取りに出して新車を買い、503万台のオーナーは同じくクルマを廃車にするか下取りに出して中古車を購入し、3万台のオーナーが新しく自動車(新車か中古車)を購入し、597万台が抹消された…と言えるのですが、この597万台は本当に廃車(解体)になったのでしょうか。

2005年度の自動車リサイクル法の運用開始時に、経済産業省は廃車になるクルマを約400万台と試算していました。ところが実際に正規のリサイクル業者で解体されたクルマは300万台と100万台も少なかったのです。
経済産業省はこの理由を、そもそも400万台が多く見積もりすぎたと弁明しているようですが、確かに過去の統計から見ると、400万台程度は抹消登録されるでろうと予測したことは、決して過大であるとは思えません。
どうやら理由は脱法的な廃車、すなわちリサイクル料金を払わずに業者によって不正に解体されたクルマが多くあったというのが本当のところのようです。
経済産業省はリサイクルシステムの欠陥を認めたくないので、試算の誤りということで逃げようとしているようですが、それでも297万台もの廃車が脱法的に行われたとは考えにくいです。

確かに、この数字は抹消登録されたクルマの台数ですから、その中には中古車として輸出をされたり、ナンバーを切って在庫となっている中古車なども含まれているのです。
そこで、中古車の輸出について調べてみたのですが、中古車の輸出に関する統計は横浜貿易株式会社という会社が、詳細な統計を発表していただいています。残念ながら2006年の統計はまだ出ていなかったのですが、2004年度を見ると811,106台が輸出されていました。
しかし、面白いのがその内訳で国別/車種別に集計されている中で上位10カ国(輸出全体の76%の台数)を以下にご紹介します。

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意外なのはイギリスで、この中古車は日本で廃車になるようなクルマが輸出されているのではなく、イギリスでの日本車人気を反映していると思われます。一方でニュージーランドは微妙で、現地では自動車が高関税で高価なため、安くて性能の良い日本の中古車が人気とのことですので、かなり古いクルマも輸出されていると思われます。UAEはランクルなどの高級中古車と激安中古車が入り混じっているのでしょう。ロシアに関しては言わずもがなです。

全体として中古車輸出台数は漸増しているとのことですが、仮に2006年も2004年の水準であったとすると、上記の抹消登録台数597万台のうち80万台は輸出されて海外で生き残っているということになります。さらにこの数字には先に述べたように、ナンバーを一時的に切って保管されている中古車の在庫なども含まれているでしょうから、合法違法を問わず510万台が解体されたとは言えず、実際には解体された自動車はもっと少ないと思われます。

いずれにせよ、日本から年間597万台の自動車が抹消されているわけですから、単純にこの数字を保有台数で割ると、日本国内での一台の自動車の寿命を大雑把ではありまが、算出することができます。すなわち…、
7469万台÷597万台=12.5年
となり、これがオーナーが変わったとしても一台の自動車の平均寿命サイクルとなるワケです。
ということは、これから新規に増える自動車が全てハイブリッド車であったとしても日本国内の自動車が全てハイブリッド車になるためには、「最低でも」12.5年かかるということになります。

ところがハイブリッド車の昨年末時点の登録台数は国内で20万台しかないのです。7469万台のクルマの中で20万台しかないのですから、その割合はわずか0.3%です。これではハイブリッド車が普及する前に石油が枯渇してしまいます。

ここまで考えると、私には「果たしてハイブリッド車は地球を救うのか?」という疑問が…というか救うとはとても思えなくなってしまいました。長々と前提をおハナシしてしまいました。では、明日はいよいよ私の暴論(苦笑)を展開したいと思います。

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コメント

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ブログマスター

  • 2007/04/11(水) 22:33:59 |
  • URL |
  • ブログマスター #-
  • [ 編集]

むぅ、凄い数値ですね。
明日を待たずに暴論言っていいですか?
ガソリンがリッター2000円くらいに全世界でなったら凄いエコですよ(笑)
だってほとんどの人が車に乗れなくなりますから。
当然自動車メーカーのほとんどは潰れるから資源は使われず、リサイクルも劇的に減るので更にエコになりますね。
ヤバイヤバイ、段々無茶苦茶言いそうだ(爆)

  • 2007/04/11(水) 22:44:54 |
  • URL |
  • こ~んず #JalddpaA
  • [ 編集]

>こ~んずさん
スゴイ暴論ですな(笑)
実は経済モデルを使ってシュミレーションを考えてるんですが、まだ計算結果を出してないんですよ。結果についてご期待ください。予想としてはたぶん目からウロコだと思うのですが・・・。

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