走ってナンボ

アルファ・ロメオを始めとする「ちょっと旧いイタ車」を一生懸命維持する中での天国と地獄をご紹介します。

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アルファ・ロメオのカレンダー(1996年版)

1995年までのカレンダーがどれほど素晴らしかったかは散々ご説明してきましたが、本日ご紹介するのは1996年版のカレンダーです。
正直、このカレンダーを最初に見たときは「がっかりした」ことを鮮明に覚えています。
しかし、先日ご紹介したアルファ156のカレンダーと同様に、この年に発表された新しいSpiderを紹介したこのカレンダーは、アルファ・ロメオのSpiderの系譜を見事に表現しているカレンダーだと思います。

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1996年のアルファ・ロメオにとって、この新しいSpiderが受け入れられるかどうかは相当心配であったろうと思います。1966年に発表された115系のSpiderは、最終的なSr.4に至るまで30年近く愛され続けて来たモデルです。
そして、115系のSpiderからシャーシーもエンジンも完全に決別し、それまでのFRからFFへと全く新しくなったSpiderは、それまでのどのアルファ・ロメオとも異なる、というかどのクルマとも異なるスタイリングだったのです。
デザインを担当したピニンファリーナは、当時のチーフスタイリストであったエンリコ・フミア氏にその大役を任せ、彼はこの斬新なスタイリングでそれに応えたのですが、発表から10年が経過した今でこそ、このSpiderはその非凡で未だ色あせないスタイリングを賞賛されているのですが、発表当時はそれまでのピニンファリーナに期待されていたオーソドックスで流麗なスタイリングからかけ離れていたため、賛否両論渦巻くという状態だったのです。
しかし、アルファ・ロメオにとって歴代のSpiderは、単にオープンモデルというだけでなく、そのスタイリングがそれまでのモデルとは全く異なる、「未来への提案」であったことをこのカレンダーでアピールしようとしていることが分かります。

1900C52 Disco Volante Spiderで1996年はスタートします。このモデルが1952年の発表当時、どれほど意表をついたものであったかを思い起こさせることにより、まずは新発表のSpiderを説明しようとしたのではないでしょうか。

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そして、次に登場するのが1955年発表のGiulietta Spiderです。ピニンファリーナによる可憐で流麗なこのデザインは、以降のアルファ・ロメオのSpiderに期待されるイメージを定着させたモデルと言えます。

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ところが、アルファ・ロメオは同時に全く異なるデザインのSpiderも発表しているのです。1954年の1900 Sport Spiderは生産台数こそ少なかったものの、アルファ・ロメオはSpiderに対して単に美しければ良いとは思っていないことを表しています。

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そのもうひとつの例として1955年の750 Competizioneを取り上げていますが、これも珍しいモデルでこれほどまで取り上げられたことはなかったのではないでしょうか。

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そして登場するのが1966年に発表された1600 Spider Duettoです。ボートテールと呼ばれた独特なリアの部分を紹介することにより、アルファ・ロメオはいつの時代も革新的であったことを強調しています。

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という流れでこの916系Spiderを最後に見ると、アルファ・ロメオのSpiderに込めた意図が理解できるから不思議です。

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実は私、このSpiderを初めて見たときは正直あまり好きになれませんでした。しかし、このカレンダーと1年過ごしてみて、アルファ・ロメオのSpiderに込めた何か確信犯的な意図を感じることができました。
そして…
10年が経った今、自分がそのSpiderに乗っているのだから不思議なものです。

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テーマ:アルファロメオ - ジャンル:車・バイク

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