走ってナンボ

アルファ・ロメオを始めとする「ちょっと旧いイタ車」を一生懸命維持する中での天国と地獄をご紹介します。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Fun to Drive Tank?

気がついたら10000アクセスを突破していました。昨年の11月に引っ越して来て以来、何か勢いで更新して来ましたが、こんなマニアックなブログを多くの皆さんに読んでいただき本当にありがとうございます。
これからもテキトーに頑張りますので(笑)、引き続き応援をよろしくお願いします。

さて、一部の読者の方から「アルファ・ロメオは何処へ行った~?」とお叱りを受けてしまってはいるのですが、今日も引き続き陸上自衛隊広報センター潜入記?でお楽しみいただきたいと思います。

外からは見えない中庭に展示されている車両は、ほぼ自衛隊の正面装備を網羅する内容です。実は、軍用車両に限らず自動車も含めて博物館に展示されているものは、結構錆びたり朽ち果てているものが多いのですが、さすがにここは自衛隊の展示物だけあって、手入れが行き届いています。恐らくここに展示されている車両は、いざとなったら少し整備するだけで再び装備として機能するのであろうと思われます。

中庭に出て手前の両端に向かい合わせで展示されていたのが自走榴弾砲と呼ばれる、所謂「移動する大砲」です。榴弾砲とは戦車などが装備する直接照準して発射する大砲とは異なり、砲弾が弧を描いて飛んでいくため、相手から見えない状態でも攻撃できるという、歴史の古い大砲です。大昔は馬やヒトが引っ張って移動していたのですが、それを自走式にしたのがこの自走榴弾砲なのです。

DSC00519.jpg

この75式自走155mm榴弾砲は、1975年に正式採用され、車体は三菱重工で砲塔は日本製鋼所が製造しています。車体重量は見かけによらず意外に軽く、25.3t(苦笑)だそうですので、90式戦車との重量差は装甲の軽さに起因する差でしょう。

DSC00521.jpg

エンジンは、三菱重工の6ZF空冷2ストロークV型6気筒ディーゼルで、最高出力450hp/2,200rpmとまだ感覚的にも理解できる数値で、最高速度は47km/hとのことですので、戦車のような高速機動が必要のないこの種の車輌としては充分なのでしょう。事実、自走榴弾砲は走行しながら大砲を撃つなんてことは絶対になく、自走はあくまで移動するための手段なのです。
この自走砲の最大の特徴は、自動装填装置を備えていることで、155mmという大口径の砲弾を毎分6発というスピードで発射することができます。現在は徐々に99式自走榴弾砲に装備改編されているようですが、まだまだ現役で見ることができるご長寿装備です。

一方で、その向かい側に展示されている74式自走105mm榴弾砲は、稀少車と言えます。その理由は性能が中途半端(というか開発仕様に問題があった)であったため、前記の75式自走155mm榴弾砲に装備が統一されてしまい、結局20輌しか生産されなかったからなのです。
ただこの車輌の設計思想はユニークで、アルミ合金でできた車体はこのテの自走砲としては画期的に軽く、車重はわずか16.3tに押えられています。そのため浮航用キットを装着することにより、水上航行を行う事ができるのです。車体は小松製作所製ですが、エンジンは三菱重工4ZF2ストロークV型4気筒空冷ディーゼルで、300hp/2,200rpmながら最高速度50km/hを達成しています。

DSC00522.jpg

DSC00523.jpg

次に目に飛び込んできたのは、戦車と言えば…の74式戦車です。
この74式戦車は61式戦車の後継として開発された第ニ世代に分類される戦車なのですが、その特徴は90式戦車の角張った車体に比べてスマートな、被弾経始のための流線的な装甲にあります。
そして、この74式戦車はいまだに自衛隊内にもファンの多い名車?なのです。

DSC00525.jpg

エンジンは三菱重工10ZF22WT空冷2ストロークV型10気筒のツインターボ・ディーゼルで、最高出力720hp/2,200rpmを絞り出し、車重38tを最高速度53km/hで走らせます。 特徴的な油圧サスペンションは90式戦車にも受け継がれた姿勢制御のための機能なのですが、ストロークが大きく、悪路での走破性能に優れており、2サイクルツインターボのエンジンはパワーバンドが狭いが一瞬のダッシュ力に優れるため、結果としてこれも悪路の機動性に寄与しているそうです。
また水密構造のため水深2mまでなら潜水渡河ができ、砲塔は手動と電動で動かせるため、エンジンをかける必要がなく、静かに戦闘態勢を整えることができます。もちろん当時のハイテク技術で弾道コンピュータや赤外線夜間照準装置なども装備されています。
さらにセミオートマのパワーシフト式の遊星歯車ミッションはトルコン・スリップがないので、操縦手の感性に基づいた操縦が可能となってるため、戦車隊員からも、「単純、軽快で信頼性が高く、乗っていて楽しい」と言われているそうです。

残念ながら、戦車は兵器ですので乗っていて楽しくても、敵より弱ければどーしようもないのですが、幸いなことに、日本の自衛隊の陸上兵器はその本来の目的には使われたことがまだありませんから、こんな暢気なことを言っていられるのでしょう。
私達が、乗ってて楽しいからという理由で、戦闘力のない旧車でサーキットへ出かけていくのと同じ感覚なのかも知れません。

さて、今まで観察して来て気になったのが、自動車の車輪にあたる転輪と呼ばれる部分と、同じくタイヤに相当するキャタピラです。
写真のように転輪にはゴムが貼り付けてあります。もちろんゴムは板ゴムで中がチューブになっているワケではありませんが、それでも振動や騒音を多少なりとも防ぐ効果があるのでしょう。

DSC00524.jpg

また、キャタピラもゴムが貼り付けられているタイプのものと、鉄のままのものがありました。これも恐らく上記と同じ理由なのだと思われます。

DSC00536.jpg

実際にこの2種類のキャタピラでは、運動性能の違いはあるのでしょうか?
乗り味がどう異なるのか興味が湧いてきましたが、こればかりは実際に操縦している隊員の方に聞いてみるしかないでしょう。

DSC00537.jpg

今回は大砲が付いた車輌を重点的にご紹介しました。もっと見たいという方も、もう勘弁…という方も、長らくお付き合い頂いている今回の訪問記ですが、明日は泣いても笑ってもその最終回をお届けする…予定です。

クリック↓お願いします!
b_01.gif

スポンサーサイト

テーマ:ドライブ - ジャンル:車・バイク

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://ig510190.blog83.fc2.com/tb.php/139-8cc784c6
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。