走ってナンボ

アルファ・ロメオを始めとする「ちょっと旧いイタ車」を一生懸命維持する中での天国と地獄をご紹介します。

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ALFAROMEO Sport Collection 27

アルファ164以前のアルファ・ロメオのBerlinaは、どちらかと言うと無骨なデザインが多いと思います。それは決してデザインに手を抜いていたワケではなく、アルファ・ロメオが奇をてらわずにBerlinaに求められる機能を追及した結果だと思います。
本日ご紹介するAlfettaもその美しいGTと対照的に、Berlinaは何の変哲もないセダンではありますが、当時としては革新的なレイアウトを持つ、スポーツ・セダンだったのです。

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以前にAlfetta GTの項でご説明したように、このトランスアクスルとド・ディオン式のリアサスペンスションは、本来はGPカーのためのレイアウトとして採用されたのですが、このAlfettaに関してはセダンの居住性や運動性能に革新をもたらしました。現在では殆どの乗用車のエンジンは、横置きでFFと呼ばれる前輪駆動が主流です。このレイアウトはひとえにエンジンルームをミニマムにし、居住性を確保するための手段であると同時に、エンジンやミッションなどのメカニカルコンポーネントを一体化し、製造コストを低減する目的で採用されているものです。

一方でAlfettaの場合は、縦置きの4気筒エンジンながらこのトランスアクスル方式により、従来はエンジンの後ろについていたギアボックスをエンジンから切り離すことが出来、エンジンルームを短くすると同時に前席の足元を広くする効果をもたらしました。セダンにとって同じサイズでありながら、ライバルより室内長が長く更に広いということはそれだけで大きなアドバンテージとなるのです。そして、リアに置かれたギアボックスは重量配分に貢献し、しかもエンジンが縦置きであるために、全ての重量物が車体のZ軸(縦中心)の周りに配置されることになり、セダンでありながらスポーツカー並みの重量バランスを達成したのです。
更にド・ディオン式のリアサスペンスションは、バネ下重量を軽減するとともに、セダンのように乗車人数によって重量が変化するクルマでもタイヤのキャンバー角が変化しないという利点をももたらしました。

もちろん、こんな良いことだらけの方式であるならば、何故他社も採用しなかったのかと言うと、ひとえにその製造コストにあったのですが、アルファ・ロメオはその利幅を減らしてまで(というかコスト意識があまりなかった?)この方式を採用したのは、たとえBerlinaであってもアルファ・ロメオなんだから…という自分達へのコダワリであったのかも知れません。

かくして、日本でも小林彰太郎氏を始めとする著名な自動車評論家の重鎮の皆さんが、こぞって新車で購入し、その運動性能を絶賛したこのAlfettaは、そのレイアウトを90年代のSZ/RZ(ES30)にまで引き継ぐ伝説の?レイアウトとなったのです。

今回付属するミニチュアモデルはこのシリーズの中でも極めてユニークなものです。それはこのAlfettaが発売されたときに、その優れた性能を実証するべく、ラリードライバーのGiancarlo Baghettiと彼の友人のイタリアの週刊誌OGGIの記者Gianni Taroniが企画した、市販量産車による「大陸南北縦断ラリー」に出場したAlfettaをモデル化したものです。ラリーの結果は、このノルウェーから南アフリカまでの総距離26,057Kmを29日間と14時間で無事に走りきったのですから、その性能と信頼性は大したものだったと言えるでしょう。

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一方で、アルファ・ロメオのBerlinaは歴代のモデルが警察車両として採用されています。前回アルファ75の項でご紹介した、マニアックなCARABINIERIシリーズにもこのAlfettaの警察車両バージョンがあります。何の変哲もないセダンですが、この「働くAlfetta」は何だか格好良いと思うのですがいかがでしょう?

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